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ブックマーク / globe.asahi.com (43)

  • 国境の両側から「来るな」と拒まれ、行き場失う移民たち なぜこんな危機が?:朝日新聞GLOBE+

    森で救助されたイラクのクルド人家族16人。うち9人が子どもで、生後4カ月の赤ちゃんもいた=11月9日、ポーランド東部ナレウカ郊外、村山祐介撮影 ■生後4カ月の乳児を抱え、零下で2日間飲まずわず ――現地は「ヨーロッパ最古の原生林」とも呼ばれていますが、いつごろ、どうやって入ったのですか? 拠点にしているオランダから、空路ワルシャワに飛び、そこからレンタカーでハイヌフカというベラルーシ国境近くの街に向かいました。10月26日のことです。 幹線道路を外れると深い森がどこまでも続いていて、街灯もあまりありませんから夜になると真っ暗で、ぽつんと暗闇に取り残されたような感覚に陥ります。対向車の照明で周囲の様子がやっと分かる、そんな状況です。 国境周辺に広がるビャオビエジャの森。「欧州最古の原生林」として世界遺産にも指定されている=10月28日、ポーランド東部ビャオビエジャ郊外、村山祐介撮影 そこで

    国境の両側から「来るな」と拒まれ、行き場失う移民たち なぜこんな危機が?:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2021/12/18
    『ポーランドで救助をしている地元の人々〜から「状況がジェノサイド(大虐殺)の様相になりつつある」という切羽詰まった知らせを受けました。取材中、何度も涙を流しながら、「本当にもう限界だ」と訴えていた』
  • 実は「再エネ大国」のケニア、地熱発電は日本の技術が支えている:朝日新聞GLOBE+

    ■急速に進んだ電化 9月初旬にケニアを訪れた際、JICAのご厚意で同発電所を見学する機会に恵まれた。 1963年に英国から独立したケニアは、日の約1.5倍の国土(58万2646平方キロ)に4970万人(2017年、国連統計)が暮らしている。近年は堅調な経済成長を実現しており、2018年のGDP成長率は6%(IMF統計)に達した。 ケニア政府は経済成長を持続させるためには国内の電化が重要であると考え、2008年に策定した長期開発戦略「ビジョン2030」の中で、2022年までに国内を100%電化する計画を打ち出した。 2014年に完全電化に向けた計画が格的に動き始めた時、三井物産戦略研究所の調査マンとしてケニアを訪れた私は、計画の実現に極めて懐疑的であった。当時のケニアの電化率はわずか32%。いくら経済成長が順調とはいえ、2022年までのわずか8年間で電化率を3倍にできるとは思えなかったの

    実は「再エネ大国」のケニア、地熱発電は日本の技術が支えている:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2021/12/15
    『そうした理由によって日本では「極めて困難」とされる地熱発電所の建設が、かたやオルカリアでは着々と進んでいる。それも日本の資金と技術によって』 へえー。
  • 「ヴィーガン給食」採り入れた公立小学校 みんなで食べられ、みんながおいしい:朝日新聞GLOBE+

    4時間目の終わりを告げるチャイムが鳴り、給当番が準備を始めた。東京都八王子市立浅川小学校のこの日の献立は「ごはん、生揚げのみそ炒め、なめこのみそ汁、茎わかめのごま風味」。いつもの牛乳の代わりにはリンゴジュースで、約605キロカロリー。今年度から始まった2カ月に1回のペースである「エブリワン・ヴィーガン」は公立校で初の定期的な取り組みだ。 ■朝イチで昆布だしをとる ヴィーガンをよそう給当番の児童たち 学校では児童のアレルギーの状況を把握し、品アレルギーのある子どもたちにはアレルゲンを取り除いた「除去」の給を日々出している。これまで、月に1回の「エブリワン給」の日は、幅広いアレルゲンに対応した事を出し、なるべくみんなが同じものをべられるように取り組んできた。さらにの多様性と環境について考えるきっかけにしたいと、以前からあった取り組みを「エブリワン・ヴィーガン」に発

    「ヴィーガン給食」採り入れた公立小学校 みんなで食べられ、みんながおいしい:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2021/11/11
    へー、市立の小学校かー!
  • 「日サロ行きすぎ」発言、父がコンゴ人の日ハム・万波選手に? 球団「聞こえるが…」:朝日新聞GLOBE+

    「人種差別発言」との批判を浴びたプロ野球・日ハムの「円陣」を撮影した動画。同球団のTwitter公式アカウントが投稿していた(現在は削除)=@FightersPR/Twitter 問題の動画が投稿されたのは今年4月11日。選手たちが試合前、ベンチ前に集まって気合を入れる円陣を組む様子が写っていた。その中心に、声出し役の万波中正選手がいた。万波選手はプロ3年目の若手で、父親がアフリカ・コンゴ人だ。 万波中正選手=日ハム提供 「一昨日と昨日勝てて、今日勝てば今シーズン初の3連勝ということで、全員で勝ちにいきましょう。さぁ行こう」 万波選手がそう声をかけると、ほかの選手らは「なんで?」「1人でやれ、お前」などと冷めた様子。そんなやり取りの中で、誰かが「日サロ(日焼けサロン)行きすぎだろ、お前」と発言した。このとき、周りにいた選手たちは万波選手を見ており、「それはまずい」と言う声も動画に入ってい

    「日サロ行きすぎ」発言、父がコンゴ人の日ハム・万波選手に? 球団「聞こえるが…」:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2021/08/20
    『社会全体の問題であり、犯人は個人ではなく、文化なのです/『ロッカールーム・バンターだから大目に見てよ』という感覚で、攻撃的な発言がまかり通っているのは、スポーツ界に限りません』
  • 五輪開会式、出演消えたアフリカ人アーティスト 「人種が理由としか…」消えない疑問:朝日新聞GLOBE+

    東京オリンピックは7月23日夜に開会式を迎えるが、直前になって開閉会式のディレクターたちが過去の言動を問題視され、解任や辞任に追い込まれる異常事態になっている。 そしてまた一つ、開会式をめぐって騒動が起きた。日在住のアフリカ出身の演奏家が、開会式に出演することになっていたが、直前になってキャンセルされたという。 男性はことの経緯をFacebookに投稿。それを読んだユーザーたちの憤りの声がSNS上で拡散している。 「人種を理由にキャンセルされたとしか思えない」。そう訴える男性に話を聞いた。 ※末尾に組織委側のコメントの追記あり Facebookに投稿したのは、西アフリカ・セネガル出身の打楽器奏者ラティール・シーさん(48)。首都ダカール沖にあるゴレ島で生まれた。奴隷貿易の拠点だった「奴隷の島」として知られる。 1995年に来日し、東京を拠点に世界各地でライブを開いたり、テレビCMの音楽

    五輪開会式、出演消えたアフリカ人アーティスト 「人種が理由としか…」消えない疑問:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2021/07/25
    『大会組織委戦略広報課から24日午後、回答があった。以下に追記する』
  • 健常者が持つ「特権」、障害者が求めるのはわがまま? 全盲弁護士の答え:朝日新聞GLOBE+

    おおごだ・まこと おおごだ法律事務所代表。第一東京弁護士会所属。2006年に司法試験に合格、全盲の人としては3人目。翌年、弁護士登録し、2009年から日弁護士連合会の「障がいのある人に対する差別を禁止する法律に関する特別部会」の委員を務める。で全盲のシンガーソングライター、大石亜矢子さんと、2人の子ども、盲導犬と暮らしている。 ――今回の件について率直にどう感じましたか。 一個人の感想ですが、伊是名さんはつらかったろうなというのが第一ですね。 子どもと一緒にとても楽しみにしていた旅行だったでしょう。何も好き好んで駅員と言い合いをしたくは当然なかったでしょうし、目的地に行けたとはいえ、時間も狂ってしまったし、道中、すごく気持ちはよくなかったろうなと思います。 つらかったろうな、よく頑張ったねと心の底から思いますね。 「わきえまる障害者になりたくない」JR東の対応に声上げた、車いすの伊是名

    健常者が持つ「特権」、障害者が求めるのはわがまま? 全盲弁護士の答え:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2021/04/12
    『鉄道各社に対し、国交省は改めて調整や検討、対話というプロセスも合理的配慮の一つなんですよと、伝えたほうがいいですよね。ただ車いすを持ち上げるだけが合理的配慮ではないのです』
  • 米海軍の元エリート隊員は、なぜ連邦議事堂襲撃に加わったのか:朝日新聞GLOBE+

    米議事堂に押しかけ、白バイにまたがるアダム・ニューボールド=2021年1月6日、首都ワシントン、William Turton via The New York Times/©2021 The New York Times。海軍のエリート特殊部隊SEALsの元隊員で、情報の真偽を見極める要員だったが、陰謀論に同調するようになった

    米海軍の元エリート隊員は、なぜ連邦議事堂襲撃に加わったのか:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2021/02/27
    『極秘要員として〜長年の任務にあたった。だから、根拠のない陰謀論には、誰にも増して強いはずだった。ところが、現実は違った/荒っぽいことをするのに、遠慮会釈をするつもりはない。ときによっては絶対に必要』
  • 『鬼滅の刃』声優もハマった 赤の他人の顔が買える、下町の「仮面屋」:朝日新聞GLOBE+

    古い建物を改装したその店は、東京スカイツリーにほど近い、下町の小さな商店街の一角にあった。狭い入り口をくぐると、6畳ほどの店の壁一面に色とりどりの仮面が並んでいる。鳥のくちばしのような面、平らな金属の面、触角のようなひもがついたエイリアンみたいな面もある。そう、ここは仮面屋だ。顔に着ける様々な面を求めて、様々な人がこの店にやってくるとうわさになっていた。 店の名前は「仮面屋おもて」。200種類の仮面を置く、日でおそらく唯一の仮面専門店である。壁の真ん中に誰かの顔が掛かっていた。あごのニキビ痕、前髪の生え際の産毛、透けて見える血管。若い女性のその顔は、実在する人の顔の3Dデータと写真を用いて作った売り物だ。 「仮面屋おもて」が4万円で買い取った実際の顔、から作った面(中央)。2月初旬の1週間だけ予約販売された=鈴木暁子撮影 店主の大川原脩平さん(30)は昨年10月、「あなたの顔を買い取らせ

    『鬼滅の刃』声優もハマった 赤の他人の顔が買える、下町の「仮面屋」:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2021/02/18
    『ある女性はペスト医師の面を買っていった。着けると家の掃除をする気が起きるという』『仮面屋おもて店主の大川原脩平さん(右)と、その顔から作った仮面をかぶる女性』
  • 半数の人が「不満」という民主主義 でも「終わった」と切り捨てるのはまだ早い:朝日新聞GLOBE+

    ――アメリカの調査機関ピューリサーチセンターが今年2月に発表した調査では、34カ国で平均52%の人々が、うまく機能しない自国の民主主義に「不満だ」と答えました。日も53%に上ります。今、代表民主制というシステムが、うまく機能していないように見えます。 選挙で選んだ誰かに政治を託す。それが代表制というものですが、これは「欠点」をいくつも抱えています。油断すると、選ばれる人が固定化し、利益集団を代表して資産が流れ込みやすい。二世、三世の議員も多い。自民党の世襲率は4割弱に上ります。こうしたことが積み重なって、自分たちの意見がくみ取られていないと不満が高まってしまう。政治に参加しても報われたという感覚が持てない、つまり政治学で言うところの「政治的有効性感覚」をくじかれてしまうわけです。 来、みなで顔を合わせて議論して決める直接民主制が理想として望ましい、と私は思います。歴史をひもとけば、約2

    半数の人が「不満」という民主主義 でも「終わった」と切り捨てるのはまだ早い:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2020/10/05
    『カール・シュミットは、民主主義と議会制は必ずしも結びつかないと主張したことで知られています。彼は〜議会は議論ばかりで何も決まらない、議会は「ひたすら喝采(acclamation)せよ」と訴えています』
  • 「監視社会=暗黒」の図式で中国を語る日本、重要な視点が抜け落ちている:朝日新聞GLOBE+

    中国企業の監視カメラシステムは、訪れた日の経済人の顔を識別して性別や大体の年齢をはじき出した=2018年9月11日、北京市、福田直之撮影 ■「あしき前例」ではつかみきれない中国の変化 ――監視社会化が進む中国の現状は、日でも知られるようになってきました。その中国を、日では、ジョージ・オーウェルが描いた「1984年」のようなディストピア(暗黒の世界)として論じられることもあります。2019年に出版された著書「幸福な監視国家・中国」では、監視社会化を肯定的に受けとめる中国人に言及されました。これは日人にとっては驚きの事実ともいえますが、多くの中国人はなぜこうした流れをポジティブに受けとめているのでしょうか。 「監視社会化」は、人びとのプライバシーが政府や企業に筒抜けになるという負の側面があるとともに、多くの人びとにとっては行政や金融、医療などのサービスがより便利で効率的に受けられる便益

    「監視社会=暗黒」の図式で中国を語る日本、重要な視点が抜け落ちている:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2020/07/12
    まさに、Covid-19対応の期間を通じて功利主義的なことに関してぼんやり考えていたので、時宜を得た記事だと思って読みました。人権のくだりがあるにしても、中国と日本の功利主義の違いがどれほどあるかは今は疑問。
  • 日本アニメは世界の潮流から外れている 片渕須直監督が本気で心配する、その将来:朝日新聞GLOBE+

    【関連記事】世界で急成長の日アニメ、海外勢が猛追 輝き続けるカギは? 片渕監督の眼 【関連記事】なぜ日アニメは世界で愛される ディズニーとは対極の「ガラパゴスの力」 ――日のアニメには、見ている人が自分自身の人生と重ねて入り込める、共有できるストーリーが多いと、海外のアニメファンの多くが言っていた。だからこそ、国籍に関係なく、様々な国で受け入れられるのではないでしょうか。 えっとね、違うかもしれないんだけども、ある意味、日のアニメーションがティーンエージャーより上の世代に向けて特化していった、対象年齢を特化していった結果だと思うんですよ。例えば、ピクサーなどはまだ子供のために見せるという使命が残っていますよね。日はもうないですよ。 それはね、逆に言うと、そこが穴場なんです。「我々の世代に向けて語ってくれるメディアってない」と、ティーンエージャーや20代前半の人が思うわけです。とこ

    日本アニメは世界の潮流から外れている 片渕須直監督が本気で心配する、その将来:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2020/03/06
    『日本のアニメーションってなんで一色なんですかってことの方が、むしろ問題』『コナンは子供向けじゃないんですか?』『ないんですよ。子供向けは全滅〜大人向けの映画として児童映画を作ろうということになる』
  • イスラム教徒が増える町、モスクの「アザーン」が論争を引き起こした:朝日新聞GLOBE+

    ■教会の街のアザーン 「毎週金曜、アザーンをスピーカーで外に流したい。それによって、私たちはイスラム教を当たり前のものにすることができる」 オランダ・アムステルダムの中心部から南西に5キロほど離れたところにあるブルーモスクの指導者たちが、フェイスブックにこんな呼びかけをしたのは昨年10月8日のことだった。 市内に40~50はあると言われるモスクの中で、定期的にアザーンを流しているところは、それまでなかった。フェイスブックはたちまち賛否両論のコメントであふれた。「私たちがイスラム圏に行けば、そちらのやり方に従う。逆の場合は西欧のやり方に従うべきだ」「金曜日の午後の短い時間なら、大した問題ではない」 市議会では反イスラム主義政党などから、反対の声が上がった。対応を問われたフェンケ・ハルセマ市長は「(礼拝を知らせるためなら)アプリなどがあるいまの時代に、アザーンの放送が必要なのか」という問題意識

    イスラム教徒が増える町、モスクの「アザーン」が論争を引き起こした:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2020/02/18
    『落としどころを見つけるためには、行政の役割も大きいという』『頭で考えているだけでは、ひとはなかなか寛容になれない。そうしたプロセスを体験していくことで、寛容になれるのだと思います』
  • 「もしグレタさんが教え子だったら、どう評価?」ある先生の問いかけ:朝日新聞GLOBE+

    米コロラド州デンバーで行われた学校ストライキで演説するグレタ・トゥンベリさん(右手前)=2019年10月、香取啓介撮影 「評価なんて、気にしない」。そう胸を張れたらカッコイイけど、そんな人はそうそういやしない。人間は承認欲求から逃れられない生き物。だからこそ、少子高齢化で企業が有能な人材を奪い合う時代に、どの組織も「いかに評価するか」に躍起になっている。優秀な人材をいかに見つけるか。いかにやる気を起こさせるか。AIを駆使する米シリコンバレーの企業や、サイコロを使う日のベンチャー……。世界の最前線を追った。 【この特集を読む】評価なんてぶっとばせ! 「あなたたちを決して許さない!」――。2019年9月、国連部で開かれた気候サミットで演説し地球温暖化の危機を見過ごしてきた大人たちを叱責した、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(当時16歳)。時に涙を流し、険しい表情で訴える彼女

    「もしグレタさんが教え子だったら、どう評価?」ある先生の問いかけ:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2020/01/01
    『『わがまま』とか、自分も我慢しているのに『ずるい』と言われる傾向』『むしろSNS上でのほうが社会に対しての批判は難しいんじゃないか』『「みんな同じ」という幻想がまだ根底にあるのでは』
  • 本屋の新展開 中国と韓国はここまで変わった:朝日新聞GLOBE+

    中国の新興民営書店「言几又」の西安旗艦店。カフェやバーを備えた「美しい」と評判の店内は、SNS映えスポットとしても知られる。 ■西安 1年で書店が倍増 この1年ほどで書店数が2倍以上に増えた街があると聞いた。唐の都は長安と呼ばれた陝西省西安市。人口は約1000万人。大阪府より1割ほど多い規模の都市に2000近くある。大阪の約2倍である。 いったい何が起きているのだろう。 北京から高速鉄道で5時間半。隋が都をおいた河南省洛陽市のあたりから土が乾いた黄色に変わる。黄河文明揺籃の地だ。空港のように大きな西安北駅から、城壁で囲まれた古い街を通りすぎ、新しい商業地区へと車を飛ばす。目指す店は、グランドハイアットホテルの隣の高層ビルにあった。 2006年に四川省で創業した民営の「言几又(イエン・チー・ユー)」が昨年末に開いた。インターネット上で「中国で最も美しい書店」に数えられる。全国60店のなかの旗

    本屋の新展開 中国と韓国はここまで変わった:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2019/04/17
    『最上部の棚2段は危ないので偽物の本を置いていますが、残りはすべて本物ですよ』『中国の書店大躍進の裏には政治の思惑と不動産会社の損得勘定』 実務やる人に得を感じさせて政治を進める国なんだね。えらいね!
  • 世界のスタジアムを見て得た確信 五輪のレガシーは作るものではない、生まれるものだ:朝日新聞GLOBE+

    上空600mから見た新国立競技場。すでに輪郭は完成し、骨組みを含め、屋根も4分の3ほどが観客席を覆っていた=2018年11月28日、朝日新聞社ヘリから、嶋田達也撮影 ■巨大な構造物、4年前の騒動の末 羽田空港を飛び立って10分もかからないうちに視界に入ってきたのは、巨大な楕円形の構造物だった。 昨年11月、カメラマンとともにヘリコプターに乗り、2020年東京五輪のメイン会場となる新国立競技場を見下ろした。真上を旋回してのぞきこむ。まるで、巨大な穴が出現したようだ。周辺の神宮球場や秩父宮ラグビー場が、すごく小ぶりに感じられた。 建設中の新国立競技場の周辺には高層ビルが林立する=2018年11月29日、朝日新聞社ヘリから 来年の7月24日夜、世界中の視線が、このスタジアムに集まる。盛大な花火とともに、地球最大のスポーツの祭典の幕開けを告げるだろう。しかし、上空を旋回しながら、カウントダウンが近

    世界のスタジアムを見て得た確信 五輪のレガシーは作るものではない、生まれるものだ:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2019/01/18
    『白紙撤回の片棒を担ぐ形になったが、どれだけ建設的な問題提起になっていたか。その後ろめたさ』『言われるがまま、後の利用計画も立てずにレガシー(遺産)にしようという発想』『まあ、どこの国だって同じ』
  • 「軍事政権だって、いいじゃない」という学生たち:朝日新聞GLOBE+

    ■圧力もうまく使うなら 日のある大学に通う3年生の学生は、ブラジルの軍事政権期について学ぶうちに、軍事政権にも見習うべき点があると考えるようになったという。「軍事政権というと、軍部が市民に圧力をかけるイメージだったけど、ブラジルの場合は逆に、それによって平和と安全がもたらされたといわれています。圧力もうまく使えば、治安の安定につなげられるのではないかと考えました」 ブラジルでは軍事クーデターが起きた1964年以降、軍部が政治の中枢を握った。しかし、70年代前半までに「ブラジルの奇跡」と呼ばれる高度経済成長を実現。軍部が反対勢力を抑え込んで資源開発など重要な国家主導型プログラムを推進し、治安を安定させたことで海外企業の進出や融資を呼び込めたとされる。軍部が民間からテクノクラート(高度な専門知識と政策能力を持つ技術官僚)を重用したことも大きいといわれる。 【もっと知りたい】 「独裁」という新

    「軍事政権だって、いいじゃない」という学生たち:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2018/12/13
    この辺り源長期軍事政権や徳川長期軍事政権等々で詳しい我らが市民が「やあやあ我こそは」と名乗りをあげるべきなんですけど、あまりにも詳しくなくて目にもの見せられないな、ごめんね。伯の作家とかなら知ってる。
  • AIが社会の主役に、人間の歴史は終わる ドワンゴ川上量生氏が描く未来図 (朝日新聞GLOBE+)

    ■人間にできてAIにできないこと、ない 人間の知性って、実は人間自身が思っているほど高くないと思います。人間同士のコミュニケーションは大抵、場当たり的だし、数学者の新井紀子さんが著書「AI vs.教科書が読めない子どもたち」で明らかにしたように、読解力や論理的思考力を人間はそれほど持っていない。人工知能は現時点でも、大抵の人の知的水準をかなりの部分で上まわっているのではないか。 20年後には、AIはもう相当世の中に入ってきているでしょう。あらゆる意味で人間の知性を超えるAGIの可能性については見解が分かれていますが、遅くとも今世紀中には実現されるでしょう。 まだ人間の仕事は残っているけど、基的には消えていく過程にある。人間にはできるけどAIにはできないことって、正直ないと思います。 ■一人一人が自分だけの仮想世界を持つ時代に それと同時に進むのが、人間の活動の比重が、現実世界から「もう一

    AIが社会の主役に、人間の歴史は終わる ドワンゴ川上量生氏が描く未来図 (朝日新聞GLOBE+)
    gcyn
    gcyn 2018/10/09
    株売買とかの話がリアルな人としては、主がAIで従が人、みたいに実感持ちやすいのかもしれないけど、従の人がそれぞれに好き勝手な仮想世界を持てるのか? そこに子供から大人への発育の視点とかあるのか?とは思う。
  • 「いいね」を買って動かす政治 フェイスブックは民主主義を壊すのか:朝日新聞GLOBE+

    支持者と笑顔でセルフィーを撮る現場視察。海外の要人と力強く握手を交わす国際会議。ゴルフを楽しむ週末─。カンボジアで30年にわたり首相として強権的な支配を続けるフン・セン(67)のFBには日々、自らの日常を伝える投稿がいくつも並ぶ。何も知らずに写真やコメントを眺めていれば、親しみや頼もしさを感じさせる内容だ。多いときは数千個単位の「いいね!」もついている。 米PR会社が3月に実施した調査によると、世界の指導者や政府が個人や組織として立ち上げているFBのページは650件。このうち、フン・センはクメール語のみの発信にもかかわらず、インドの首相モディや米国大統領のトランプらに続く5番目に多い合計960万個の「いいね!」を獲得していた。 しかし、別の調査会社の分析では、彼への「いいね!」のうち、カンボジア国内からのものは4割しかない。地元英字紙は2年前、フン・センが国外から偽の「いいね!」を買った疑

    「いいね」を買って動かす政治 フェイスブックは民主主義を壊すのか:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2018/10/07
  • 「もはや日本食」!? 「だしカレー」が目指すカレー文化の革新:朝日新聞GLOBE+

    今回、開発された「だしカレー」とは、日の基であるだしのうまみを独自のアプローチで際立たせた新しいアプローチのカレー。レトルトのパッケージで、だしは「にぼし」と「さば」の2種類があります。 記者も実際に「にぼし」味を試べた瞬間、「むぉっ、何だこれは、新しい!」と、思わずうなりました。日人にはおなじみの煮干しの濃厚な苦みが口に広がったかと思うと、そこにスパイスの華やかなテイストがからまってきて、絶妙なハーモニーを奏でる。口の中でサムライとヨガの行者が「ボリウッド映画」風のダンスを踊っているようです。 プロジェクトの中心人物はグルメブロガーのカレーマンさん(41)。名前からターバンを巻いた怪人物を想像しましたが、取材に現れたのはいたって普通の男性。業は広告業界で働くサラリーマンだそうです。カレー屋をはじめとした様々な飲店をべ歩いて紹介するブログを運営しながら、カレー店のレシピ

    「もはや日本食」!? 「だしカレー」が目指すカレー文化の革新:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2018/09/23
    塩からい感じじゃないと良いな。試してみたさある。
  • このもやもや感、どうすれば? ジェラール・ブシャールとの対話で考えた、外国人との共生:朝日新聞GLOBE+

    「言っちゃいけないけど、思っちゃう」 昨年のある日、芝園団地の中を、昔から住む日人住民2人と歩いていたときのことだ。近所にある新しいマンションの建物を指さしながら、二人がこんなやりとりを交わした。 「あそこも中国の人がたくさん住んでいるだって」 「どうして中国の人がこんなに集まってくるんだろうね。あ、でもこういうことは言っちゃいけないんだよね」 「でも、思っちゃうよね」 後ろを歩いていた私は、2人にかける言葉を見つけられなかった。私に言われるまでもなく、それは「言うべきことではない」ことは、2人はわかっているのだ。 でも、思っちゃう。 私は団地に住みながら、この「多数派のもやもや感」とでも呼ぶべき感情のことを考えてきた。 2017年夏に芝園団地で開かれた「ふるさと祭り」の様子。太鼓の演奏を聞きに、多くの住民が集まった 朝日新聞GLOBE6月号に、芝園団地のルポを書いた。その中でも書いたが

    このもやもや感、どうすれば? ジェラール・ブシャールとの対話で考えた、外国人との共生:朝日新聞GLOBE+
    gcyn
    gcyn 2018/06/28
    『ごく少数ですと伝えるだけでは、彼女を納得させることはできない』『あなたが失うことを恐れているのは、正確には何なのか?』『では本質的なものは何かを問う』『移民にとって、社会に入るのに必要なチケット』