今更感あふれる事案だが、「今更」で片づけていてはいけないような気もするので。 言うまでもなく、Webにおいて、「記事のタイトル」の重要性は物凄く高い。「ブログに人を呼ぶコツ」のかなりの部分を、タイトル付けの話が占めるくらいだ。 で、その重要性が悪い方向に利用されている例も枚挙に暇がないわけだが、直近の例を一つ挙げてみる。 【報道しない自由】京大教授「朝日と毎日の報道番組は、もはやただの思想誘導」 勿論、このタイトルは純然たる煽りタイトルであって、元ソースはおろか引用内容ですら、佐伯教授は朝日や毎日の話を出していない。「思想誘導」という言葉すら使っていない。「世論を誘導する」という言葉自体は使っているが、少なくとも報道局を限定した批判は一切ソースに含まれていないのであって、このスレタイは端的に言って「歪曲」だと言って差し支えないだろう(元記事自体ちょっと見方が一面的過ぎる気はするが、それは一
IMFチーフエコノミストのブランシャールが「アベノミクスが新たなリスク」だと指摘しているというニュースが流れた。なんだろそれと首をかしげていたが、どうも大した話ではない。この手の話題にありがちにスルーしておくかとも思ったが、ちょっと気になることもあるので、簡単にメモしておきたい。 気になるというのは、参院戦の時節でもあり、自民党や安倍政権を批判したいがための人がこのネタを持ち出して有権者からさらなる失笑を受けるようなことになるのも、どうかなと思うからだ。 このニュースについてわかりやすい記事は、7月10日付け朝日新聞「「アベノミクスが新たなリスク」 IMFが初めて指摘」(参照)である。 「アベノミクスが新たなリスク」 IMFが初めて指摘 【ワシントン=山川一基】国際通貨基金(IMF)のブランシャール調査局長は9日、安倍政権の「アベノミクス」が世界経済の「新たなリスクだ」と指摘した。一方、I
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