英語版はこちら 麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要 (平成28年4月8日(金)8時45分~8時53分) 【冒頭発言】 今の日本の市場取引をめぐるいろいろな諸問題について検討しておるということを申し上げておきます。日本の証券取引所では1990年代以降、投資商品の多様化、取引システムの高度化などに向けた取り組みがいろいろ進められてきたところです。こうした中で例えば最近のアルゴリズムを用いた高速な取引が大幅に増加したために、昨今の相場急変動の要因の1つとなっているのではないか、また中長期的な企業の収益性やそういったものに着眼した株価形成が阻害されているのではないかといった指摘もなされております。こうしたことを踏まえて取引の高速化が市場の公正性、透明性、安定性などに及ぼす影響について検討していくことが重要だという考えをしております。また、最近の金融環境を踏まえて、国民の安