@tukinoha氏の「最果てのイマ」論に応答しての「CROSS†CHANNEL」「最果てのイマ」両作品についてのテキスト論。選択肢型エロゲが保有する物語可能性空間の多様性を、ベンヤミンの「メシア的時間」概念と無理やり絡めて、田中ロミオがどのようにその多様性について向き合ったかについての私的メモ。
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@tukinoha氏の「最果てのイマ」論に応答しての「CROSS†CHANNEL」「最果てのイマ」両作品についてのテキスト論。選択肢型エロゲが保有する物語可能性空間の多様性を、ベンヤミンの「メシア的時間」概念と無理やり絡めて、田中ロミオがどのようにその多様性について向き合ったかについての私的メモ。
「太宰治の「人間失格」を読む人間には二種類しかいない。 この書物を読んで自分には関係ないという人間と、ここには俺がいる!と叫ぶ人間と。」 うろ覚えだが有名な言葉だったように思う。 だがこのことは多かれ少なかれどの書物、あらゆる物語にも当てはまるのではないか。 もちろんこの「CROSS†CHANNEL」にも。 「人間失格」を持ち出して唐突に思われる読者もおられるかもしれない。 しかし、こと主人公に関しては人間不信な点、それが極度のはにかみに由来するという点、結果人に対して道化を演じてしまう点など類似点が多い。 だとすれば、こうした問いを立てることは無意味ではあるまい。 この「CROSS†CHANNEL」に対して、美少女ゲーム版「人間失格」にとって 自分はどっちの人間だろう。 「太宰治の「人間失格」を読む人間には二種類しかいない。 この書物を読んで自分には関係ないという人間と、ここには俺がいる
禁煙31日目。 昨日――というか、ここ最近書いたエントリを読み返したら、随所にイガイガとしたものが見え隠れしています。反面、論旨については、あれだけ言葉を並べてなお、整理し切れていない。もう少し、冷静かつ緻密な文章を書く必要がありそうです。 特に、エントリを余り推敲しないでうpする癖は、いい加減やめねばと思っているのに、なかなか直りません。きっと推敲しているときりがないからなのだけど、これは往々にしてエントリの質的水準低下を招くので、改善せねばならない。 全然関係ないのだけど、先日医者に出向いたら「鬱病の気があるから心療内科で診察と投薬を受けなさい」と、えらく自信たっぷりにいわれたのです。内科医に。 内科医が問診時の印象だけでそこまで断言できるのだろうか、と、首をひねりつつも、紹介状書いてもらったので、近日中にメンヘル行ってきます('A`) しかしなんだ、書いてるものに責任がもてないほど心
不調。天気が悪い。 ユメミルクスリMADのURLをあげた途端にトラバが飛んできたので、かみしろさまの対ロミオアンテナはとても高いんだなあと、少し感心しました。アンテナの高さはトモダチの塔くらいですか?(マテ ロミオといえば「神樹の館」をいい加減プレイしなければな、と思いつつなかなか手が出ない昨今。どうしたものか。 結局、simulaさまに勧められたので始めました。佳品の印象。双子シナリオ一応クリア。 メモ 館物シェアードワールドのためのネタをなんとなく考えていたり。 無限回廊とそこに並ぶ無数の部屋で構成される小宇宙としての「館」。全体にゴシック様式であるが、場所によってそのたたずまいは変わっていく。館は回廊と部屋と中庭の無数の連なりとして認識される。 「館」の主人はあちこちに肖像画などが飾られていてどのような姿であるかは知られているが、その名や姿を見たものはいない。一部では礼拝の対象になっ
「最果てのイマ」関連の考察を続けていたらとんでもない泥将軍に捕まって泥沼に引きずり込まれている自分を発見。これは孔明の罠だ。書けば書くほど、ディスカッションすればするほど、イマが見かけよりはるかに大きな問題提起がされていたり多様な問題を抱えているバケモノであることを認識させされます。これをまとめ切れるんだろうか。 今日のURL http://d.hatena.ne.jp/Lian/20060222/1142177293 ノベルゲーのテキスト容量に関して。イマが2.38MBか。思ったより短い。それでも小野不由美「屍鬼」を越えているわけですが。 ここまでの(過去のテキスト容量話も含めた)雑感としては、現今の情勢では2MBくらいがヒット作品の主流な大きさでしょうか。大作主義にも物理的な限度がありますから、NAO2を越えるテキスト量のシナリオはよほどのことでは出てこないんじゃないかな。 上記URL
大雨で滅入ります。 イマについてつらつらと考えていますが、今のところ、きちんとした考察ができていません。先行の考察の背中を追っかけている感じがします。つまり踏み台にすればいいのね! しかしそこから墜落という危険性もなきにしもあらずなので微妙です。 大体、エロゲweb論壇においては僕程度のものは枡で計って車に乗せるほどあり、三歳の童でも東浩紀を諳んじるといいます。僕などは精々計略にハマって「げえっ! 関羽!」と驚嘆するくらいが関の山ではあります。まあそれでもやれるだけのことはやっておこうとは思っているのですが。とはいえイマを真剣に語るとなると「CROSS†CHANNEL」論とパッケージしなければならない部分があり、それはまた面倒な事態(主に文章量の増大)を引き起こすのですが。 まあ、気が向いているうちにさくさくと書くことにします。 追記 夜、僕の人生と文章の師(ちなみに僕は不肖の弟子)ともい
低空飛行。暇を見つけてはPBM関係のことを考えていたり。旧来のPBMとは随分形の違うものにしたいし、そうなりそうな感じがします。ワールドシェアリングとテイルズウィーブに特化した形かな。そのためにアクション=リプライ方式などの形式部分にもかなり大掛かりに手を入れたいところです。世界という名の情報を共有するためには、アクション=リプライという、マスターとプレイヤーの秘密の1on1関係は邪魔な仕切りにしかなっていないようにも思えるので。しかしそれに変わる明確なオルタ像は見えていません。思考の迷路でさまよう僕。面倒です。 ものすごく私信なのですが、かみしろさま(http://yaplog.jp/kamishiro/)はイマのどこがどんなに嫌いだったか整理してぶちまけられたほうがすっきりして良いと思います。後、どんなライターだって筆が滑れば凡作のひとつやふたつ平気で作ってしまうものですから、もう少し
少しモチベーションが回復したので、1日1回更新をなんとかやってみることにしました。身辺のごたごたとか、それを招いた自分の現状の立場の不安定さとか鑑みると、ろくな推敲もなしにモノを書くのはちょっと危なっかしいのですけど、まあ、それなりに考え考え書いていけばどうにかなるかと。 そして「CROSS†CHANNEL」についていろいろ考えている途中「Fate/stay night」とか「腐り姫」とか「Forest」について些か思ったことがあったのですが、いずれも難物なので、とても書けない。とはいえ「CROSS†CHANNEL」について、当初殆ど書くつもりがなかったのに、こんな長い文章を書いているようなわけですから、意外と書いてしまうかもしれませんが。 いや、本当はそんなことしてる場合じゃないんですけどね。身辺いろいろ大変なので。 追記 http://www.rean-wings.net/ ちょ、これ
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