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ブックマーク / web.sfc.keio.ac.jp/~iba (6)

  • 井庭崇のConcept Walk | 創造社会における「参加」(内と外の融解)について考える

    「創造社会」(Creative Society)とはいかなる社会かを考え、その姿を描いてくために、このブログではいろいろな観点から、創造社会や創造性について考えていくことにしたい。 今回は、モリス・バーマンの「参加」(participation)の概念を手がかりに考えてみたい。バーマンは『デカルトからベイトソンへ:世界の再魔術化』のなかで、近代の科学的意識とは別の意識として「参加する意識」(participation consciousness)について述べている。 バーマンによると、「参加する意識」とは、「自分を包む環境世界と融合し同一化しようとする意識」(p.14)のことである。これに対して、科学的意識は、「自己を世界から疎外する意識」(p.14)であり、「自然への参入ではなく、自然との分離に向かう意識」(p.15)であるという。 バーマンのいう「参加」(participation)と

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    gennei 2012/06/16
  • 井庭崇のConcept Walk | 2012年度春学期「社会システム理論」シラバス

    2012年度春学期の「社会システム理論」(井庭 崇)のシラバスを書きました。開講曜日時限は、月曜 3限です。社会のリアリティを捉え、さらに未来をつくっていくための理論を学んでいきましょう! 科目:社会システム理論 担当:井庭 崇 開講:月曜 3限 【主題と目標/授業の手法など】 講義では、社会を「システム」として捉える視点を身につけ、変化を生み出す力を身につけることを目指します。 講義で取り上げるのは、「社会システム理論」(オートポイエーシスの社会システム理論)です。その理論では、社会はコミュニケーションがコミュニケーションを連鎖的に引き起こすことで成り立つシステムであると捉えます。このような捉え方で、社会学者ニクラス・ルーマンは、次のような問題に答えようとしました。「社会的な秩序はいかにして可能なのだろうか?」と。個々人は別々の意識をもち、自由に振る舞っているにもかかわらず、社会が成

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    gennei 2012/03/20
  • 井庭崇のConcept Walk | 2012年度春学期「シミュレーションデザイン」シラバス

    2012年度春学期の「シミュレーションデザイン」(井庭 崇, 古川園智樹)のシラバスを書きました。開講曜日時限は、火曜 3・4限です。がっつり文献を読んで議論するので、やる気のある人はぜひどうぞ。 科目:シミュレーションデザイン 担当:井庭 崇, 古川園智樹 開講:火曜 3・4限 【主題と目標/授業の手法など】 複雑で動的に変化するシステム --- 例えば生命や社会など --- を理解するためには、それに見合う道具立てが必要になります。そのような「思考の道具」として、科目では「シミュレーション」の考え方に着目します。ここでいう「シミュレーション」とは、最も広義の意味で捉え、「物事の関係性が設定された状態から、それらの時間発展を内生的な変化として展開し、その振る舞いを観察して対象への理解を深める」ことを指します。この授業では、そのように広義に定義されたシミュレーションについて、思想・手法・

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    gennei 2012/03/20
  • 井庭崇のConcept Walk | 江渡 浩一郎 × 井庭 崇 対談「パターン・ランゲージの思想と展開」

    5月23日(月)に、産業技術総合研究所研究員/メディア・アーティストの江渡 浩一郎さんをお呼びし、パターン・ランゲージの基的な考え方とその魅力について、対談を行ないます。江渡さんには、『パターン、Wiki、XP:時を超えた創造の原則』に書かれた内容もご紹介いただく予定です。興味がある方は、ぜひお越し下さい。 「パターン・ランゲージの思想と展開」 ( 江渡 浩一郎 × 井庭 崇 対談) 2011年5月23日(月)5限(16:30〜) 慶應義塾大学SFC ε12教室 江渡 浩一郎 さん 著書『パターン、Wiki、XP:時を超えた創造の原則』で、パターン・ランゲージの思想が、現在のソフトウェアの世界にどのような影響を与えているのかを示し、パターン・ランゲージに新たな光を当てた。産業技術総合研究所研究員/メディア・アーティスト。 井庭 崇 「学習パターン」を始めとして、パターン・ランゲージの制作

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    gennei 2011/05/17
  • 井庭崇のConcept Walk | 市川 力 × 今村 久美 × 井庭 崇 鼎談「“自分”から始まる学びの場のデザイン」

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    gennei 2011/05/17
  • 井庭崇のConcept Walk | 『思想地図β』が出版されました。ぜひ多くの人に読んでほしい。

    東浩紀さんたちの『思想地図β vol.1』が出版され、著者献が届きました。ありがとうございます! 単に編集に責任をもつというだけでなく、自ら出版社も立ち上げ、が完成して出版されるところまできたというのは、当にすごい。相当に強い意志を感じるし、その創刊号に参加させてもらえたことを光栄に思う。 僕が出たのは特集のひとつ、パターン座談会。 特集第二部 パターン・サイエンス 「パターンの可能性――人文知とサイエンスの交差点」 井庭崇+江渡浩一郎+増田直紀+東浩紀+李明喜 この座談会は、まず人選がユニーク。「学習パターン」など、新しい領域で実際にパターン・ランゲージを作成してきた井庭。著書『パターン、Wiki、XP』のなかで、ソフトウェア分野におけるアレグザンダー思想の影響について論じた江渡さん。複雑ネットワークの研究者である増田さん。pingpongプロジェクトのデザイナー李さん。そして、司

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    gennei 2010/12/21
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