今回のガンガンJOKERを中心とするスクエニの再編で、旧パワードの連載の多くは、他のスクエニ各誌へと移籍となったのですが、中にはどこにも移籍されず、この回で中断、もしくは打ち切り的な終了を迎えた作品もいくつかありました。そんな中で、特に惜しいと思ったのが表題に挙げた2作品で、どちらも終わらせるべき作品とは到底思えませんでした。 「メガロマニア」(檜山大輔)は、近代アメリカをモチーフにしたファンタジー世界を舞台に、主人公が所属する警察部隊の活躍を描く物語で、亜人という人間に差別される種族と人間との軋轢を描いた実に読み応えのあるテーマの作品でした。少年マンガ的な雰囲気の作品ですが、女性作家らしく丁寧な作画が好印象で、派手さはないものの手堅くまとまった良作でした。パワードには他にも良作が多かったので、特に目立つ作品ではありませんでしたが、しかしこの骨太なテーマをシビアなエピソードで語る内容は、
一迅社のサイト、その広告募集のページにおいて、各雑誌の読者の男女比、及び年齢比の円グラフが図示されています。これが、雑誌ごとの読者層の違いを顕著に表していて、大変に興味深いものとなっています。通例、このような雑誌ごとの読者層というようなものは、積極的に開示されることは少なく、あくまで推測でしか分からないケースがほとんどなので、今回のこれはかなり貴重なデータではないでしょうか。 そこで、今回は、このデータを元に、各雑誌の読者層が実際にどうなっているのか、徹底的に検証してみました。すると、雑誌ごとになるほどとうなづける部分と、それとは逆に、外見から来る推測とは異なる部分が随所に現れ、非常に面白いものとなりました。以下、各雑誌ごとにその結果を見ていこうと思います。 ・「コミックZERO-SUM(ゼロサム)」 まず、一迅社で最初に創刊された、中心雑誌であるゼロサム。元々は、スクエニ(当時はエニック
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