いよいよ受験シーズンの到来だ(c)朝日新聞社 東京医科大学の“発覚”に端を発する医学部の不正入試問題は、昭和大や順天堂大などにも広がったものの、気がつけば年も明けて早1月。19、20日には大学入試センター試験が行われ、受験シーズンに突入する。 【全80医学部別・医師国家試験合格率2018年版ランキングはこちら!】 一連の不正入試では、女子と多浪生が不利に扱われるケースが多かった。そもそも女子の志願者は、1980年代には2割ぐらいだったものの現在は約4割まで上昇し、女性医師も増加している。ただ、仕事と育児の両立の難しさ、診療科の偏在などの問題もあり、「女子差別」につながっているのが現状だ。 翻って、面接時に女子同様に厳しい質問をされるのが多浪生だ。難関の医学部入試では5浪以上の受験生も珍しくない。なかには「9浪で合格」という受験生もいた。だが、ある医学部予備校の関係者がこう話す。 「女子に厳