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経済と思想に関するgauquiのブックマーク (25)

  • 永遠の経済的非常事態 スラヴォイ・ジジェク 長原豊訳 - Garege Sale

    今年*1、ユーロ圈の緊縮策に対して、ギリシア、またそれほどではないにせよアイルランド・イタリア・スペインでも、抗議行動が繰り広げられた。こうした状況のもと、2つの筋書きがその正統性を主張して、顕わとなった*2。その1つである体制側から広汎に流布された筋書きは、危機から政治性を抜き取り、それを自然な状態として一般化するというやり方であり、政治的選択に根拠を据えた意志決定ではなく中立的な財政金融の論理が求める必要性として、調整手段を提示するというものである。経済の安定には苦い薬の服用が必要だ。簡単に言えば、これである。もう1つの筋書きは抗議する労働者や学生そして年金生活者から提示された筋書きであり、それは、緊縮策を国際的な金融資が福祉国家の最後の残滓を廃止するために繰り出した試みと捉えるというものである。こうした状況でIMFは、前者から言えば、規律と秩序を担う中立的な担い手と見なされ、後者か

    永遠の経済的非常事態 スラヴォイ・ジジェク 長原豊訳 - Garege Sale
  • 第5回 善意か、カネ目当ての行為か(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

    道を歩いていて、ふとなにかが気になって、戻って見直したら財布だった。私はいつもぼーっと歩いているので、財布を拾ったのはこれが人生はじめての経験だ。 近くに派出所がなかったので、駅前の交番まで届けにいった。 交番にいたのは気のいいお巡りさんで、すまなさそうに、落し物の届出にはいくつか手続きがあるのだといった。 まず、私の見ている前で財布の中身を確認する。現金はそれほど入っていなかったが、運転免許証と数枚のキャッシュカード、なにかの資格の証明カードがあった。 次に、持ち主が現われなかった場合に所有権を主張するかを訊かれた。この権利は放棄することもできるということなので、その欄にチェックしてサインした。 驚いたのは、その後に、謝礼を受け取りたいかどうかを訊かれたことだ。そんなのは人の気持ち次第で、警察が関与する必要はないと思ったからだ。 「それが最近、いろいろ大変なんですよ」 お巡りさんが、困

    第5回 善意か、カネ目当ての行為か(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
  • グローバル資本主義の金融危機と労働力支配 小倉利丸 - Garege Sale

    PDFで読む 金融から現実資へ、自動車から農業部門への危機の拡大 サブプライムローンの破綻は、07年8月にフランスの大手銀行BNPパリバ傘下のファンドがサブプライムローンの影響で資産凍結となりドイツ、ザクセン州立銀行の経営不振(08年1月)、イギリスの住宅金融大手ノーザンロックが経営破綻し国有化される(同2月)、というように、欧州でまず発覚した。 08年3月になって米国国内で破綻が表面化する。投資銀行第5位のベアスターンズが事実上破綻し、米国政府の290億ドル支援を得てJPモルガンが買収する。そして9月になって最大の危機が訪れる。住宅金融公社のファニー・メイとフレディ・マックが事実上破綻して米国政府管理下に置かれ、リーマンブラ ザースも破綻する。さらに保険大手AIGも破綻の危機にみまわれ、政府が救済策をとる。証券第3位のメリルリンチはバンクオブアメリカに500億ドルで買収される。他方で、

    グローバル資本主義の金融危機と労働力支配 小倉利丸 - Garege Sale
  • 第252回:知財計画2011の文章の確認 - 無名の一知財政策ウォッチャーの独言

    今現在何と言っても気になるのは参議院法務委員会でのウィルス作成罪創設を含むサイバー刑法(コンピュータ監視法案)の審議の行方だが、今年も、知的財産推進計画2011(文(pdf)、概要(pdf))が知財部で決定されている。もはやこの計画も部も存在意義が良く分からなくなっているとは言え、この知財計画は、例によって政府内で今年何が検討されるのかということを見る分には便利な資料なので、個人的に気になるところを確認しておきたいと思う。 今年の知財計画(pdf)では、「Ⅰ 時代の大きな変化と知財イノベーションの必要性」(第2ページ~)でほとんど意味不明のお題目が書かれた後、「Ⅱ グローバル・ネットワーク時代の新たな挑戦を支える4つの知的財産戦略」(第8ページ~)で、いつも通り検討項目がいろいろ並んでいる。 今年かなりの大改正をやってしまった所為か、地道な運用改善か、さもなくばそこまで害になるとも思

    第252回:知財計画2011の文章の確認 - 無名の一知財政策ウォッチャーの独言
  • econdays.net - econdays リソースおよび情報

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  • 橋本努「訳者による新著紹介」(『経済学と科学哲学』)

    昨年出版された、Debora A. Redman,“Economics and the Philosophy of Science", Oxford University Press,1991.は、浦上博逵監訳/橋努訳というかたちで、早ければ今年の一二月にも、文化書房博文社から邦訳が出版される予定である。すでに同出版社からは、「現代経済哲学シリーズ」の第一弾としてジョン・フィービー著『経済学方法論の新展開』が刊行されているが、今回訳出するデボラ・A・レドマンの『経済学と科学哲学』は、このシリーズの第二弾にあたる。また今後の予定としては、馬渡尚憲監訳のもとに、マーク・ブローグの『経済学方法論』もこのシリーズに加わるそうである。 書は、さまざまな意味でユニークかつ斬新である。テーマとしては、「ウィーン学団にはじまる科学哲学の精確な批判的概説を与えつつ、科学哲学と現代の経済学者たちの関係を跡

    gauqui
    gauqui 2011/04/30
    デボラ・A・レドマンの『経済学と科学哲学』
  • 政府は消費しない、人々が消費するのだ - himaginary’s diary

    スティーブン・ランズバーグの月曜日のブログエントリ(邦訳)が各方面から袋叩きに遭っている。 Marginal Revolutionのアレックス・タバロックは同エントリを支持しているが、デロング、ノアピニオン氏、クルーグマン、Modeled BehavoirのNiklas Blanchardが一斉にその問題点を論っている。 ここで問題になっているのは、(道草の邦訳に対するtwitterコメントでも指摘されている通り)政府が死に金になっている資産を税金の形で徴収して消費すれば、必ず他の消費者が割りをう、というランズバーグの議論である。これに対する各者の批判を乱暴にまとめてしまうと、ランズバーグは、投資も輸出入も捨象した需給が常に均衡している静学的経済を前提にしているが、それはあまりにも非現実的ではないか、というものである。とは言え、ランズバーグの議論ではそうした単純なモデル経済が前提になって

    政府は消費しない、人々が消費するのだ - himaginary’s diary
  • 大恐慌は大躍進だった? - himaginary’s diary

    下記ので、著者の Alexander J. Fieldがそう主張しているという。 A Great Leap Forward: 1930s Depression and U.S. Economic Growth (Yale Series in Economic and Financial History) 作者: Alexander J. Field Ph.D.出版社/メーカー: Yale University Press発売日: 2012/04/26メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (2件) を見る Economixでは、そのFieldに対するインタビューが掲載されている(Mostly Economics経由)。概要は以下の通り。 1941年の米国経済の産出量は1929年に比べ40%増大したが、その間、労働および民間資の投入はほとんど増加して

    大恐慌は大躍進だった? - himaginary’s diary
  • アメリカ人「資本主義はもうたくさん」

    冬の時代 長引く不況が貧困層の資主義への不信感を助長している(ニュージャージー州の求職者) Mike Segar-Reuters 世界で最高の経済システムは「自由市場」なのか? これはカナダ・トロントを拠点とする調査会社グローブスキャンが02年から毎年行っている世論調査の質問だ。調査の対象は現在、23カ国にまで拡大している。 調査を開始した頃は、大半のアメリカ人は口をそろえてこう言ったものだ。「当たり前じゃないか。なんでわざわざそんなことを聞く」 実際、02年の調査ではアメリカ人の80%が、資主義と自由市場は世界に繁栄をもたらすのに最も望ましい経済システムだと答えた。この割合は調査対象国の中で、最も高い数値だった。 しかし、それから10年の間に何が起こったのか。収入格差は広がり続け、大企業やウォール街を舞台としたスキャンダルが繰り返され、失業率は10%を超え、米経済は大恐慌以来で最も暗

  • 協力の費用 - Shouting Fire in a Crowded Theater

    以前タイラー・コーエンのアナルコ・キャピタリズム批判を取り上げた(「公共財としての法:アナーキーの経済学」及び「同左 若干の補足」).今回はもう少し広い文脈でかれがリバタリアニズムについてどのように考えているのか取り上げてみたい.参考となるのがコーエンと(かれの教え子である)ダニエル・サッタ―による論文「協力の費用(The Costs of Cooperation)」だ.ここで著者たちは多くの経済学者,社会学者,哲学者,政治学者らによって望ましいとみなされてきた人々の「協力」行動について,その負の側面に焦点をあてている. 内容は多岐にわたるが,リバタリアンに関連しそうなところをピックアップしてみよう.コーエンらによると,自由市場経済学者(「リバタリアン」と読み替えても差し支えない)は,一般的に「公共財」は政府によらず市場でも供給可能だと主張する。規範、制裁,そして少人数グループ間の繰り返さ

    協力の費用 - Shouting Fire in a Crowded Theater
  • 経済学は何の役に立つのか? - himaginary’s diary

    昨今の経済学は科学か?という論争に絡めて、Mark ThomaがHal Varianの「What Use is Economic Theory?」と題された1989年の論文を紹介していた。以下はその概要。 経済学理論を審美的な観点から捉える人もいるが、そうした観点だけでは経済学理論というものの全体像を掴んだことにはならない。経済学は政策科学であり、従って経済学理論も経済政策の理解と遂行への貢献という観点から評価されるべき。 経済学が他の自然科学や社会科学と違うのは、人々の生活の改善をもたらす政策について説明する、と謳っていること。もちろん自然科学も人々の生活水準向上に貢献するが、それは、研究対象の機能の理解という来の知的活動の副産物に過ぎない。 多くの方法論者は、経済学のそうした質を見誤っている。経済学は、物理学ではなく工学、生物学ではなく医学と比較されるべきものなのである。ケインズが

    経済学は何の役に立つのか? - himaginary’s diary
  • スキル向上による平等促進のためのポスト人種戦略 - P.E.S.

    少し前にクルーグマンの、賃金格差の問題はスキルだけを言っていても解決しないんだよというコラムを訳しましたが、そこでも書いたようにアメリカでは格差等の経済問題の解決策が求められる時、決まって言われるのがスキル、あるいは教育です。いろんな経済学者がその研究内容をあまり難しくない形で紹介するVOXというブログがありまして、そこにまさにそういったスキルの重要性を述べるエントリーが上がってましたので訳してみました。 スキル向上による平等を促進のためのポスト人種戦略 James J. Heckman 2011年3月20日 黒人と白人と間の格差はアメリカ社会の変わらない特徴である。この格差は人種差別というアメリカの問題のある歴史を思い出させ続けている。市民権運動から40数年たっても、アフリカアメリカ人の大部分にとって経済的そして社会的改善は痛々しいほどに緩慢である。 黒人男性の稼ぎは白人男性よりも25

    スキル向上による平等促進のためのポスト人種戦略 - P.E.S.
    gauqui
    gauqui 2011/03/22
    「人種・民族に渡る達成度の不平等は主に、スキルにおける不平等に基づいている。達成度のギャップを縮小するための我々の現在の政策はこういった単純な真実を無視している。」
  • SYNODOS JOURNAL : 市場を擁護する二〇世紀最大の経済思想家〜フリードリッヒ・フォン・ハイエク 橋本努

    2010/12/177:0 市場を擁護する二〇世紀最大の経済思想家〜フリードリッヒ・フォン・ハイエク 橋努 昨今、「新自由主義」を批判する言説が目立つ。しかし新自由主義とはいったい何のことだろうか?今回取り上げるのは、新自由主義の祖と呼ばれるフリードリッヒ・ハイエクだ。ファシスト、社会主義者、ケインズらとの論争を経て、いささかも揺るがないハイエクの思想体系は壮大にして独創的、そして魅力的である。まさに20世紀を代表する、思想家の中の思想家といえるだろう。 新自由主義の擁護者として知られるフリードリッヒ・フォン・ハイエク(1899-1992)は、晩年になって日をとても気に入っていた。ハイエクは伊豆の避暑地で休暇をとったり、京都を訪れたりしている。日人は、多神教で神道も仏教も信じている。それが寛容でいいのだという。 「ほとんどすべての日人は、ある面では神道の信者であり、別の面では仏教徒

  • http://econdays.net/?p=2252

  • 学校って、どうやって設立するのでしょう?:日経ビジネスオンライン

    2013年、軽井沢に日とアジアをはじめとする世界各国の子供が寄宿する全寮制の高校を作る――。こんな目標を掲げて、日々、奔走する女性がいる。一般財団法人軽井沢インターナショナルスクール設立準備財団代表理事の小林りん氏だ。 なぜ小林氏は全寮制インターナショナルスクールを開校し、何を成し遂げようとしているのか。「ゼロから学校を作る」取り組みを追っていく。 第1回 「サマースクールで子供たちに教えられました」から読む 「私自身、カナダの高校やアメリカの大学院を出ていて、そこで学んだことは非常に大きいのですが、実際にアジアで次世代を担うリーダーとなる人材を育てようという時、少数の強いリーダーが全体を引っ張っていくような米国型のリーダーシップのモデル以外にも、日らしさやアジアらしさを生かした多様なリーダーシップのモデルがもっと意識されてもいいと思うのです」 そこには、「欧米主導の資主義社会の限界

    学校って、どうやって設立するのでしょう?:日経ビジネスオンライン
  • 孫正義、民主党議連で吼える。「わが国の情報通信戦略について」書き起こし Part1 | kokumai.jpツイッター総研

    孫正義、民主党議連で吼える。「わが国の情報通信戦略について」書き起こし Part1 2010-11-10(20:59) : USTREAM : 日(11月10日)、民主党の「情報通信議員連盟」総会にて、ソフトバンク孫正義(そんまさよし)社長の講演が行われました。 政権与党の政治家である民主党議員を前にして、孫さんが普段と変わらぬ情熱で熱く語られました。 多くの人に読んでいただきたい内容であるため、勝手ながら書き起こしさせていただきました。 USTREAM動画(後ほど公式の録画が配信されると思われます)とあわせて御覧ください。 ※スライドはこれから追加します。 続きを読む前に応援クリックお願いします! ソフトバンクの孫です。 大変お忙しい先生方にお時間いただきまして、私の話をさせていただく機会をいただきましたことをまず感謝申し上げます それではさっそく、プレゼン資料を用意しておりますの

    gauqui
    gauqui 2010/11/10
    これはやばいいいな
  • 民主主義はどんな国でも成功するのか - My Life After MIT Sloan

    MIT Sloan MBA留学記とその後。2010年6月に卒業。留学情報、ワイン、イノベーション論、技術・組織論まで 最初にお断りしておくと、私は政治思想については全くの素人です。 ただ「民主主義って、ただ導入すれば成功するってものじゃなく、前提条件が必要なのではないか」という感覚は昔から持っており、今日は私なりに考えて必要だと思う7つのポイントを書いてみます。 我こそは専門家と言う方は是非コメントいただけると有難いです。 例えば今回のノーベル賞だが、仮に中国が一党独裁をやめ、普通選挙など民主主義システムを導入すれば成功するのか? 中国に限らず一般的に、民主主義は、どんな国でも導入すれば成功するのか? 私は、この答えは否、と思っている。 理由は、「普通選挙」など一般に思われている民主主義の仕組みは、あくまで一要素に過ぎない。 民主主義が当に機能し、経済の成長や国際関係の円滑化につながるに

  • ベーシック・インカム論の堕落 - dongfang99の日記

    最近ベーシック・インカム(BI)の議論を目にすることが多くなったが、それ自体はいいことではあると思う一方で、びっくりするのは普通の「政策提言」として語る人が増え始めたことである。 そもそも自分が知り始めた頃のBIの議論の主題は、「人は生きているというだけで無条件に分配を正当化できるか」という問題であり、「どうして働こうとしない連中にも俺たちの税金が」と反応する反対者を、どう説得するかの論理と言葉を粘り強く引き出そうとする思考実験のプロセスが、非常にエキサイティングだったことを記憶している。 だから、この次元の問題に直面するはるか以前の現在の日社会で、BIを真面目に「政策提言」している人を見ると、驚くというよりも憤りを感じる。来BI論は、働く能力や意欲を奪われてしまった人たちを、「お荷物」や「負担」として扱わない社会をどう構築するか、という強い倫理観に支えられていたはずだったのだが、今の

    ベーシック・インカム論の堕落 - dongfang99の日記
  • 年利2689%の消費者金融:日経ビジネスオンライン

    大竹 剛 日経ビジネス記者 2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中 この著者の記事を見る

    年利2689%の消費者金融:日経ビジネスオンライン
  • 拙訳: フェミニストの視点から見たベーシックインカム(Some thoughts on basic income from a feminist perspective)(第十四節) : a_tocciのブログ

    2010年09月15日12:01 カテゴリ 拙訳: フェミニストの視点から見たベーシックインカム(Some thoughts on basic income from a feminist perspective)(第十四節) Radboud大学Nijmegen政治学科上席研究員であるIngrid Robeynsの「フェミニストの視点から見たベーシックインカム(Some thoughts on basic income from a feminist perspective)」の第十四節を訳してみました。 原 文はこちら (第十三節はこちら) ********************************************* 14. 結論 (Some concluding thoughts) 私の結論は、以下の通りである。 まず第一に、私の考えでは、ベーシックインカムは(ユートピア

    拙訳: フェミニストの視点から見たベーシックインカム(Some thoughts on basic income from a feminist perspective)(第十四節) : a_tocciのブログ