日本中央競馬会(JRA)が今年4月から発売を開始した新馬券「WIN5」の初年度の売り上げが455億9135万6600円に上り、今年の総売上高(2兆2935億7805万3600円)の約2%に達したことが27日、分かった。当初予想の1回2億~3億円の売り上げを大きく上回り、平均12億3219万円の好調ぶり。総売り上げが14年連続で減少する中、競馬界にとって久々の明るい材料になった。 会員限定のインターネットのみで発売されたWIN5は指定された5レースの1着すべてを当てるもので、100円で払戻金が最高2億円に達する高額配当が売り。2億円は6月の一度だけだったが、9月には28億円の最高を売り上げた。売り上げの96%は自ら予想する完全セレクトが占めたため、本命サイドで決まった場合、1万3720円という払い戻しもあったが、平均払戻金は約2321万円。競馬界では初の億単位の売り上げが期待されるとあって、