本日は、囲碁を極め『宇宙流』という独特かつ大胆な投石をすることで人気を集める棋士が登場する。 彼の碁は、『考える』『先を読む』こととは一線を画し、『直感で感じること』を最も大切にし投石をする。 “名人”や“本因坊”という囲碁界の名誉あるタイトルを6度も制覇し、「世界最強の男」の異名も持つ。 しかも驚くことに 今では、練習は殆どせず、 ほとんどの時間を遊びに当てる程 多趣味の持ち主である。 彼はどのようなきっかけで世界最強に至ったのか? さあ・・・棋士、武宮正樹様の登場です! 「一生懸命ふまじめ」 囲碁を始めたのは他の人よりも大分遅かった。プロ棋士は早い人で3歳から始めることが多く、通常は4~5歳が多い。私は8歳から始めた。わんぱくな少年だったので、父が大の囲碁好きということもあり、落ち着きのある子どもに育てようと囲碁を始めさせられた。 始めてからはめきめきと上達し、囲碁の恩師の勧めもあり本