「吹奏楽の甲子園」と親しまれてきた普門館がもう使えない。「爆音」を育んできた巨大ホールが消えて、吹奏楽はどう変わる? 東京メトロの方南町駅(東京都杉並区)を降りて、環状七号線を北に進んでいくと、住宅街の一角に突如、圧倒的な存在感を放つ巨大な建物が現れる。吹奏楽の「聖地」、普門館だ。長年、全日本コンクールの中学、高校の部が開かれ、毎年約50万人の生徒たちがこの地を目指して練習に励んできた。だが、このホールにその音色が響くことは、二度とない。所有する宗教法人「立正佼成会」が耐震改修や建て直しを断念したのだ。 1970年に完成した普門館は、客席は5082と国内最大級で、駐車場も大型バスが45台止められる広さ。全国から集まる吹奏楽部員を一度に収容できる貴重なホールとして、72年以降、全国大会の会場に定着。全国の吹奏楽部員のあこがれの地となった。 東日本大震災を受けて耐震性を調べたところ、高さ
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