3列に並ぶ「竜の歯」や塹壕が見える=3月4日、ザポリージャ州バシリウカの東方/Satellite image ©2023 Maxar Technologies (CNN) 春の反転攻勢の準備がほぼ整ったと語るウクライナ軍は南部で攻撃を始める可能性が高い。ロシアとの戦いにおける転機になると予想される一方、ロシアは半年近くをかけて防御の層を固めており、そこを突破するのは非常に高いハードルとなる。 CNNや他のメディアが検証した衛星写真からは、ロシアがウクライナ南部の各地に対戦車壕(ごう)、障害物、地雷原、塹壕といった防衛手段を築いている様子がわかる。 こうした防衛策は南部を蛇行する前線数百キロにわたり存在する。ウクライナ軍が攻撃を集中させると予想されている地域だ。 ウクライナ軍はこうした障害物を素早く迂回(うかい)し、乗り越えて、ロシア軍の司令部が瓦解(がかい)するような勢いをつくり出す必要が