熊本県の誇る広告塔「くまモン」に、千葉県船橋市“非公認”の「ふなっしー」――。着ぐるみをまとった「ゆるキャラ」たちの勢いがすさまじい。そしてついに、刑務所にもその波が押し寄せた。 その名も「カタックリちゃん」。北海道の旭川刑務所はこのほど、2009年から使用しているPRキャラクター「カタックリちゃん」の着ぐるみを作製した。もちろん、全国の刑務所で初めての試みだ。 「多年草カタクリの群生地が近くにあることから、その花をイメージしました」(旭川刑務所の広報担当) 頭部の紫色の花がなんとも斬新だ。男性バージョンは刑務官の制服をバッチリ着込み、「カワ凛々しい」感じ。女性バージョンは、実は花の妖精。おめめパッチリで、赤いほっぺがかわいらしい。 それにしても、なぜ刑務所にゆるキャラなの? 「近寄りがたい刑務所のイメージを和らげたいと考えています。まずはゆるキャラで注目してもらい、手に職をつけようとして
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