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ブックマーク / www.ringolab.com (46)

  • ヘッドフォンの左右で別の音楽を聴くiPhoneアプリ Double Player - 情報考学 Passion For The Future

    このアプリのコンセプトには驚いた。ヘッドフォン、イヤホンの左右で別の楽曲を鳴らすことができるアプリ。 「お友達やガールフレンドとヘッドフォンで違う曲を聴きませんか。 列車や飛行機やバスの中で聴いてみませんか? ヘッドフォンで何かを聴いていたら、ガールフレンドに私にも聴かせてと言われたら? このアプリはそんな問題のソリューションです。 イヤフォンを一つあげて、あなたのお気に入りの曲を晴らしいグラフィックス付きの2台の革新的なミュージックプレーヤーで別々に聴いてください。iphoneやipod Touchの先を行ってください!」 この発想なかった。 ガールフレンドとは同じ曲を聴くのが筋だと思うのだが、このアプリの発想は違っていて、イヤホンの左右をひとつずつシェアして、別の楽曲を聴きましょうというスタイルだった。 上下にプレイヤーがふたつあるので、それぞれで楽曲を選んで再生する。

    gauqui
    gauqui 2013/08/23
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日 - 情報考学 Passion For The Future

    ・死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日 福島第一原発の現場でそのとき何が起きていたのか。吉田昌郎所長をはじめとする事故現場の人々を取材して、生々しい証言を引き出し、修羅場の日々を浮かび上がらせる。むさぼるように読ませる内容だ。 「やっぱり、一緒に若い時からやってきた自分と同じような年嵩の連中の顔が、次々と浮かんできてね。頭の中では、死なしたらかわいそうだ、と一方では思っているんですが、だけど、どうしようもねぇよなと。ここまできたら、水を入れ続けるしかねぇんだから、最後はもう(生きることを)諦めてもらうしかねぇのかなと、そんなことをずっと頭の中で考えていました。」 現場では誰を現場へ突入させるかの判断を何度も求められていた。ベント作業のために誰が手動でバルブを開けに行くのか。サプレッションチェンバーの圧力がゼロになり爆発の危機が迫る中、誰が現場に残り、誰が退避するのか。命のかかっ

  • 2100年の科学ライフ - 情報考学 Passion For The Future

    ・2100年の科学ライフ 未来予想というのは、基はあまり当たらないものであって、当たるかかどうかより、今の自分にとって啓発的かどうかで、その価値が決まるといってもよいと思う。科学関係のテレビ番組でおなじみの物理学者ミチオ・カクが今日の科学技術の延長線上として、SF小説の如く具体的な記述で、リアリティを感じさせる2100年イメージを語っている。これはすごい。 まず「コンピュータの未来」「人工知能の未来」が大きなイノベーションをもたらす。 「2100年までにコンピュータの性能が急激に向上すると、われわれはかつて崇めていた神話の神々のような力を手に入れ、周囲の世界を純然たる思考だけでコントロールできるようになる。神話の神々が手を振ったり頷いたりするだけで、物を動かしたり生き物を作りかえたりできたように、われわれも思考の力で周囲の世界を制御できるようになるのだ。環境にちりばめられたチップといつで

  • 光圀伝 - 情報考学 Passion For The Future

    ・光圀伝 この小説を読まないのは大損。NHKは大河ドラマの原作にすべき。120点。 「「大義なり、紋太夫」 光圀は優しく囁きかけると、膝下に捕らえた男を、ぶつりと脇差の刃で刺した。」 1500枚の長編は67歳の光圀が少年時代から可愛がってきた家老を自らの手で刺し殺すシーンから始まる。天下の副将軍が生涯を賭けた大義とは何だったのか。水戸光圀といえば好々爺の水戸黄門がお供を連れて諸国漫遊するイメージがあるが、あれは史実とは異なる。常陸国水戸藩の第2代藩主として名君と呼ばれ、その財力で「大日史」の編纂という大事業の創始した人物。実際には関東をほぼ出なかったといわれる。 若い頃は血気盛んな傾奇者で辻斬りで人を殺めることもあった。跡取りの器かどうか試す過酷な試練を与えてくる父との確執、文事(詩歌、学問)で天下を取りたいという熱い思い。好々爺などではなく猛虎を内に秘めたような男であったという新しい光

  • 怪物はささやく - 情報考学 Passion For The Future

    ・怪物はささやく ヤングアダルト向けの大傑作小説。大人が読んでもひきこまれる。 母親と暮らす13歳の少年コナーの前に、毎晩12時7分になると、近所の大きなイチイの木が巨大な怪物の姿で部屋に訪れる。怪物は少年にいう。「わたしが三つの物語を語り終えたら、今度はおまえが四つめの物語をわたしに話すのだ。おまえはかならず話す...そのためにこのわたしを呼んだのだから」と。 怪物が話す3つの幻想世界の物語はどれも一般的な物語としては落ち着きが悪いものばかり。予定調和に終わらない筋書。最後に正義や善が勝つとは限らないし、善人だと思っていた人が別の観点では悪人に思えたりする。怪物はいう。 「物語にかならず善玉がいるとはかぎらん。悪玉についても同じだ。たいがいの人間は、善と悪のあいだのどこかに位置しているものだ。 コナーは首を振った。「退屈な話だ。それにずるすぎる」 これは実話だ。真実というものはたいがい、

  • 実名のグルメ投稿でレストランを発見する Retty - 情報考学 Passion For The Future

    実名のグルメ投稿でレストランを発見する Retty ぐるナビはクーポン主体で広告営業っぽい。べログはクチコミではあるがメディアとして注目されたことで最近はノイズが増えてきた印象が強い。それで、今年よく見るようになったのがRettyだ。 ・Retty http://retty.me/ FacebookかTwitterで認証を行う。すると実在するユーザーのお気に入りの店や、行きたいと思っている店、行った店とその感想を読むことができるようになる。 ソーシャルメディアと連動することで、実名実顔をだすことになる。まさかリアルな友人知人相手にステマまがいのサクラコメントを連発するわけにもいかないので、自然と書き込みは信頼できるものになる。また自分と似た友人・知人の好みは自分とも相性がいい 使っていて思ったのは女性の書き込みに発見が多い、信用ができるということ。そういえば私のリアルなコミュニケーション

    gauqui
    gauqui 2012/10/03
  • 〈身売り〉の日本史: 人身売買から年季奉公へ - 情報考学 Passion For The Future

    ・〈身売り〉の日史: 人身売買から年季奉公へ 人間が人間を保有する、売り買いするとはどういうことかを日歴史(主に中世以降)にみる。 日には中世からつい最近(2005年)まで人身売買罪というものがなかったそうだ。人が人を所有し、売りとばすことは長い間リーガルだったのだ。中世では、飢饉になったとき、飢えて苦しむものがいたら余裕のあるものが買い取って使用人として使うことを認めていた。人道的な理由で奴隷を認めていたわけだ。 「厄介者」という言葉もそうした慣習からでたものらしい。 「子どもだけでなく、一家全員で親類や縁者の家に転がり込むという方法もあった。厄介とも呼ばれる。べさせてもらい住まわしてもわう代わりに、一家総出で厄介先の仕事を手伝うことになる。「親類境界」の養助というのがこの厄介に相当する。ただし、地のつながった血縁親族、あるいは厄介先で主の家族として扱われるのではなく、主の指

  • 竜退治の騎士になる方法 - 情報考学 Passion For The Future

    ・竜退治の騎士になる方法 児童文学だが大人が読んでも考えさせられることが多い傑作である。いやむしろ大人の方が受け取れるメッセージが多いはず。 「おれは竜退治の騎士やねん。」 夕暮れの教室。忘れ物を取りに行った二人の小学生の前に現れた関西弁の竜騎士の男。どう見ても日人なのに名前はジェラルドで略してジェリーと呼んでくれという。竜騎士は疑いの眼差しを向ける二人に、竜騎士の仕事を話し始める。こうしておしゃべりしていればそのうち竜が出てくるから、と前置きして。 この物語は映画監督、小説家、歌手、俳優、宇宙飛行士、大統領とか、子供時代に憧れる人は多いが、どうやったらなれるのか道筋が決まっていない職業になる方法を示唆する。ジェラルドによると竜騎士になる第一歩は、トイレのスリッパをきれいに揃えること、なのだが。 おしゃべりしていると出てくる竜の正体は何か、人にそこにいないはずの竜を見せてしまうものとはな

    gauqui
    gauqui 2012/09/24
  • 紙書類をデジタル化するためのクリアファイル SHOT DOCS - 情報考学 Passion For The Future

    紙書類をデジタル化するためのクリアファイル SHOT DOCS よかったので5枚購入。 書類をスマホでデジタル化する際に使うクリアファイル。このクリアファイルに入れたうえで専用アプリで撮影をすれば、ゆがみやコントラストが補正されてきれいにデジタル化することができる。 買う前は、普通のファイルでもできないのか?とか当にこれ必要?という疑問もあったのだが、透明フィルムが低反射なものになっているので、照明のもとで撮影してもてかりが出にくいのがとても重要なポイント。 ポケットの仕切りには黒ベースフィルム。書類が端に寄らないように設計されている。 専用アプリでデジタル化する際には1ページを複数に分割して保存することもできる。ノートをメモ的に使っている人は、同じページに複数の案件が残るから、この分割は便利だ。 カレンダー形式でデジタル画像はアプリ内に整理される。Evernote、Dropbox、メー

    gauqui
    gauqui 2012/09/15
  • 2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する - 情報考学 Passion For The Future

    ・2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する 英『エコノミスト』誌が予測する2050年の世界。科学、政治、人口、経済、女性、などの20の分野で、各分野に詳しいジャーナリストが予測を行った。戦後の日の高度経済成長を言い当てた同誌によると、。「2050年の日のGNPは韓国の半分になる」「2050年の日の平均年齢は52.7歳。アメリカのそれは40歳」。ちょっと暗いな。 20分野の予測。各分野のは詳細については専門家から異論も出そうな記述も多いのだが、これだけの多くの分野の予測を総合して、ひとつの未来像にしている点が素晴らしいと思う。 視点をもって読むといろいろとデータやヒントが手に入るだ。ビジネス机において何度も読み返して使えそう。 私はこのを、ちょうど仕事で調べていた雇用や労働というテーマを軸に読んでいたのだが、こんな最新情報や未来予測がみつかった。 "契約型の雇用者が、複数の

    gauqui
    gauqui 2012/09/15
  • 書店員が本当に売りたかった本 - 情報考学 Passion For The Future

    ・書店員が当に売りたかった 2012年3月に閉店したジュンク堂書店新宿店。閉店が決まってから書店員たちはへのありったけの想いをこめてPOPを書きまくった。この「当はこのが売りたかった!」フェアは店全体を巻き込み、熱いPOPだらけになった店内はネットでも話題となり客を呼んだ。 このは当時のPOPと最終日の店内の様子の写真集であると同時に、書店員たちの熱い気持ちのこもったブックガイドである。写真の中のPOPの手書きの文字は、活字と比べて読むのに時間がかかるが、人間的ぬくもりがあって書店員の、「当にこの良いですよ」というリコメンド感が伝わってくる。このでおすすめされているを結局、10冊も買ってしまった。 ジュンク堂というのは来は手描きPOPが目立つ店ではないと思うが、こので書店員の底力と情熱を見せられた気がした。普段もこの調子でやってほしい。 私は手描きのPOPが大好きだ

  • 暗号 情報セキュリティの技術と歴史 - 情報考学 Passion For The Future

    ・暗号 情報セキュリティ技術歴史 暗号。ある文章を第三者に分からないように別の文字や数字に変換すること。書では合言葉やパスワードはその定義に含めない。 著者は情報セキュリティ大学院大学の創設時の学長 辻井重男氏。現代情報社会の基盤となっている暗号技術の発展の歴史と、共通鍵暗号、公開鍵暗号、零知識対話証明などコアテクノロジーを解説する。暗号とその周辺についての教養を深めると同時に技術質をつかむことができる科学読み物。 紀元前のスキュタレー暗号、アルファベットをずらすだけのシーザー暗号からはじまって技法の高度化、複雑化が進み、ナチスドイツのエニグマ暗号あたりまでを、著者は古典・近代暗号の時代と呼ぶ。そして1970年代に生まれたDES制定と公開鍵暗号という画期的事件からをポストモダンの時代と定義する。 その暗号技術の革命の意味は、 「1 同一組織内に限定して秘密に使用されていた暗号が情

  • 商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 - 情報考学 Passion For The Future

    ・商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 商店街は歴史的には新しい存在なのだそうだ。20世紀初頭の都市化、近代化の流れで農村を出た多くの若者たちは、町に出て被雇用者となるか、零細規模の小売商店主となった。ほとんどの商店街は昭和の発足なのだ。中世に発祥を持つというのは俗説であり、その歴史の浅さゆえに弱点があったという。 疑似血縁組織のイエをベースとしたかつての伝統的な商家と違って、商店街の家業は近代家族制度をベースとした。家族という閉じたなかで事業が行われたために、跡継ぎがいないと、1,2世代で終わってしまうのが宿命だったのだ。 当初の商店街の理念とは、 1 百貨店における近代的な消費空間と娯楽性 2 協同組合における協同主義 3 公設市場における小売の公共性 で、規模を拡大することで資力と専門性を高める戦略であった。これは数十年間はうまく機能した。だが、スーパーマーケ

  • 知の広場――図書館と自由 - 情報考学 Passion For The Future

    ・知の広場――図書館と自由 司書歴30年、イタリアの有名公共図書館のリノベーションにかかわってきた著者が、21世紀の図書館のあり方について語る。インターネット時代の、高齢化の時代の図書館のあるべき姿は「屋根のある広場」。世界の図書館の意欲的な変革の事例を次々に取り上げて、旧態依然とした図書館業界に未来像を示す。成功している図書館の事例写真集が冒頭にあってイメージが湧く。素晴らしいだった。 「私たちは、対話の場、知り合う場、情報の場をもう一度創ることができると思いますし、またそうした場を必要としています。それが、広場でありながら図書館でもある。つまり、屋根のある広場───映画を借りるのと同じように、友達に会いに行くということが大切に思われる場───なのです。」 インターネットにつながったパソコンがあれば多くの情報収集が自宅でできる先進国において、図書館の役割は大きな変化を求められている

  • ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観 - 情報考学 Passion For The Future

    ・ピダハン―― 「言語能」を超える文化と世界観 キリスト教伝道師兼言語学者としてアマゾン奥地の少数民族ピダハン族の研究に30年を捧げた研究者が書いた衝撃のノンフィクション。著者はピダハン族と暮らすうちに、彼らの文化に魅了され、西洋文明の価値観を疑いはじめる。そして遂には無神論者となって信仰を捨て去ってしまうに至る。私たちとはまったく異なる世界認知のスタイルがあるということを教えられる。 ピダハン族の言語には数を表す言葉がない。色の名前もない。神の概念もない。我々がよく知る現代の西洋とも東洋とも違う認知世界の住人たちだ。ピダハンの生活は直接経験の原則で貫かれている。経験していないことは考えない。遠い昔のことや未来の話は語らない。空想の話もない。だから彼らの文化に口承伝承や神話、そして儀式がない。ピダハンも夜に夢を見るが、それも寝ている間の幻としてではなく現実の経験として扱う。 ピダハンの血

  • 昆虫食入門 - 情報考学 Passion For The Future

    ・昆虫入門 このブログでは『楽しい昆虫料理』に続いて2冊目になるが、別に私は昆虫をしたいわけではない。純粋に好奇心で、ムシってべたらどんな味がするんだろうと気になってしょうがないから読んでいる。 昆虫には4つのグループがあるそうだが、 1 狩猟採集活動としての昆虫を自然な行為ととらえるグループ 2 おいしさを追求するグルメとしての昆虫 3 虫いを娯楽と考えるエンタテイメントとしての昆虫 4 料としての有効性を調べる科学としての昆虫 私は3である。 実際には私はセミくらいしかべたことがない。このによるとアブラゼミはナッツ味だというがエビみたいだった覚えがある。表現があいまいなのは形容が難しいからだ。まずくはなかったのだが、妙な気分であった。 昆虫料理研究会で46種類の昆虫をべて、参加者にアンケートをとったデータが興味深い。たとえば昆虫の香りや風味は、ナッツ、トウモロ

    gauqui
    gauqui 2012/05/11
  • 快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか - 情報考学 Passion For The Future

    ・快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか 脳神経科学者が書いた快感回路=脳の報酬系の科学。 セックス、薬物、アルコール、高カロリー、ギャンブル、ゲーム、学習、エクササイズ、ランナーズハイ、慈善行為、瞑想といった快感回路を作動させる行為が人間にもたらす影響を論じる。 実験用ラットの脳の快楽中枢に電極をつなぎ、ラット自身がレバーを押すと電気刺激が流れるようにした。レバーを押すと快感が走ることを学習したラットは1時間に7000回もレバーを押し続けた。1時間は3600秒であるから約0.5秒に一回、狂ったように押していたわけだ。レバーにたどりつくまでに足に電気ショックを受ける場所を設けても、ラットはそれを踏み越えてレバーの前へ行った。メスのラットは産んだばかりの赤ん坊を放置してレバーへ走った。中には1時間2000回のペースで24時間もレバーを押し続けたラットもいたという。 べ物や

  • 性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか - 情報考学 Passion For The Future

    ・性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか タイトルがストレートすぎるが、内容はいたって真面目な科学読み物である。進化生物学と脳の認知系の研究者が書いている。この分野では研究者たちは、性器にセンサーをつけての実験、きわどい単語が並ぶアンケートなど、データをとるのがとても困難な研究テーマに挑んでいるわけだが、近年、実に貴重な研究用データの鉱脈を掘り当てたそうだ。それはインターネットである。 このの前半の圧巻はネットの利用調査の紹介だ。検索エンジンに入力された4億のキーワード、65万人の検索履歴、4万のアダルトサイト、数千の官能小説サイトなどをデータマイニングすることで、ネット上の性的欲望の実態を明らかにした。これが興味位的にも、科学的にも極めて面白いのだ。 4億のキーワードのうち、13%にあたる5500万の語句がエロチックコンテンツを探すためのキーワードだった。5

    gauqui
    gauqui 2012/02/22
    書評
  • 隠語の民俗学---差別とアイデンティティ - 情報考学 Passion For The Future

    ・隠語の民俗学---差別とアイデンティティ このの定義によれば「隠語とは、社会集団が集団内部の秘密を保持するなどの目的で使用する、その集団の内部だけにしか通じない言葉である。」。マタギやサンカの民俗研究から、隠語の成り立ち、使用実態、そして、そこに込められた被差別者の心意をあきらかにしていく。隠れキリシタンや警察など、隠さねばならない事情があるところに隠語の文化は発達する。 著者は隠語には 1 所属集団の秘密を保持する機能 2 所属集団の仲間意識連帯意識を強化する機能 3 所属する集団と他の集団とを区別する機能 4 他の集団に対して所属集団を誇示する機能 の4つの機能があると総括している。 権力や公安から隠すとは限らない。マタギの場合には山の神様に隠すために隠語を使うそうである。そういえばネットにも隠語はある。たとえば危ないクスリの取引を掲示板を介して行う場合に、検索にひっかからないよう

  • 明日をどこまで計算できるか?――「予測する科学」の歴史と可能性 - 情報考学 Passion For The Future

    ・明日をどこまで計算できるか?――「予測する科学」の歴史と可能性 天候、医療、経済の3つの領域における科学的な予測の可能性を検証した読み応えのある。複雑な事象に関する未来予測は、数学や確率の言葉という客観の仮面を被った主観的意見に過ぎないことを明らかにしてみせる。 明日が晴れか曇りかの簡単な天気予報はできても、次の大きな嵐がいつ来るかは予測ができない。次のインフルエンザの流行や株価の大暴落も同じだ。予測はモデルをベースにするが、科学者、専門家がつくったモデルに対する信頼性をもっと疑ってかかるべきだと著者はいう。 予測モデルは方程式の組をもとにしている ↓ しかし、根的なシステムを方程式に還元することはできない ↓ こうしたシステムのモデルは、パラメーターの変化に敏感な傾向がある モデルが精巧になればなるほどパラメーターの不確実性は増加していく。そして複雑な系は初期値の小さな違いに敏感だ