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認知科学に関するgauquiのブックマーク (42)

  • 健常者でも「幻肢」を体験可能、研究

    ロシア・モスクワ(Moscow)で中国ちょうちんに触れる人(2012年3月31日撮影)。(c)AFP/KIRILL KUDRYAVTSEV 【4月12日 AFP】手術で手足などを失った人の多くは、「幻肢(げんし)」と呼ばれる、失った手足がまだ存在するかのような感覚を経験する。だがスウェーデンの研究者らが11日の米神経科学専門誌「ジャーナル・オブ・コグニティブ・ニューロサイエンス(Journal of Cognitive Neuroscience)」に発表した研究論文によると、健常者でもこの奇妙な感覚を経験することが可能だという。 論文の主執筆者で、スウェーデンのカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)のアービット・グーテルスタム(Arvid Guterstam)氏は、「身体的自己の経験を形成するという点では、脳にとって、実際に手が見えることの重要度は著しく低いことがわ

    健常者でも「幻肢」を体験可能、研究
  • 感情科学(藤田 和生 編)| 京都大学学術出版会

    認知科学は、ヒトの知的な情報処理過程については多くのことを明らかにしてきたが、一方でヒトの行動には「感情」のように理性では理解できないことが極めて多い。書は、その感情の基礎的機能や神経科学的基盤、発生過程、病理などの多角的視点からの理論的・実証的研究を集成し、「感情科学」という新たな学問領域の構築を目指す。 [編者紹介] 藤田 和生(ふじた かずお) 京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了,京都大学理学博士.現在,京都大学大学院文学研究科教授.専門は比較認知研究. 主要著書:『動物たちのゆたかな心』(京都大学学術出版会,2007),Diversity of Cognition: Evoltuion, Development, Domestication, and Pathology(編著,京都大学学術出版会,2006),『比較認知科学への招待—「こころ」の進化学—』(ナカニシヤ出版,1

    感情科学(藤田 和生 編)| 京都大学学術出版会
  • 産総研:主な研究成果 状況に応じて物事の意味を柔軟に認識する脳の活動を発見

    脳の嗅周囲皮質に、近い将来の報酬の有無を反映する神経活動を発見 物事の柔軟な認知を支える脳のメカニズムを解明する手掛かり 認知症患者の心の働きへの理解に寄与することを期待 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ヒューマンライフテクノロジー研究部門【研究部門長 赤松 幹之】菅生 康子 主任研究員、松 有央 研究員、バイオメディカル研究部門【研究部門長 近江谷 克裕】佐藤 主税 研究グループ長と国立大学法人 筑波大学【学長 山田 信博】大学院 人間総合科学研究科 感性認知脳科学専攻 大山薫、人間総合科学研究科・医学医療系設樂 宗孝 教授は共同で、同じ事柄を、状況に応じて、異なる意味を持つ事柄として認識するための神経機構が霊長類の脳の嗅周囲皮質に存在することを確認した。 これは、物事の意味を認識する脳の情報処理メカニズムを解明する手がかりになるだけではな

  • 川畑『脳は美をどう感じるか』:脳科学的に見たアート。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    脳は美をどう感じるか―アートの脳科学 (ちくま新書) 作者: 川畑秀明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/10メディア: 新書購入: 10人 クリック: 198回この商品を含むブログ (7件) を見る 美術の見方を通じて脳の働きを見る。布施英利が『電脳美学』なんかで少しこういうことを言いつつ、なまじ文芸的な素質があったもんで、なんかどこかで蟄居して変な方向にいってしまったのは残念だった。だからそれを新しい成果にもとづいてきちんとやってくれるのは大歓迎。 ぼくは前から、美術というのは基的に脳の働きについての実験だと主張しているので、書のアプローチはとても馴染む。とてもおもしろくさらさらっと読んだ。それだけに……ちょっと物足りない。美術の発達と脳の発達、イディオサヴァンみたいな話。うん、一通りある。ぼくとしては、アートと進化の話は知らないネタでおもしろかった。 でも、新書だか

    川畑『脳は美をどう感じるか』:脳科学的に見たアート。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  •  「脳はすすんでだまされたがる」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    脳はすすんでだまされたがる マジックが解き明かす錯覚の不思議 作者: スティーヴン・L・マクニック,スサナ・マルティネス=コンデ,サンドラ・ブレイクスリー,鍛原多惠子出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/03/28メディア: 単行 クリック: 55回この商品を含むブログを見る 書は二人の視覚神経科学者とサイエンスライターの手によるヒトの認知に関するだ.そしてこのが特に面白いのは,手品の様々な技術が題材にされているところだ. 著者の二人はヒトの認知の研究者だが,認知科学者にはまだ知られていないことが,すでにマジシャンによって利用されているのではないかと考え,つてを頼ってマジシャンに教えを請うことにした.するとやはり長い歴史を持ち生活をかけて技術を磨いている彼等はヒトの認知のある側面の理解について駆け出しの認知科学者より遙かに先を行っていたのだ.

     「脳はすすんでだまされたがる」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    gauqui
    gauqui 2012/10/06
    「彼等(マジシャン)はヒトの認知のある側面の理解について駆け出しの認知科学者より遙かに先を行っていた」
  • 本吉勇 質感の知覚 Visual perception of material

    質感の知覚 Visual perception of material わたしたちは物の表面の光沢や明るさ,透明感などを簡単に見わけることができます.この質感知覚の能力は脳のどのような情報処理に基づくのでしょうか? 光沢と明るさ われわれはMITと共同で,人間の脳は,画像のもつ単純な統計的性質-輝度ヒストグラムの歪みの情報から表面の光沢感や明るさを知覚していること,さらにそのような情報が低次の視覚メカニズムで取り出せるものであ ることを明らかにしました. 光沢のあ る表面の画像の輝度ヒストグラムは明るい方向になだらかに広がる歪みをもち,マットな表面のヒストグラムはその逆の歪みをもつ傾向があります.人間の知覚する光沢や明るさも,この歪みぐあ いとよく相関します.さらに,ヒストグラムを人工的に歪めると,それに応じて見かけの光沢や明るさが変化します. ヒストグラムの歪み情報は,低次の視覚

  • 「キーボードの位置」が語感に影響:研究結果

  • チンパンジーにも「黄色い」声!?-チンパンジーにおける共感覚的知覚の発見-

    松沢哲郎 霊長類研究所教授、足立幾磨 附属国際共同先端研究センター助教らの研究グループは、初めてヒト以外の霊長類が共感覚的知覚を持つことを示しました。この成果は、12月5日~12日の間に米科学アカデミー会報のオンライン版に掲載されます。 研究の概要  「黄色い声」という言葉が日語にはある。また、スペイン語には「白い声」、ドイツ語には「暗い声」という表現がある。このように、声に対して色を表す言葉で修飾することは広く見られる。また面白いことに、その多くが声の高さを形容するものである。こうした表現からもわかるように、我々ヒトは、高い音には明るい色を、低い音には暗い色を結びつける傾向がある。このような、来は関係のない、視覚情報の特定の特徴(eg. 色)と特定の音声の特徴(eg. 音の高さ)の間に、対応付けをおこなうことを共感覚的知覚と呼ぶ。この対応関係は、自然界に実際に存在するわけではないにも

    チンパンジーにも「黄色い」声!?-チンパンジーにおける共感覚的知覚の発見-
  • 海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナス)全195社完全比較【2024年8月キャンペーン最新版】

    海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)全195社を徹底的に研究した上で、おすすめ完全比較ランキングにまとめました。日人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX

  •  第4回日本人間行動進化学会参加日誌 大会第二日 その2  - shorebird 進化心理学中心の書評など

    お昼休み兼ポスターセッションを挟んで,午後も特別講演から始まる. 特別講演 ゲノムから探る人類の拡散と遺伝適応 木村亮介 近時ゲノム解析技術は飛躍的に進展しているが,それを使ってヒトの進化についてどんなことが解析できるのかという講演. <解析の飛躍的進展> 疾病や形質についての遺伝子の特定が可能に 過去の人の人口動態,移住,現在の集団構造の解析が可能に 淘汰の強度についての領域探索が可能に 古代化石のDNA解析が可能に <ゲノムワイド関連解析:GWAS> 40万以上のSNPを一気に読んで疾病との関連を見ることができる. 身長のような形態についても100以上の関連遺伝子が見つかる. <ヒトの集団解析> 従来はミトコンドリアやY染色体が使われてきた.これらは組み替えがなく,メリットも多いが,集団を解析するには向かない. 全ゲノムを見ることにより特定の男系,女系の系列だけ見るのではなく全ての系統

     第4回日本人間行動進化学会参加日誌 大会第二日 その2  - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • ■ - 偽日記@はてなブログ

    ●メモ。『考える脳考えるコンピューター』(ジェフ・ホーキンス)、6章の前半。 ●新皮質は特定の仕事をする機能領域に分かれ、各領域は多数の軸索によってつながれている。軸索はその一部が電気パルスによって興奮を伝達する。この興奮の空間的分布と、分布の時間的変化が「パターン」を形成する。 ●各領域はそれぞれ層構造をなしており、例えば視覚野は「V1野」「V2野」「V4野」「IT野」の四層になっている。網膜からの情報はまずV1野に送られ、IT野まで順に階層を上って行く。V1野に送られる信号は常に流動的であり、視線を変えるたびに一秒に何度もそのパターンをめまぐるしくがらりと変える(視覚によって「認識」される対象はV1野が見ているものではない)。V1野のニューロンは決まったパターンにだけ反応する。例えばあるニューロンは「30度傾いた線分」にのみ反応する。それが傾いた木の幹でも「M」という文字でも区別はない

    ■ - 偽日記@はてなブログ
  • ■ - 偽日記@はてなブログ

    ●メモ。『考える脳考えるコンピューター』(ジェフ・ホーキンス)、6章の後半、その2。 ●行動と知覚は高度に相互依存している。見たり、聞いたり、触れたりすることは、それをする人の行動に大きく依存する。新皮質の領域の第五層の細胞は、運動にかかわる旧脳の組織にも情報を流すことで行動を制御する。ある普遍の表現が階層を下るにしたがって複雑で詳細なシーケンスへと展開されてゆく流れは、「感覚」野でも「運動」野でもかわりはない。次に何を感じるのかという予測と、次に何を行うのかという行動への命令は分けることができない。《自分自身の行動が関与するとき、予測は感覚に先立つだけでなく、感覚そのものを決定する》。つまり、こう感じるためには、こう動く必要があると、考える。あるいは、こう動くならば、このような感覚入力があるだろうと、予測する。考えること、予測すること、行動することは、すべて同じシーケンスを展開したものと

    ■ - 偽日記@はてなブログ
  • ■ - 偽日記@はてなブログ

    ●メモ。『考える脳考えるコンピューター』(ジェフ・ホーキンス)、6章の後半、その1。 ●視覚野全体が四層の層構造になっているのと同様、もっと細かく分解して、新皮質にあるどの特定の領域(例えばV1野を構成する副領域のうちの一つなど)をみても、それらは六層からなる層構造となっている。 一番外側にある第一層は六層中最も特異であり、細胞が少なく、表面と平行にはしる軸索が大部分を占める。第二、第三層は似ていて、多数の錐体細胞がびっしりつまっている。第四、第五層にはそれぞれ特徴的な細胞が含まれ、第六層には形状の異なるニューロンがある。この六層には、層構造を縦に貫く軸索の単位(柱状構造)があり、それぞれの柱状構造で縦に結合された細胞同士は同じ刺激に反応する。一つの領域、副領域には何千という柱状構造が並ぶ。イメージとしては、毛足の短いブラシの毛のような柱状構造が層を縦に貫き、一番外側の第一層の部分は毛の方

    ■ - 偽日記@はてなブログ
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    ●メモ。『考える脳考えるコンピューター』(ジェフ・ホーキンス)、4章、5章。 脳のニューロンの反応はきわめて遅く、一秒に二百回程度の処理しかできない(コンピューターは一秒に十億回の演算ができる)。では何故、並列コンピューターを使って行う何兆というステップでも出来ない難問を脳が解くことができのか。それは、脳が「計算する」システムではなく「記憶する」システムであり、答えを「記憶」から引き出してくるからだという。《ニューロンはそれを蓄えるのであって、計算するのではない》。 ●新皮質による記憶の、ハードディスクやメモリーチップとの違いは、次の四つだとする。 (1)新皮質はパターンのシーケンスを記憶する。 (2)新皮質はパターンを自己連想的に呼び出す。 (3)新皮質はパターンを普遍の表現で記憶する。 (4)新皮質はパターンを階層的に記憶する。 4章、5章で(1)から(3)までが説明される。(4)につ

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  • 「とりとめのない夢想」と創造性

  • 爪で黒板を引っかく音はなぜ不快なのか〜全米音響学会報告 - サイエンスあれこれ

    2011年11月01日 10:33 カテゴリ科学と暮らし 爪で黒板を引っかく音はなぜ不快なのか〜全米音響学会報告 Posted by science_q No Trackbacks Tweet 爪で黒板を引っかく音や、フォークで皿を引っかく音、発泡スチロールをこすり合わせたときの音、どれも想像しただけでぞっとするという人は多いのではないでしょうか?でも不思議なことに、その理由を明確に説明できた研究はこれまでありませんでした。今週から米・サンディエゴで開催される、全米音響学会大会において、独・マクロメディア大学のMichael Oehler氏とオーストリア・ウィーン大学のChristoph Reuter氏が、その謎を解明するようです。 今回は、Science誌のニュースサイトScienceNOWに10月28日付で掲載された、下記参考資料を元に、一足先にその内容をご紹介します。氏らはまず、これ

    gauqui
    gauqui 2011/11/01
    おもしろいこれ
  • このブログについて - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    https://deepbluedragon.hatenadiary.com/entry/oldprof 上のリンクはダイアリー時代の古いプロフィールからのコピー。紹介してる記事の様子だと書かれたのはおそらく2008-9年頃かな。古臭いので迷ったが新しいプロフィールを書く気が起きないので参考として… プロフィール id:deepbluedragon

    このブログについて - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • ミーム概念への妥当な理解と脳科学の社会化 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    私はミームという概念に感心したことはない。何が納得いかないって、進化からの類推で考えると、何が伝えられて何が淘汰されるのかその単位がはっきりしない。進化論の場合は、遺伝子(ジーン)が子(社会生物学によれば親類も含む)に伝えられて(もちろん突然変異もある)その動物の形態や行動として表れてその結果として淘汰がなされる、という過程がはっきりとしていて分かりやすい。ここでは遺伝子(ジーン)という単位が存在することで見事に納得の行く過程に仕上がっている(でなければ、後天的能力が子に伝えられるというラマルク主義と区別がつかない)。しかし、ミ−ムの場合はそうではない。定義の参考として以下のサイトを挙げておこう→ミーム - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%A0やMEMETICS http://www.es.di

    ミーム概念への妥当な理解と脳科学の社会化 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • 嫌いな相手の苦しみは感じなくなる◆科学で偏見チェック!

    イヤなヤツには同情しない 2011/10 EurekAlert We discount the pain of people we don't like ヒトは、好きではない相手が感じる痛みのことを軽視する。 医療現場のシチュエーションで調べてみました。 あまり好かれていない患者さんは、疼痛の強度を軽く見積もられてしまい、痛みや苦しみにあまり同情してもらえないんですよ ■ 人間的な心のスイッチオフ 誰かがケガをしたとき、誰かが病気になったとき、誰かが悲嘆に暮れているとき、人間の心は、その誰かに対して「共感」して「同情」して「なんとかしてあげたくなる」スイッチが入るような仕様になっています。 ただし、そのスイッチは、相手が好感の持てる対象であるときだけ。 いやなヤツ、嫌いな奴、憎い相手に対しては、同情スイッチは作動しなくなります。いじめ、敵への攻撃、そして差別行為で相手を貶めるとき、相手の苦

  •  「神はなぜいるのか?」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    神はなぜいるのか? (叢書コムニス 6) 作者: パスカルボイヤー,Pascal Boyer,鈴木光太郎,中村潔出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2008/03メディア: 単行購入: 4人 クリック: 185回この商品を含むブログ (17件) を見る 書は文化人類学者パスカル・ボイヤー*1によるもので,宗教の様々な活動を認知科学,進化心理学的に解説して見せたものである.原題は「Religion Explained」*2.「説明された宗教」ということで,書は邦題のように「神」が「存在する」理由を説明しているわけではない. 書の出版は2001年で,デネット,ドーキンスの一連の宗教に関する著書の先駆けとなっていて,これらのでも好意的に引用されている.私としても機会あれば読みたいと思っていたので訳出されて大変ありがたかった. さて,書の内容であるが,基の説明軸は,様々な宗教現象

     「神はなぜいるのか?」 - shorebird 進化心理学中心の書評など