スパイ容疑で服役した後、保安観察処分を受けた在野団体の幹部が警察に緊急逮捕された。 警察庁保安局は28日、祖国統一汎民族連合(汎民連)の姜舜楨(カン・スンジョン)前副議長(76)をスパイ容疑で緊急逮捕し、取り調べを行っている。姜舜楨容疑者は、2005年にマッカーサー銅像撤去運動を主導した「わが民族連邦制統一推進会議(連邦統推)」の共同議長をも務めた人物だ。 公安当局の関係者は「姜舜楨容疑者は北朝鮮の指令を受け、複数回にわたって国家機密を北朝鮮に流した容疑を持たれている」と緊急逮捕理由を説明した。現在、姜舜楨容疑者は「統一連帯」「平和と統一を開く人々」「連邦統推」など、五つの在野団体の顧問として活動している。 姜舜楨容疑者は、1994年に汎民連南側本部代表団の金日成(キム・イルソン)弔問企画事件に関与して逮捕され、96年にスパイ容疑で4年6カ月の実刑判決を受けた。その後、98年に光復節