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ブックマーク / www.fuze.dj (162)

  • インターネットアートは「壁に飾る」。Electric ObjectsはGIFと宇宙をアートと認めた

    「アダム・フェリス」や「Pi-Slices」、「Hateplow」といったニューメディア・アーティストたちは、コーディングとGIFを駆使した、クリエイティブなアルゴリズムアート作品をナイキやグーグル、ラルフローレンのブランド向けに作る一方で、個人活動としてTumblrなどインターネット上で発表してきたことで知られている。 これまで、彼らのような先進的なネットアーティストの作品を、私たちが目にすることは、PCやスマホのディスプレイに限られてきた。 「Electric Objects」は、デジタルアーティストたちの活動を支援しながら、アートの新しい見せ方に挑むニューヨークのスタートアップだ。創業者でCEOのジェイク・レヴィン(Jake Levine)と、キュレーターのゾーイ・サルディッチ(Zoë Salditch)が2013年に立ち上げたElectric Objectsは、インターネットアート

    インターネットアートは「壁に飾る」。Electric ObjectsはGIFと宇宙をアートと認めた
  • PTSDで苦しむマイクロソフト元社員、インターネットの闇が生んだ悲惨な業務

    世界中の生活基盤、ビジネスの中心になりつつあるインターネットは同時に、性的行為から暴力まであらゆる過激なコンテンツの温床となっている。すでにFacebookなど大手プラットフォームは、ユーザーが投稿した画像や動画、発言をチェックする監視機能を展開済みだ。 アルゴリズムがその監視作業の大部分を自動化する一方で、やはり最終判断は人間の目によって下されているのが通例だ。 監視スタッフの心理的負担は計り知れないはずだ。想像してみて欲しい。インターネットに蔓延る闇だけをひたすら探し続ける仕事を。 2016年末、二人のマイクロソフト元従業員が、マイクロソフトを提訴した。訴えを起こしたヘンリー・ソトとグレッグ・ブラウアートの仕事は、違法の可能性のある画像を判別し、全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)に通報する、オンライン・セーフティ・チームの作業だったが、彼らは想像を絶する残酷な画像を見続けた

    PTSDで苦しむマイクロソフト元社員、インターネットの闇が生んだ悲惨な業務
  • 折り紙顕微鏡のパイオニア、マヌ・プラカシュが、マラリア治療に起こす革命

    インド生まれの生物物理学者マヌ・プラカシュ(Manu Prakash)は、なぜマラリアの診断を待っている人が世界に10億人もいるのか、そして、なぜ診断が進まないのか、についてこう語る。 マラリアだけをとっても、年間に何百万人もの死者を出しています。マラリア感染のリスクを負っており、検査が必要とされている人は10億人存在しています...しかしケニアのアレックス、バングラデッシュのファーティマ、ムンバイのナヴジュート、ウガンダのジュリーとマリーといった地域ではマラリアの検査のために何ヶ月も待たないといけません。なぜか...問題は顕微鏡にあります。顕微鏡は病気の診断のために設計されていません。重たくて場所を取り、手入れも大変です...ここから生まれたのが「折り紙顕微鏡」というアイデアです。 どう控え目に言っても、科学者マヌ・プラカシュは現代のヒーローである。スタンフォード大学の生物工学准教授であ

    折り紙顕微鏡のパイオニア、マヌ・プラカシュが、マラリア治療に起こす革命
  • 「ブツは森に隠せ、猫は頼りにするな」麻薬取引の最新トレンドはトレジャーハンティング形式

    さあ始めよう、人生を賭けたゲームを(...決して推奨はできないが)。 ここ数年、ARG(Alternate Reality Game, 代替現実ゲーム)と呼ばれるリアル世界を舞台にしたゲームが世界的に流行している。日国内では、2012年前後から謎を解きながら閉鎖空間から脱出する「リアル脱出ゲーム」が若者たちの間で流行り、商業施設やアミューズメント施設を謎解きゲームの舞台に変えた。Google Mapと連動した『Ingress』や『Pokémon GO』は、文字通り実世界を丸ごとゲームフィールドに変貌させることで、世界中に熱狂的なプレイヤーを獲得した。だが、より刺激的な「ゲーム」を楽しみたいなら(そして法を犯し、人生を終わらせるリスクをいとわないのであれば)、ロシアでの麻薬取引に関わるのが一番だろう。 複数のサーバーを自動経由することで匿名性を維持するプログラムTor(The Onion

    「ブツは森に隠せ、猫は頼りにするな」麻薬取引の最新トレンドはトレジャーハンティング形式
  • 自動運転車のAIに「人間の生死」を教える、大学教授の狙い

    専門家たちの予想を、見事に裏切り、人工知能AI)は過去数年で驚くほどの進化を遂げてきた。 2010年にはIBMのAI「ワトソン」がクイズ番組「ジェパディ!」で人間のクイズ王に勝利、2016年にはグーグルとDeepMindの囲碁AIプログラム「AlphaGo」が世界最強と言われるプロ棋士に勝利した。人工知能の応用は爆発的に、しかし確実に広がっている。今では多くの人がスマートフォンのアシスタントという形で所有しているし、グーグル検索の裏側にも実装され始めるなど、無意識のうちに日々利用しているのが2017年だ。 そして今、人工知能は、人間の命を預かる機械にも、入り込もうとしている。この技術的かつ倫理的な難題に挑んでいるのが、自動運転車の開発者たちだ。テスラの自動運転車は、AI操縦の「オートパイロット」によって、高速道路などの限られた環境ではすでに公道を走っているし、グーグルは人間の操作をまった

    自動運転車のAIに「人間の生死」を教える、大学教授の狙い
  • ブロックチェーンは、難民を「経済的アイデンティティ」で救っている

    国連難民高等弁務官事務所の2015年の報告によると、世界の中で強制的に移住させられた人の数は史上最多の6530万人に達した。彼らが異国の地で自立した生活をしようとしても、身分を証明するものや銀行口座といった経済活動の基盤がない、または持つのが難しいのが現状である。また世界銀行によれば、難民化していなくても、銀行口座を持てずにいる人は2014年時点で20億人存在している。 銀行取引のような基的なサービスが受けられなければクレジットカードも持てず、物やサービスの売り買いも現金や物々交換でしかやり取りできず、経済活動は必然的にローカルに閉じてしまう。治安の悪い地域で多額の現金を持つことは危険でもある。また発展途上国ではひとりの人が複数の団体から何らかの支援を受けることも珍しくないが、それらの団体を横断するアイデンティティが存在しないことで、支援を受ける人の置かれた状況の把握が困難であった。 そ

    ブロックチェーンは、難民を「経済的アイデンティティ」で救っている
  • アンディ・ウォーホルをコンピュータ・アーティストに変えた、Amigaの軌跡を追う

    1985年にコモドールから発売されたコンピューター、Amiga(アミガ)が30周年を迎え、注目が集まっている。MacWindowsが覇権を握るはるか以前のコンピューターの時代に人気を集めた、Amigaに焦点を当てたドキュメンタリー映画『Viva Amiga: The Story of a Beautiful Machine』が1月7日(日時間)に配信された。制作資金は2011年に実施したKickstarterのクラウドファンディングキャンペーンで調達している。 日語の字幕付きで観られるのはVimeo。海外ではAmazoniTunes、Google Playでも視聴できるが、日では未対応のようだ。また、DVDとBlu-Rayの発売を2月に予定しており、詳細は後日Facebookページでアナウンスされる予定だ。 Amigaが初めて世に知られたのは、1984年のCES。市松模様のボール

    アンディ・ウォーホルをコンピュータ・アーティストに変えた、Amigaの軌跡を追う
  • ドラマ『ミスター・ロボット』の「リアリティ」は、なぜ刺激的か?

    アメリカテレビドラマの勢いが止まらない。Netflixを始めとするストリーミング配信や、ビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスの台頭でエンターテイメントは映画館に足を運んだり、決まった時間にテレビ画面の前で待つものから、自宅で好きな時に好きなデバイスで見るものへと変化した。 ストリーミング文化がコンテンツの先鋭化を生み出す ストリーミング視聴の時代では、視聴者が自分の見たい番組を選ぶ。これまでのテレビ番組のように意図せずにオンエア中の番組を見てしまうという視聴の選択が変わった。 かつてHBOなどケーブルテレビや衛星放送の専売特許であった、過激かつ洗練されたコンテンツは、あらゆるプラットフォームからどんどんと世に出されるようになった。HBOやFOXといった有料テレビ局は、NetflixAmazon Primeでコンテンツを流す一方で、自社のストリーミング・チャンネルを展開している。 そ

    ドラマ『ミスター・ロボット』の「リアリティ」は、なぜ刺激的か?
  • ガイアナの奥地で、YouTube動画を真似してまで、ドローンが作られる理由

    南米北部のガイアナで生活を営む先住民ワピチャンは、現在ガイアナ南部からブラジル北部にかけて生活基盤を築き、ガイアナ国内に9,000人ほどいる先住民のひとつである(ガイアナの人口は世界165位の736,000人だ)。ワピチャンは伝統的な作物やキャッサバなどを栽培しながら森で狩りをし、先祖代々の生活スタイルや文化を守りながら暮らしてきた。 それは、ワピチャンたちの精神性も変わらない。彼らは、人間をふくめ生命あるものすべての先祖の霊は現世とつながっていると信じ、森の動物たちは人間の魂の先祖であり、料として自分自身を差し出すことで、現世の人間ともつながっていると考えている。べられることで、再び彼岸へと還るのだ。物連鎖をはじめとするエコシステムは、物質の循環だけではなく魂の循環のシステムでもある。現世と彼岸、人間界と自然界は分断されておらず、相補的でシームレスに円環する関係にある。これこそが、

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  • 「ビットコイン」新世界のベネズエラ:自由を求める、採掘者たちの反逆

    ベネズエラで今、ビットコインが注目を集め、デジタル通貨のマイニングが急速に広がっている。だが、それはベネズエラ人が進取の精神に富んでいるからとか、テクノロジーに積極的な政策が行われているからとかではない。背景には、社会主義国ならではの特殊な事情、そして外貨への切実なニーズがある。年率500%近いインフレの中にあるベネズエラにおいて、通貨マイニングはテクノロジー愛好家の派手な趣味や、金に物を言わせた実験ではなく、ほとんどライフラインと言えるほど重要な収入源となっている。reasonがその実態を詳細に伝えている。 ベネズエラ政府は「21世紀の社会主義」を掲げてさまざまな改革を行ってきたが、その経済は数年前から危機的状況に陥っている。料や薬などの生活必需品も企業の生産活動に必要な物資も不足して年率481%という強烈なインフレが進み、失業率は20%に達すると予測されている。ニューヨーク・タイムズ

    「ビットコイン」新世界のベネズエラ:自由を求める、採掘者たちの反逆
  • 2017年へ:「幼年期は終わる。今こそバベルの塔を建てよう」(後編)

    << 前編はこちら 魔法の世紀に生まれた「ポスト真実」 2015年、2016年を占う上で『魔法の世紀』というを上梓した。魔法の世紀という言葉は、マスメディア型の情報伝達系が世界を支配した20世紀を「映像の世紀」と呼び、その対比として、コンピュータによってあらゆるものが「ブラックボックス化」=「魔術化」した今世紀の姿を、アメリカの社会批評家モリス・バーマンの『世界の再魔術化』というになぞらえて「魔法の世紀」と呼んだものだ。 魔術化は、人が動かす社会システムにも大きな影響をもたらす。人はものの仕組みに無頓着になっていき、例えば近年のSNSに関する調査結果によれば人は真実よりもデマのほうを好んでシェアする傾向にあるし、SNS上のコミュニティの中で一人一人が好んだ世界を好んだように生きている。このような感覚を拙著では「貧者のVR」と呼んだ。一人一人はそれが現実だと思って生きてはいるものの、タイ

    2017年へ:「幼年期は終わる。今こそバベルの塔を建てよう」(後編)
  • 「パンクの女王」ヴィヴィアン・ウェストウッドが、「マッドマックス」なクラブイベントで伝えたいこと

    「パンクの女王」の異名を持つ、イギリスのファッションデザイナー、ヴィヴィアン・ウェストウッドが、2月20日にロンドンで気候変動をテーマにしたクラブイベントを開催することが発表された。場所はロンドンの大型クラブFabric、ドレスコードは「マッドマックス」だ。i-dによれば、イベントを主催するのは、ヴィヴィアン・ウェストウッドによる環境保護活動団体Climate Revolutionで、グリーン・エネルギーへの切り換えを呼びかけることが目的だ。ウェストウッドは1月のロンドン・ファッションウィークの中でも、グリーン・エネルギー事業者Ecotricityをフィーチャーした「エコ・パンク」なファッションラインを披露して話題を集めた。 2月のイベントでは、ヴィヴィアン・ウェストウッドやEcotricityの創業者デール・ヴィンスがトークを行い、A Guy Called GeraldがDJを務める。チ

    「パンクの女王」ヴィヴィアン・ウェストウッドが、「マッドマックス」なクラブイベントで伝えたいこと
  • https://www.fuze.dj/2017/01/Vivienne_Westwood_ClimateRevolution

  • 2017年へ:「幼年期は終わる。今こそバベルの塔を建てよう」(前編)

    2017年が始まった。iPhoneが発表されて1月9日で10年になる。この10年で生活をもっとも大きく変えたもの、それはスマートフォンだと思う。 初代「iPhone」は2007年1月のMacWorldで発表された スマートフォンはおそらく21世紀でもっとも人の生活を高速に、そしてダイナミックに変えた装置でありインフラだ。それ以前のタッチパネル型PDAが成し得なかったことを、「スマートフォンという象徴的ハードウェア」と、それを成り立たせる「ソフトウェア流通プラットフォーム」および「通信インフラ」の組み合わせは、軽々と超えていった。たった10年で劇的に世界のすべてを作り変えたのだ。 人はインターネット上に第二の言論・視聴覚空間を作り、住所を持ち、デジタル空間にもう一度生まれた。 IoTによる技術革新は我々の生活習慣と文化を不可逆なほどに変えてしまった。誰とでも連絡がつき、待ち合わせ場所と時間を

    2017年へ:「幼年期は終わる。今こそバベルの塔を建てよう」(前編)
  • トランスジェンダーコミュニティをiPhoneで撮影。映画『タンジェリン』ショーン・ベイカー監督:「映画を作りたければ、待つな!」

    トランスジェンダーコミュニティをiPhoneで撮影。映画『タンジェリン』ショーン・ベイカー監督:「映画を作りたければ、待つな!」DIGITAL CULTURE 『タンジェリン』は、2015年のアメリカに旋風を巻き起こした映画だ。ロサンゼルスのトランスジェンダー・コミュニティを描いた作は、主演の2人を始めとしてほとんどの役を現地の素人が演じ、そしてなんと、全編を通して撮影はiPhone 5sのみで行なわれた。 2015年のサンダンス映画祭で初お披露目となったこの映画は、完成度の高さが熱狂を呼び、インディペンデント映画の登竜門であるゴッサム・インディペンデント映画賞で観客賞・助演女優賞を受賞、他にもサンフランシスコ映画批評家協会賞、インディペンデント・スピリット賞など数々の映画賞で受賞を果たした。 日でも、1月28日からシアター・イメージフォーラムでの公開が決定している。 監督をつとめるシ

    トランスジェンダーコミュニティをiPhoneで撮影。映画『タンジェリン』ショーン・ベイカー監督:「映画を作りたければ、待つな!」
  • ジョン・マカフィー。大統領選挙からビットコイン・マイニングへ、波乱の人生は続く

    セキュリティソフトウェアの草分けであるマカフィー・アソシエイツ創業者のジョン・マカフィー(John McAfee)。彼は1994年に同社CEO退任後も複数の事業を立ち上げる一方、麻薬の一種であるMDVP(バスソルト)を愛用し、2012年には殺人容疑で逮捕されるなど、特異な行動と過激な言動で物議を醸してきた。2016年には、米政治批判を繰り返し、リバタリアン党からアメリカ大統領選挙に立候補し、予備選挙で敗退している。 マカフィーはテック熱に冷めたのか、不動産投資や、ヨガにのめり込むなど活動範囲を広げていた。しかし、2012年の逮捕・米国への送還騒動以降、再びセキュリティ関連の動きが目立ってきた。2013年にはセキュリティ/プライバシー関連ソリューションを提供するFuture Tense Centralを立ち上げ、モバイルアプリ「D-Central 1」を発表している。また、2016年にテロリ

    ジョン・マカフィー。大統領選挙からビットコイン・マイニングへ、波乱の人生は続く
  • IKEA製難民シェルターが、「最高の発明品」に選ばれた理由

    ある日突然家を失う理由はさまざまだ。火事、地震や津波などの自然災害、そして戦争。人間が基的な生活を営むためには、最低限の衣住を確保する必要がある。難民支援といえば、料や衣料品の配給をイメージするが、雨露をしのぐ住居の存在も人間の生存には不可欠だ。 国際NGOハビタット・フォー・ヒューマニティは建築技術を提供し、現地の人たちのコミュニティと協力しながら住宅を作る活動をしている。また、無利子・無担保で費用を融資することで、被災者が無理なく新しい生活を立て直す支援もしている。 だが、中東やアフリカなどの紛争地など大量の難民が発生する地域では、できるだけ早く大量のシェルターを用意しなければならない。それを支援している企業のひとつが、IKEAである。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)との協働で、IKEAは4時間で組み立てられる高品質なシェルター「Refugee Housing Unit」(

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  • 「Tinder」を使って、活動家を監視するブラジル政府と、プライバシーの消失

    2016年9月、ブラジルで若い社会活動家21人が警察に拘束された。彼らはミシェル・テメル大統領代行(当時)に対する抗議活動を計画していたが、活動家グループの内部にブラジル軍の幹部が一人で潜入しており、計画が筒抜けになっていたのだ。その幹部はFacebookやInstagram、そして出会い系アプリTinderを駆使し、活動家グループに接近して信頼を得ていた。この事件は政府が市民に対し強い力を持つ新興国ならではの問題ではなく、インターネットを使うあらゆる社会に共通する課題を示唆している。 Motherboardによれば、その軍幹部・ウィリアン・ピナ・ボテルホは、ソーシャルメディアのプロフィールにカール・マルクスの発言とするものを掲載し、いかにも「左寄り」の人物であるかのようにふるまっていた。彼はTinderで「左翼思想で共感できる女性」を探しているとも言っていた。そして実際に反政府活動に参加

    「Tinder」を使って、活動家を監視するブラジル政府と、プライバシーの消失
  • 人体により近い人工臓器の「バイオプリント」に、ハーバード大教授が成功する

    3Dプリント技術の進化によってさまざまなものがプリント可能になり、すでに自動車や家、べ物など多様なものが3Dプリントされている。この潮流に合わせるように増加しているのが、人間の臓器や組織を自在に作り出せる「バイオ3Dプリンタ」の開発だ。今、バイオ3Dプリント技術を使った、肝臓や腎臓、心臓やすい臓など、さまざまな臓器の作成が世界各地で実験されている。 しかしながら、バイオ3Dプリンタで作られた人工臓器が人間に移植された例はまだ報告されていない。各研究機関が移植可能な臓器のプリントに向けてしのぎを削っている中、ハーバード大学のヴィース研究所が腎臓の主要な機能をバイオ3Dプリンタで再現することに成功した。Harvard Magazineがその詳細を伝えている。 ヴィース研究所のジェニファー・ルイス博士率いるチームは、血液中の老廃物などを濾過して尿として排出する肝臓の機能で、尿を生成する重要な働

    人体により近い人工臓器の「バイオプリント」に、ハーバード大教授が成功する
  • 製品は届かないまま、個人情報が横流しされている? クラウドファンディング「iBackPack」の闇

    4 インターネットの深淵製品は届かないまま、個人情報が横流しされている? クラウドファンディング「iBackPack」の闇DIGITAL CULTURE クラウドファンディングには危険がつきものだ。どこの馬の骨とも知らない人々が行なうプロジェクトに資金を提供し、たとえそれが真っ当なプロジェクトであっても成功するとは限らない。そんなリスクを承知の上で出資する支援者たちは、まるで信頼という名の薄い氷が張った湖の上でスケートする人々のようだ。 しかし支援者たちの個人情報は、薄い信頼を一枚挟んだ水面下で個人情報取引の対象となっているかもしれない。 FUZE編集部は、匿名の情報提供者から連絡を受けた。自身の運営するウェブサイトにメールを受け取ったという彼は、以前Indiegogoにてクラウドファンディングプロジェクトを行なった人物。そこへ送られてきたメールは、KickstarterやIndiegog

    製品は届かないまま、個人情報が横流しされている? クラウドファンディング「iBackPack」の闇