「初音ミクの10年」をテーマにさまざまな切り口で対談やインタビュー記事を掲載してきた本企画。最後の企画となる本稿では、初音ミクをはじめとしたVocaloidを開発、発売したクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の伊藤博之氏に初音ミクのこれからについて語ってもらった。 取材・構成 / 倉嶌孝彦 “ミクらしさ”が失われないために 初音ミク発売から10年を迎えて、いろんな方に「初音ミクのこれからはどうなりますか?」「今後の展望は?」みたいなことを聞かれるのですが、僕からすると初音ミクで実現したい具体的なことって、実はそれほどないんです。と言うのも、初音ミクを取り巻くいろいろな出来事って、ユーザーさんが主体となって実現してきたものがすごく多いので。クリプトンは「初音ミク」というソフトウェアを開発したわけですが、決して僕らが作品を作るわけではないんです。あくまで作品を作り上げるのはユーザーの皆さ
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