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2005年8月8日のブックマーク (3件)

  • へたのよこずき :: 書評 :: ササキバラ・ゴウ 『〈美少女〉の現代史』

    注意!! この文章は「ネタバレ」についての配慮は基的にせずに書かれています。『ルパン三世 カリオストロの城』や『機動戦士ガンダム』、『うる星やつら』などをまだご覧になっていない方で、ネタバレは避けたいと考えておられる方は、この文章は(この文章が批評対象にしているも)お読みにならず、まず作品をご覧になるほうがよいと思います。 このは、まんが・アニメ・ゲームなどの「美少女」キャラクターに「萌え」るという現象を、「萌え」の主体である男性の問題を中心に据えて解き明かそうとしたである。 たとえば、東浩紀氏の『動物化するポストモダン』(講談社現代新書。このについては、「唯物的オタク論!」、「祝祭の時間としての近代、「ポストモダン」の憂」、「東浩紀氏のオタク論を読む」などで論じた)では、「萌え」の問題を「動物化」というキーワードで捉え、「オタク」というキーワードを通して現代社会全体の変化と結

  • 書評 : 東浩紀 責任編集 『美少女ゲームの臨界点 +1』

    昨年末のコミックマーケット67で、「波状言論」のブースにこっそり偵察に……いえいえ、ご挨拶にうかがうと、東浩紀さんからWWFにということで書を頂戴した。それを私が持って帰って読んだので、そのご報告である。 ちなみに、コミケ67当日は、私は朝から疲れきって弛(だ)れきっていたのに対して、東さんはずっとこのの看板を頭の上にかかげ持ちながら、ブースを訪れるお客さんと語らったりしておられた。 う~む、元気だ……。 書は、昨年夏のコミックマーケット66で出た『美少女ゲームの臨界点』のつづきであるらしい。ただし、昨年夏は、「波状言論」(当時は「hirokiazuma.com」だったかな?)の出た日にはコミケに参加できなかったので、最初の『臨界点』のほうは私は読んでいない。 『臨界点+1』は三部構成である。 第一部は、『吸血殲記ヴェドゴニア』・『鬼哭街』・『斬魔大聖デモンベイン』・『沙耶の唄』など

  • 飛鳥井全死は間違えない

    元長柾木(もとなが・まさき) 1975年生まれ。ゲーム作家、小説家。ゲームの代表作に「Sense Off」「フロレアール」など。その独特のセンス・オブ・ワンダーの感覚を小説の世界に持ち込み注目を浴びる。「新現実」(角川書店)のほか、ファウスト(講談社)、「SFマガジン」(早川書房)など、様々な媒体に作品を発表。ゲーム「未来にキスをSE」13cmより発売中! ある日、電車の中で全身黒ずくめの妖しい女・飛鳥井全死に話しかけられた女子中学生・荻浦嬢瑠璃。最初は拒絶するも、執拗に追いかけられ繰り出される全死独特の論理攻撃。「わたしの奴隷になるか?」その一言で最初は頑なだった嬢瑠璃の中で次第に何かが変わり始め、そしてついに嬢瑠璃は支配下に堕ちていく――(第一話 愛の敗北)。飛鳥井全死に関わってしまった美少女たち。果たして彼女たちは救われたのか、傷つけられたのか!? そして、その先に待ち受ける“攻