尖閣ショウダウン（その3：紛争3日目） | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
中国軍はここにきて空母打撃群の投入を決定します。 国家方針が「列島線制圧・先島諸島・沖縄」なのでペナルティなしに投入可能なのですが、２人プレイなら欺瞞のため一時的なVP献上（ルール17.2.2）を行うでしょう。 ともかく中国軍は東シナ３に空母打撃群を配置しました。 これで兵力バランスは再び中国側有利に傾きます。 AWACS調整で、中国軍は１ユニット、日本側は２ユニットが回復します。 次に制空権決定です。中国はAWACS＋殲10を投入。 日本はAWACSとF15J改(半減戦力)×２ F15J(半減戦力）×１を投入。殲10を撃破し、ついに制空権をとります。 続く先攻決定でも日本側が先攻を確保します。 第一アクション 日本側は、Op#2海上移動/戦闘（水上）で呉艦隊を那覇から宮古に移動させます。 中国軍は同じくOp#2で空母群を尖閣周辺に移動させました。 イベントは2ｰ5中国側の奇襲攻撃。 中国
尖閣ショウダウン（その２：紛争２日目） | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
２．紛争２日目 まずAWACS調整ですが、自衛隊のAWACSは１ユニットのみ使用済みなだけなので、ダイス判定をするまでもなく、自動的に回復します。 制空権決定では中国軍がAWACS×１・Su30×2・殲10×１を出動させましたが、自衛隊は今回も温存策にでて出動なく、このターンの制空権も中国軍が確保しました。 ただし、中国軍は戦闘機が損耗している上、制空任務に割り当てられた航空ユニットはアクションフェイズで使用できないため、結果的に自衛隊にかなりの行動の自由を与えてしまうことになります。 先攻、後攻決定では中国軍が先攻を確保しました。 第一アクションフェイズで中国軍は「Op#21（陸上）陸上部隊の上陸」を選択。八重山諸島の西表、風見、石垣に陸軍ユニットをすべて上陸させました。 ★マーク４つ中３つを押さえ、支配を確立します（ルール6.0）。 一方自衛隊はOp#16（航空）航空機によるASW攻撃
尖閣ショウダウン（その１：紛争初日） | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
第一ターンは制空権決定から始めます。 本誌リプレイでは自衛隊は肩すかし（つまり１機も制空任務に上げない）、中国軍は自衛隊の出動可能ユニット２＋１で３ユニット、AWACSはなしという展開です。 今回は初めてのプレイということもあり、これに倣ってみました。 「専守防衛」の場合、中国が撃たない宣言をしたら、日本側からは撃てなくなるので、制空にあがったユニットは完全に遊んでしまいます。そして中国は３ユニットを制空任務にあげれば、確実に制空権を確保できます。 その代わり肩すかし戦法によって逆にこの３ユニットが遊んでしまうのです。 ただし、自衛隊の方針が「強硬姿勢」であるなら、ここで全力で迎撃の選択枝もあります。 自衛隊機はどれも2ステップを持つため１度の空戦で除去されることはありません。 ですからどうせ制空権をとれないなら、AWACS付きで2ユニットとも迎撃にあげ、早期に中国空軍の消耗を強いる手はあ
尖閣ショウダウン（その０：紛争前夜） | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
尖閣ショウダウンは、尖閣諸島の領有を巡り、中国と我が国の自衛隊がもし不幸にも武力衝突に至ったらという事態をシミュレートするゲームです。 テーマのタイムリーさとインパクトから売れ行きは好調だったようで、もう在庫はないようです。そもそもシミュレートとは「何かを知りたいから行う」のであって、その何かが多くの人が興味を持っている事柄であれば、需要が伸びるということなのでしょう。 人によってはその何かは「もし上杉謙信が早死しなかったら」であったり「ミッドウエイ海戦で日本軍が米空母にもっと慎重に対処していたら」であったり、「独ソ戦において、独軍はモスクワにあと半月早く迫れなかったのか。」であったりするわけですが、それらよりもより多数の人にとって「知りたい」度の高いテーマであるということかもしれません。 さて、このゲーム、ルールの基本はシンプルなのですが、複雑な国際情勢を落とし込むため、ハイテク兵器戦の
せんかくとけんしん | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
最近購入したゲームの話題を２つ。 一つ目は今話題沸騰中の「尖閣ショウダウン」です。 CMJオリジナルゲームで、デザイナーさんはアジフリと同じ方。 まだざっとルール斜め読みしただけなんですけど、フリートシリーズ＋レッドラという趣のゲーム。 現代戦は旧来型のウォーゲームの文法ではなかなかゲーム化しにくいのか、多様に変化する政治情勢への対応や、不明な各国の行動原理といった、独特なルールがてんこ盛りです。 そのせいか、手順の説明やセットアップ情報といった最初に読んで頭に入れたい部分に行き着くまでに、結構たくさんページがあって、ちょっと年寄りには堪えました。 売れ行き的には絶好調のようで、尖閣問題の注目度の高さを物語っています。 私もしばらくルールブックと首っ引きで、楽しみたいと思い、まずは並べてみました。 私はシミュレーションの本来の目的であるはずの「未来予測」ができる点において、近未来戦ゲームが
目に見えるものと見えないもの | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
転勤が頻回な職場にいるため、私のヲタク臭だけをかぎとった初対面の上司から、うっかりシステム管理（職場のOA機器のお守り）を命じられたりすることがあり、とても迷惑していますので、わたしはデジタルデバイドな人であることを、折りにふれ公言することにしています。 私にとってパソコンは 「整った字で書類を作れる便利な鉛筆」 「ちょっと多機能な電卓」 程度の機械でしかありません。 仕事で使えと言われているので仕方なく関わってますが、もし使わなくても良いと言われれば、即時に縁を切りたい。もっとも最近は 「ゲーマーさんと時間を選ばず話せる電話」 という機能も発揮しているので、このパソコン嫌い主義はちょっと揺らいでますけど。 いずれにしても、電化製品の調子が悪くなったらとりあえず叩いてみればっていう昭和な人なわけですから、そんな私にOA機器のお守りなど出来るわけはありません。 ただ、こんな私でも、OSを他か
リアル信仰 | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
たぶん小学校に入学する際のお祝いで、学研の図鑑を一揃い親戚からいただいた。 動物・植物・昆虫・鳥・魚の５冊セットだったと思う。 でも実はその１年前の幼稚園の入園祝いに、親から小学館の動物・昆虫の図鑑も買ってもらっていて、動物と昆虫に関しては２社分の図鑑が家にあることとなった。 親には申し訳ないけど、私は後から届いた学研の図鑑の方が好きだった。学研の図鑑の方が写真が多用されており、装丁もあか抜けていたからである。 小学館の方は表紙やケースこそ写真だったけど、中身は絵が主体だった。 その絵も小学館の方はタッチがやや野暮ったく、学研の図鑑の絵の方がよりリアルだった。 印刷技術や紙質の違いも影響していたのかもしれない。 総じて、リアルさの演出という面において、学研の図鑑のほうが１枚上手だったのである。 図鑑の絵は絵でありながら、「リアルさ」を求められる。当時からリアルっぽさを追求することの楽しさを
テスト再開 | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
袋小路にはいってしまってた、「戦略級ミッドウエイ」ですが、ルールをリニューアルしてテストを再開することにしました。 ４月後半にまとまった時間ができる予定なので、それで一気呵成に仕上げたいなと思ってます。 並行してもりつちさんのソロモン夜襲戦リニューアルのテスト、帝海のリニューアルテストなども予定中。
この春のおかいもの | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
大学生の息子が、この春から大学院生になり、もう２年間ほどすねをかじり続けてくれることになっためでたい春。 花粉やら怪しい化学物質やら腐海の胞子やらが飛び交う毎日でもありますが、年度も改まり心機一転、新生活を始める季節でもあります。 そんなわけで、最近アマゾンとクロノさんから一つづつ、買い物をしました（意味不明）。 アマゾンさんからはこちら。 エドウィン・ホイト著の「サンゴ海の戦い」 主にアメリカ軍の視点から、史上初の空母戦である珊瑚海海戦について描いた本です。 実はこの本は、高校生の時に買ってもっていた筈の本でしたが、大阪の実家を処分した際、一緒に廃棄されてしまったのでした。 かなりの古本ですが、どうしてももう一度手にしたくなってアマゾンで探しました。 空母と間違われて日本機にメッタうちにされたネオショーの生存者の漂流の描写に、割と多くのページを割いているのが他の戦記とは異なる特徴です。
勝利条件 | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
謙信上洛の２２勝利条件を見て、ニマニマしてしまった。 このゲーム、勝敗判定で１５ターン・・・もとい１５イニング終了時に得点が30以上だと上杉勝利、２９以下だと織田勝利なのですが、そのほかにサドンデス条件があります。 織田信長が討ち取られたら織田軍サドンデス。 上杉謙信が討ち取られたら上杉軍サドンデス。 まあ、そりゃあそうでしょう。 そのほかにこういうのがあります。 「一方のプレイヤーがゲームを続ける気力を失った。」 なんてわかりやすくて、なんて難しいサドンデス条件でしょうか。 一方のプレイヤーがゲームを続ける気力を失うのはどういうシチュエーションでしょうか。 まあふつうに考えて、どう見ても形成不利で、挽回が不可能に思われる時に気力を失うんでしょうね。 と、いうかほかに考えられないことが前提で書かれていると思うんですよ。 でも、ちょっとまって下さい。 「続ける気力がなくなる」理由はほかにあり
またもゲーマーさん飲み会 | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
先週16日の土曜日は、夕方に京都に集まって、ワニミさん、K中さん、ぐちーずさん、私でゲーマー飲み会。 ホントはゲーム会やったあとの飲み会が理想だったんですが、私が日中都合がつかず、飲み会だけになりました。 まあ、仕事の飲み会が仕事のうちなら、ゲーマーさん飲み会はゲームのうちです。 例によって楽しいひとときでした。仕事の飲み会と違って気を使いませんしね。この歳になって、気がねなく飲めるのってホント幸せです。 色々な話をしたようで、実のある話はあまりなかったようで。 私は、自分の才能の無さゆえに、陸物作戦級の良さがわからないけど、あくまでそれは「私に」原因があるのであって、ゲームの方がダメなわけではないと思うみたいな話をしたようなしないような。 それから、あるプロジェクトのため、帝海と戦略級ミッドウエイ改のテストを申し込みました。面白いかどうかわからないゲームに貴重な時間を割いていただくのは、
絶賛ひきこもり中 | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
昨日の昼すぎからなんか調子わるくて、今朝は医者に寄ってから出勤することにしました。 医者行って体温計ってくださいといわれ、体温計をもらいました。 熱は39度。 この体温計壊れてへんかい？って思ったのですが、そういえば昨日風呂に入ったとき「なんかぬるいなあ。」と思ったのは、風呂の温度と体温があまりかわらなかったからかと納得。 熱が高いので一応検査しましょうといわれ、鼻に綿棒つっこまれて待つこと20分。 インフルエンザB型陽性と書かれていました。 そんなわけで、家族にうつすと色々面倒なので、部屋に引きこもっています。 食事もこんな風にゲームの上で食べたりして。 タミフルの効果は素晴らしく、明日は熱も下がるのではないかと思うのですが、発症５日は外出禁止だそうで、職場には小さい子のお父さんや妊婦さんもいますから、おとなしく家で引きこもっていることにします。
本日はゲーム会 | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
本日はワニミさん宅で行われる有岡会でした。 前回の彦根会にひきつづきGMT社のダウンタウンをマスターしようという勉強会的会合でした。 参加人員は、私、ぐちーずさん、家主のワニミさん、遠路はるばる横浜からおいでのもりつちさんの４人でした。 ダウンタウンはなかなか骨のあるゲームですが、復帰直後からマスターしたいと思ってました。 約七年ごしにようやく実を結びそうです。 一人ではなかなかそのような域に達しなかったですが、これもお仲間がいればこそ。 ダウンタウンは当ゲームクラブ会員の所有率が非常に高いゲームです。 いかにキワモノ好きの集団ってことではないでしょうか。 シナリオD２、D6をしました。一連の流れが頭にはいったので、ようや次はくゲームを楽しむレベルにまでいけるのではないでしょうか。 そして家に帰ってくると、The Last Stand#6の見本誌が届いていました。
ゲーム周辺の色々について | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
ゲームのための時間というのは、対戦をしているまさにその時の時間以外にも沢山あります。 どんな趣味も概ねそうだと思いますが。 例えばマラソンが趣味で各地の大会に出てる人が、日々走り込みしたり、マラソンシューズのメンテナンスをするのと同じように。 1 ルールを読む どんなシミュレーションゲームも必ずルールをまず読まなくてはいけません。 これは時間さえあれば、場所を選ばずできます。i-Padにデータ化して持ち運びするなんて方もいますが、私はデジタルデバイドな人なので、ルールブックそのものを通勤カバンに入れて持ち運び、勤め帰りの電車内で読むことが多いです。 朝勤め先に行くのにも同じ時間かかってますが、たいてい睡眠に充ててるので、帰りだけです。 2 ゲーム関係書籍を読む コマンドやジャーナルなどの冊子は勿論ですが、所謂戦記や兵器などの解説ムックなどを読むことも、含まれると思ってます。 最近は新潮選
最近のゲームライフ | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
外は雪景色ですが、机の上には熱砂のアフリカが広がっています。 SLＧａｍｅｒ誌の最新号いただきました。 もう８冊目です。 １号からちょっとだけお手伝いをさせていただいて現在に至りますが、この間表紙がカラーになったり、ユニットが打ち抜き済みになったりとだいぶ進化しました。 鈴木さんから、ガ島ゲームのユニット見本もいただきました。 サイズはやや横長の変形ユニットとなり、文字が見やすくなっています。 老眼の私には非常にうれしい。 ルールの最終校正をして、本日鈴木さんに送りました。 そのガ島ゲームがＴｈｅ Ｌａｓｔ Ｓｔａｎｄ6号付録としてデビューするのが大阪ゲームマーケット。 I-OGMさんのブースで50部販売予定だそうです。 先日出張で大阪天満橋に行ったので、大阪ＧＭ会場のＯＭＭビルに寄り道しました。 エレベーターの掲示板にイベント情報がのってましたよ。 大阪ゲームマーケットは3月10日です。
今年はどんな年に | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
１年前の初心表明を見てみましたが、昨年もダメダメでした。 今年の目標ですが １：自作ゲームを２つ完成させる。 ２：作成中で止まっているプラモデルを２つ完成させる。 ３：ダウンタウンを計画的にマスターする で、いきたいと思います。
なが~いおつきあい | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
ちょっと前に、プレイ時間が長くかかるゲームの良し悪しについて、某所で話題になったことがありました。 私はゲーム会に定期的に参加できるわけでもなく、子供の介護にかかる時間のこともあり、あまり長い時間かかるゲームは敬遠しているのですが、かといってそういうゲームを全くやりたくないのかとか、全く持っていないのかと言われるとそんなことはない。 いや、むしろ「いつかはやれる時がくる。」を夢見てよせばいいのに沢山持っているというのが、ホントのところです。 さて、長くかかるゲームにもいろいろあるような気がします。プレイ時間2時間以上のゲームは長いとしましょうか。だとすると、私もたくさん持ってます。2時間で線引きしたらむしろ圧倒的に長くかかるゲームの方がこの世には多いでしょう。たとえ4時間で線引きしたとしても、ウォーゲームであればかなりの数が長い方の組に入るはずです。 長くかかるゲームは大きく分けて3つのパ
今年をふりかえって | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
気がつくとサンタさんの営業も終了し、年末モード。 嫁さんの実家へのお歳暮は用意したし、年越し蕎麦は確保したので、あとは年賀状をなんとかしなくちゃ。 で、ブログ更新も滞り気味とはいえ、これだけはやっておかないと年も越せません。 そんなわけで年末恒例の今年１年を振り返ってです。 １．今年買ったゲーム 今年は給料が減って（泣）お小遣いも減ったので、当然購入ゲームも減りました。 ①ソリティア珊瑚海 わたしはオリジナルのWAW版も持っていますが、結局誘惑にまけて買ってしまいました。 ソリティアならいつでも出来るって思うんだけど、以外と機会が無いんですよね。 自由な時間はゲーム会に行くか、ゲーム会をしていることが多く、相手がいるのにソリティアというわけには。机に広げたままにして毎日３０分づつするのが正しい楽しみ方かも。 ②アイアン・コンバット 日頃お世話になっている、AMIさん作のダグラムをテーマにし
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