先週サンフランシスコで行われたゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス(GDC)2014から、独創的な一人称視点の探索ゲーム『Antichamber』の講演の模様をお届けする。 講演を行ったのは、本作のクリエイターのアレクサンダー・ブルース氏。『Antichamber』は2013年1月31日に発売され、現在までに75万本以上(※)を売り上げている。 一般的には数億の収入を得て大成功と言えるだろう。 だが質疑応答で成功の価値について聞かれたブルース氏は苦しげな表情で「わからない。預金残高は大して問題を解決してくれない」と吐露した。誰もが羨むはずの成功の裏に、いったいなにがあったのか? (注:当初7万5000と書いていましたが誤りです。お詫びとともに訂正致します) 俺を他者と違うものにする要因は何だ? ブルース氏は、成功要因から“運”を除外する。それは、「運が良かった」は完全に理解できていない事
2014年3月17日~21日(現地時間)、サンフランシスコ・モスコーニセンターにて、ゲームクリエイターを対象とした世界最大規模のセッション、GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2014が開催。開催3日目にあたる3月19日には、鈴木裕氏による講演“Classic Game Postmortem: Shenmue”が実施された。Classic Game Postmortem(クラシックゲームポストモーテム)というのは、ゲームの歴史で一時代を築いた名作の開発経緯などを振り返るという、GDC恒例の人気企画。今回は、『シェンムー』の登場と相成った。いま隆盛を極めるオープンワールドの先駆けとも言える作品として、海外でも知名度は抜群の『シェンムー』だけに、GDC 2014でも注目のセッションとなった。
「俺たちのインディーゲームは世界にむけて売れるのか?」日本を代表する3人の開発者が語り合ったBitSummit 2014のラウンドテーブルをレポート ライター:徳岡正肇 BitSummit 2014の2日目(2014年3月8日),3人のインディーズ開発者が集うラウンドテーブルが開催された。ステージに登壇したのは,「Million Onion Hotel」(関連記事)の開発を発表したばかりの木村祥朗氏(Onion Games),Kickstarterで26万ドル以上の資金調達に成功した「LA-MULANA 2」のディレクターを務める楢村 匠氏(NIGORO),「東方Project」で知られる同人サークル 上海アリス幻樂団のZUN氏という,日本のインディーシーンを代表する豪華メンバーである。 「俺たちのインディーゲームは世界にむけて売れるのか?(IS IT POSSIBLE FOR US TO
「ネットとリアルの和解」がニコニコ超会議の役割――ニコニコ超会議2の総括をする「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第11回 副編集長:TAITAI 123→ 4月27日と28日に幕張メッセにて開催され,延べ来場者数が10万3561人,延べ視聴者数が509万4944人を記録した「ニコニコ超会議2」。その興奮冷めやらぬ29日に,ドワンゴの川上量生氏からの突然の電話が鳴り響きました。そして開口一番,川上氏はこう言ったのです。 「今年もやりませんか」 というわけで,ドワンゴ・川上量生氏との対談企画「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第11回は,「ニコニコ超会議2」を振り返る特別座談会をお送り致します。 ニコニコ超会議2の統括プロデューサーを務めた横澤大輔氏と,併催された「ニコニコ超パーティーII」のプロデューサー阿部大護氏のお二人をゲストに迎え,いつもながらの緩い空気で,いろいろなことを語
緒方恵美さんもサプライズ登場。ネタバレ全開で盛り上がった「ダンガンロンパ 超高校級の“らーぶらーぶ”トークセッション」の模様を“ネタバレなし”でお届け ライター:ハメコ。 スパイク・チュンソフトから発売中のPSP用ソフト「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」。そのファン達が集まる招待制イベント「ダンガンロンパ 超高校級の“らーぶらーぶ”トークセッション〜ほわわっ、ネタバレもアリなんでちゅか!?〜」が,本日(2012年9月29日),都内某所の会場にて開催された。 このイベントは,推理アドベンチャーとしての側面を持つ「ダンガンロンパ」シリーズの,なかなか語りにくい本編についてを,ネタバレ全開で語り尽くそうという趣旨のイベントだ。集まったファン達は,もちろん本編クリア済みということで,これまで核心に迫る発言を控えていた開発陣達も,ネタバレ解禁で開発秘話が披露された。そんな貴重な機会ともあ
[CEDEC 2012]短期間,少人数で新規IPの背景美術を完成させたマネジメント。「GRAVITY DAZE」,“LivingBackGround”を考慮したワークフロー ライター:小倉正也 CEDEC 2012の2日目(2012年8月21日),「PlayStation Vita『GRAVITY DAZE』でのLivingBackGroundを考慮した背景ワークフロー」と題した講演が行われた。 すでに,今回のCEDECでは「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動」(以下,GRAVITY DAZE)関連の講演がいくつか行われているが,ここでは同作のアートディレクター,テクニカルアーティスト,背景チーフを兼任した山口由晃氏が登壇。実際にゲーム内の背景が制作されていったワークフローを基に,背景制作の専門的な話から,ほかの職種にも応用可能な人員運用の
[E3 2012]「Quantum Conundrum」は次元を操作して解法を探し出すパズルアクション。キモとなるゲームシステムを紹介 編集部:御月亜希 アクションパズル「Quantum Conundrum(邦題:クウォンタム コナンドラム 超次元量子学の問題とその解法)」(PC / PS3 / Xbox 360)のプレゼンテーションが,E3 2012のSquare Enixブースで実施された。 「クウォンタム コナンドラム 超次元量子学の問題とその解法」 公式サイト Quantum Conundrumは,「Portal」のリードデザイナーを務めたKim Swift氏が手掛けるパズルゲームだ。Portalといえば,一人称視点のパズルという斬新なゲームシステムで話題を集めた作品だが,そのリードデザイナーが新作パズルゲームに関わるということで,どのようなタイトルになるか気になっている人もいるの
[GDC 2012]“一生忘れられない1本”を作り上げるコツとは。「スペースインベーダー インフィニティジーン」の石田氏が語る5つの方法 編集部:noguchi 4Gamerの読者なら“一生忘れられないゲーム”と聞かれて,一つや二つはすぐに思い浮かぶだろう。そして,おそらくそれらのゲームには,ただ面白かったというだけでなく,心に深く刻まれる“何か”があったはずだ。 作り手側である開発者の多くは,ゲーマーの間で語り継がれるようなゲームを世に出したいと願っているだろう。そんな開発者達に向けられたレクチャーが,GDC 3日目となる2012年3月7日に,タイトーの石田礼輔氏によって行われた。タイトルは「Five Techniques For Making an Unforgettable Game」(一生忘れられない1本を作る5つの方法)だ。 タイトー ON! AIR事業本部 開発部 ディレクター
2012年3月5日から9日までアメリカ・サンフランシスコで「Game Developers Conference 2012」(GDC 2012)が開催される。 今年は約500を数えるセッションが用意され,世界中からゲーム開発者が集まってきている。時代の趨勢を反映してか,携帯電話・スマートフォン用のゲームやソーシャルゲームに関するセッションが数を増している。PCゲームでの大ヒットタイトルであるSimsシリーズのソーシャル版に関するセッションや,日本ではお馴染みのDeNAやngmoco,GREEによる講演や出展も行われるなど,ソーシャルゲームの波は確実に押し寄せている。 また,今年は基調講演が行われないというのも注目すべきトピックだろう。例年,(とくに決まりはないのだろうが)コンシューマゲームのプラットフォーマーが行うことが多かった基調講演がなくなり,代わりに全講演者が1分ずつスピーチを行うと
志倉千代丸氏が2時間たっぷりと語ったアニメ版「STEINS;GATE」や「STEINS;GATE 8bit」の裏話。そして科学ADVシリーズ最新作「ROBOTICS;NOTES」の話題も ライター:御簾納直彦 本日(2011年11月5日),東京都千代田区にある法政大学市ヶ谷キャンパスにて,5pb.ブランドを展開するMAGES.代表取締役社長志倉千代丸氏によるトークイベント「緊急招集! 400人委員会」が行われた。法政大学内のサークルからのオファーによって実現したというこのイベントは,2年前にも一度行われており,今回で2回目の開催となる。 ここでは志倉氏が,集まった来場者に向けて「STEINS;GATE」(PC / PSP / Xbox 360 / iPhone / iPad)や「CHAOS;HEAD」,「ROBOTICS;NOTES」(PS3 / Xbox 360)といった,自社コンテンツ
9月18日の0時から朝5時にかけて行われたオールナイトイベント「TIGER & BUNNY 最終回上映会イベント『TIGER & BUNNY~ありがとう!そして、ありがとう!!~』」のイベントレポートをお送りします。 深夜の開催となったにもかかわらず、全国の会場あわせて2万3千人以上が来場。しかも会場外のUstreamでの視聴数は7万7000強と過去最高記録をたたき出すなど、作品の人気を裏付ける結果となりました。また、数字の面だけではなく、製作者やキャストが作品やキャラにかける思いも存分に語られ、それをファンが温かく受け止めるという、非常に熱のこもった内容となっています。 イベントは大きく分けて3部構成となっていて、第一部は出演キャストのトーク。ワイルドタイガー/鏑木・T・虎徹役・平田広明さんと、ルナティック/ユーリ・ペトロフ役・遊佐浩二さんのナレーションからイベントは始まりました。「どう
PS Vitaの最新テクノロジーも垣間見えた、3D立体視や顔認識などSCEの最新技術動向を紹介【GTMF 2011】 ゲームクリエイターを対象としたツール&ミドルウェアの総合展示会、“Game Tools & Middleware Forum 2011(GTMF 2011)”にてソニー・コンピュータエンタテインメントがセッションを実施。最新テクノロジーの一端が明らかに。 ゲームクリエイターを対象としたツール&ミドルウェアの総合展示会、“Game Tools & Middleware Forum 2011(GTMF 2011)”が、2011年6月30日に都内で開催された。ツールやミドルウェアなど、昨今のゲーム開発に欠かせない最新の技術事例が紹介された本イベント。展示や講演のメインとなったのは、国内外のミドルウェアメーカーだったのが、見逃せないのがハードメーカーによるセッション。ここでは、まず
「マチ★アソビ vol.6」でイベントのひとつとして、「魔法少女まどか☆マギカ」の大ヒットで大きく知名度を伸ばしたニトロプラスが、美少女ゲームメーカーから多メディアで人気作を放つ現在の形態に至るまでの10年の軌跡を語る講演会が開かれました。 社長のでじたろう氏と副社長のどい氏の出会いから、夜逃げ、「魔法少女まどか☆マギカ」でも脚本を務めたメインライターの虚淵玄氏による「もう子供向けのゲームは作りたくない」発言からの大転換、その後の手探りのゲーム作りなど、クリエイター集団が自分たちの作りたい作品を世に出すための苦闘の歴史が赤裸々に語られていました。 ニトロプラス10年の軌跡の詳細については以下から。ニトロプラス公式サイト Nitroplus Official Site 講演会場は徳島駅から徒歩で5分ほどの場所にある「あわぎんホール」。 講演の内容は「ニトロプラス10年の軌跡~クリエイター発信
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