タグ

ブックマーク / book.asahi.com (23)

  • ドイツ文学者・横道誠×ノンフィクション作家・高野秀行対談(前編) 発達障害を持つ私たちは、いかにして混沌とした世界を再構築していくか|じんぶん堂

    じんぶん堂TOP 教養 ドイツ文学者・横道誠×ノンフィクション作家・高野秀行対談(前編) 発達障害を持つ私たちは、いかにして混沌とした世界を再構築していくか 記事:晶文社 横道誠さん(左)、高野秀行さん(右) 書籍情報はこちら 興味がないことには興味なし 高野 横道さんとお会いするのは、実は今日が初めてなんですよね。一度オンラインで顔合わせだけしましたが、実際にお目にかかったのは、ここ代官山 蔦屋書店のラウンジで、ついさっき。 横道 そうですね。 高野 コーヒー飲んでるだけなのにニコニコしていて、チャーミングな人だなと思いました。 横道 僕も同じことを思っていました(笑)。ニコニコしてチャーミングな方だな、と。発達障害者って、ふだんしんどいことが多いから、ちょっとした嗜好品でも快楽を強く感じて、ニコニコしちゃうんでしょうね。 高野 発達障害でよかったことのひとつですね。横道さんはASDとA

    ドイツ文学者・横道誠×ノンフィクション作家・高野秀行対談(前編) 発達障害を持つ私たちは、いかにして混沌とした世界を再構築していくか|じんぶん堂
    goldhead
    goldhead 2023/02/02
    なにかしらの天才だとは思っているけど、そういうふうにみたことはなかった、金子光晴→”私の考えでは、金子光晴は自閉傾向があったんだろうと思うんです”
  • 坂口恭平さん『躁鬱大学』インタビュー 気分の波に悩むすべての人に贈る“読むクスリ”|好書好日

    文:岩恵美、写真:北原千恵美 坂口恭平(さかぐち・きょうへい) 1978年、熊県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。作家や建築家、絵描き、音楽家などとして多彩な創作活動に取り組む。躁病であることを公言し、自らの携帯電話(090-8106-4666)で「いのっちの電話」の相談員も務める。近刊に『自分の薬をつくる』(晶文社)、『苦しい時は電話して』(講談社現代新書)、パステル画集『Pastel』(左右社)など。現在は熊市を拠点に活動。2023年に熊市現代美術館にて個展を開催予定。 Twitterとは体質である ――昨年noteにアップされた時には、躁病と診断されたことがない自分には関係ない内容かなと思って読んでいなかったのですが、大間違いでした。気分の浮き沈みは、大なり小なり人にはつきものですもんね。 僕は『躁大学』っていう体(てい)がただ欲しいだけ。言おうとしているこ

    坂口恭平さん『躁鬱大学』インタビュー 気分の波に悩むすべての人に贈る“読むクスリ”|好書好日
    goldhead
    goldhead 2021/05/24
    神田橋條治医師には毀誉褒貶あるよな。おもしろいけど。坂口さんはたしか薬不要になったらしいけれど、おれはちまちま抗精神病薬飲んで躁鬱と付き合っていきます。
  • 架空の神話大系・クトゥルー神話はいかにして生まれ、世界に広がったのか? 森瀬繚さんインタビュー|好書好日

    文・朝宮運河 写真・斉藤順子 森瀬繚(もりせ・りょう)ライター・翻訳家 小説やアニメ・ゲームのシナリオの執筆や、ゲームを中心に神話・オカルト・歴史考証に携わる。翻訳家としてはS・T・ヨシ『H・P・ラヴクラフト大事典』(日語版監修)、リン・カーター他『クトゥルーの子供たち』(立花圭一との共訳)、R・ゼラズニイ『虚ろなる十月の夜』などがある。クトゥルー神話研究家としても、国内の神話作品を網羅したガイドブック『All Over クトゥルー』などの著作がある。H・P・ラヴクラフト作品の注釈付き作品集「新訳クトゥルー神話コレクション」を刊行中(既巻5冊)で、最近kindle版も発売された。 そもそもクトゥルー神話とは? ――近年、「クトゥルー神話」という単語をよく目にするようになりました。ゲームやアニメの題材としてしばしば取りあげられますが、クトゥルー神話とはどんなものなのでしょうか。 主に192

    架空の神話大系・クトゥルー神話はいかにして生まれ、世界に広がったのか? 森瀬繚さんインタビュー|好書好日
    goldhead
    goldhead 2020/10/12
    ラヴクラフトに影響を与えたと言われるロード・ダンセイニは大好きなのだが、ラヴクラフトは何故か読めない。新翻訳なら興味が持てるだろうか?
  • 近藤ようこさん「高丘親王航海記」インタビュー 澁澤龍彦作品の“明るさ”に惹かれて|好書好日

    文:朝宮運河 写真:斉藤順子 近藤ようこ(こんどう・ようこ)マンガ家 1957年新潟県生まれ。國學院大學在学中の79年、雑誌「ガロ」に投稿した「ものろおぐ」でデビュー。『見晴らしガ丘にて』で第15回日漫画家協会賞・優秀賞、『五色の舟』(津原泰水原作)で第18回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門大賞を受賞した。主な作品に『悲しき街角』『遠くにありて』『ルームメイツ』など。『妖霊星』『宝の嫁』など中世日を舞台にした作品や、『戦争と一人の女』(坂口安吾原作)、『夢十夜』(夏目漱石原作)、『死者の書』(折口信夫原作)など、日文学のコミカライズでも高い評価を受けている。 これまで描いたことのない世界を描く ――澁澤龍彦の小説をコミカライズした『高丘親王航海記』の1・2巻が同時発売されました。9世紀に実在した高丘親王(平城天皇の皇子)の天竺への旅を描いた、奇想天外な冒険記です。幻想文学の傑作として

    近藤ようこさん「高丘親王航海記」インタビュー 澁澤龍彦作品の“明るさ”に惹かれて|好書好日
    goldhead
    goldhead 2020/09/22
    初回掲載の「コミックビーム」は買ったけど、そのあと忘れてた。単行本買おう。澁澤龍彦は根本的に明るい兄貴だって思ってる。衒学的、耽美的なイメージは、ある種のミスティフィカシオン。
  • この漢字読める?「宛字」は日本人の情緒の賜物 杉本つとむさん「宛字百景」|好書好日

    文:志賀佳織、写真:斉藤順子 杉つとむ(すぎもと・つとむ)早稲田大学名誉教授 1927年、横浜生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学文学部教授を経て、現職。オーストラリア国立大学招聘教授をはじめ、モスクワ大学招聘教授、オランダ・ライデン国立大学研究員、北京日学研究センター講師など、海外でも日語学の教員を務めた。『杉つとむ著作選集』のほか、『語源海』『蘭学三昧』『馬琴、滝沢瑣吉とその言語生活』など著書多数。 ――「こんな言葉にこんな漢字をあてるんだ」「え、この漢字ってこういうふうに読むの?」 と驚きながら、どんどん頁を繰っていってしまいました。漢字って面白いですね。 「宛字」というのは、中国の文字である漢字を、来の日語にあてた場合をいいます。日には来、文字というものがなかったんですね。そこに古代、中国から漢字が入ってきて、それを借用しました。借りた漢字で日語をどう活用する

    この漢字読める?「宛字」は日本人の情緒の賜物 杉本つとむさん「宛字百景」|好書好日
    goldhead
    goldhead 2018/08/09
    "「湯桶読み」や「重箱読み」についても、日本語の使い方として変則的だ、などという説がありますが、これだってとんでもない。これこそが日本語の正則ですよ"
  • 「エヴァ」でも注目、「死海文書」に世界はなぜ驚かされるのか? 日本語版刊行開始|好書好日

    文・北林のぶお 「死海文書」は、確かに存在している。旧約聖書の写を含む約2000年前の古文書が、「世紀の大発見」と言われてから約70年。解読作業の遅れから、オカルト的な興味の対象になったり、真偽そのものを疑う声も一部で上がった。ようやく現存する文書の公刊がほぼ終わり、日でも全12冊の刊行が始まった。ぷねうま舎の社長で編集を担当した中川和夫氏は、聖書を新たに読み解く試みについて「長年の夢を実現できた」と、静かに語る。 ――まず「死海文書とは何か」というところからお聞かせください。 1946年から47年にかけて、現在のヨルダン川西岸地区にある死海のほとりの洞くつ群から、ベドウィンの羊飼いの少年が偶然にも巻物を収めた壺を見つけた、という逸話が伝えられています。巻物は後に20世紀最大の考古学的発見と言われるのですが、ベドウィンから古物商、さらにはシリア正教会の大司教の手に渡り、数奇な運命をたど

    「エヴァ」でも注目、「死海文書」に世界はなぜ驚かされるのか? 日本語版刊行開始|好書好日
    goldhead
    goldhead 2018/08/01
    『死海文書』と『ユダの福音書』と『ナグ・ハマディ写本』を正典とする似非キリスト教団体を作り、EVAファンとPKDファンを信者にするというのはどうか。
  • 湯浅誠「ヒーローを待っていても世界は変わらない」書評 面倒な民主主義と向き合う|好書好日

    ヒーローを待っていても世界は変わらない [著]湯浅誠 2008年末の年越し派遣村で村長として活躍した湯浅誠。彼は通算2年、内閣府参与を務め、現在は大阪を拠点に活動する。民間と行政を経験した湯浅が考える民主主義とは何か。橋下徹現象をどう見るか。 民主制は、どこまでも面倒くさい。多様な人々の異なる意見を闘わせつつ、互いに調整しなければならないからだ。しかし、特定のテーマに強い執着を持っている人ほど、「自分はわかっている」と思っているために、冷静に異なる意見を聞くことができない。相手をすぐに否定したがる。しかも粘り強く調整を行っていると、なかなか物事が決まらない上に、様々な妥協を強いられる。 すると、どうなるか。多くの人々がイライラし始め、「決めてくれ。ただし自分の思い通りに」と考えるようになっていく。ここに利害調整の拒否を伴うヒーロー待望論が出現する。 この現象は、政治システムへの不信と直結し

    湯浅誠「ヒーローを待っていても世界は変わらない」書評 面倒な民主主義と向き合う|好書好日
    goldhead
    goldhead 2012/09/25
    ヒーローを待っていても世界は変わらない? サレバ予ハ最初ノ皮切リトシテ模範トシテ一奸物ヲ誅シ……という本ではないか。
  • この夏に読みたいSFの古典10 - 特集の本棚 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    早川書房が「ハヤカワSF・ミステリebookセレクション」をスタートさせるなど、海外SFやハードボイルドの名作を電子書籍で読める環境がようやく整ってきました。  今回はその中から「古典(クラシック)」と呼びうるSF作品10点を取り上げます。発表年代の違いはあれ、どれも次の世代へ読み継がれるべき作品という評価が定着しているものばかりです。  「電子書籍」というSF的メディアで、SFの傑作を読む。夏の盛りにこんな未来体験してみませんか?  Spaceship Artwork by John E. Lester カルト的人気の未来小説 現代SFの旗手の一人としてカルト的人気を誇るフィリップ・K・ディックの1968年の作品。最終戦争で荒廃した地球を舞台に、火星から逃亡したアンドロイドと、彼らを殺害しようとする賞金稼ぎの追跡劇を描く。印象的なタイトルは、主人公が自宅に人工の羊を飼っているという設定か

    goldhead
    goldhead 2012/08/16
    いまの端末ではまだまだSF感が足りないというのは高望みか?>"「電子書籍」というSF的メディア"
  • 好書好日|Good Life With Books

    朝日新聞で毎週土曜朝刊に掲載している読書面。 今週掲載予定の書籍を先行チェックできます。 更新は毎週月曜日!

    好書好日|Good Life With Books
    goldhead
    goldhead 2012/05/23
    こんなページあったんか。
  • 種村季弘の書評宇宙 - 特集の本棚 - 本に出あう - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    西洋の錬金術や魔術から中国のエロス、江戸の美まで、古今東西の異端の文化を紹介し、澁澤龍彦とともに日に幻想文学を根付かせたドイツ文学者の種村季弘さん(1933~2004)。難しそうなも、その手にかかれば読んでみたくなる。書評の中の書評、博覧強記・種村季弘による書評の〈迷宮世界〉をのぞいてみませんか。 薔薇の名前(上・下) [著]ウンベルト・エーコ ■何通りもの解釈秘め とりあえずは僧院連続殺人ミステリーである。北イタリア、ボッビオの町にほど近い山上台地の修道院内で、7日間のうちにつぎつぎに6人の修道僧が殺害される。その謎(なぞ)ときを、さる重要会議のために修道院に立ち寄った、その名もバスカヴィルのウィリアムという、みるから…もっと読む

  • コラム別に読む : ニセ科学って何だ? 久保田裕が選ぶ本 - 久保田裕(科学医療部) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■思い込みが行動を左右する 一見、科学的な主張に見えるものの、実は科学でない。そんな主張を、ニセ科学とかエセ科学、疑似科学などと呼ぶ。 血液型でその人の性格が分かるとする血液型性格判断や、マイナスイオンを浴びると健康になるとか、水に「ありがとう」と話しかけるときれいな結晶ができる、などといった類いの主張のことだ。先月亡くなったスティーブ・ジョブズ氏ががん治療に取り入れ、のちに悔やんだと伝えられる事療法などの代替医療にもニセ科学は多い。 人の行動や発言は、理性や客観性、科学的事実といったことより先に、自分が元から抱いている感情や思い込みといったものに左右されやすい。最近、この傾向が大きく出たのが、東京電力の福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質に対する人々の態度だろう。 「ニッポン、頑張ろう」というかけ声のその陰で、「放射能を散らすので、福島製の花火は打ち上げるな」とか、「福島か

    コラム別に読む : ニセ科学って何だ? 久保田裕が選ぶ本 - 久保田裕(科学医療部) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 【レビュー・書評】「フクシマ」論―原子力ムラはなぜ生まれたのか [著]開沼博 - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    「フクシマ」論―原子力ムラはなぜ生まれたのか [著]開沼博[評者]上丸洋一(社編集委員)[掲載]2011年7月17日著者:開沼博  出版社:青土社 価格:¥ 2,310 ■能動的に原発を「抱擁」した歴史 福島は、どのようにして「原子力ムラ」となり「フクシマ」となったか。その主題を「中央と地方」「戦後成長」との関係から追究する。約400ページの書は一部を除いて3・11以前に書かれた。福島県生まれの若い研究者の学術論文が、未曽有の大震災をへて注目を集めている。 「(原発が)ないならないほうがいい」 著者のインタビューに福島県の50代の女性が答える。それでも「出稼ぎ行って、家族ともはなれて危ないとこ行かされるのなんかよりよっぽどいいんじゃないか」と。 原子力ムラは自ら能動的に原発を「抱擁」(受容)している。その「幸福感」に著者は着目し、ムラを受動的な存在とみる見方を退ける。 書を読みながら

  • 【レビュー・書評】ホリエモンの宇宙論 [著]堀江貴文 - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    ホリエモンの宇宙論 [著]堀江貴文[評者]荒俣宏(作家)[掲載]2011年5月15日著者:堀江 貴文  出版社:講談社 価格:¥ 1,500 ■しょぼさにロマン、星へバイク便 数年前にラスベガスに行って、ホーキング博士も体験した無重力飛行に挑戦したとき、アメリカの民間宇宙旅行熱が尋常でないことを実感した。NASA(米航空宇宙局)が宇宙開発を民間企業に開放し、ジェットコースターなみの人気アトラクションになっていたからだ。この分野に投資するベンチャー企業家に取材したら、これまで政府に任せていたのが失敗だった、と異口同音に言う。 わが日では民間宇宙旅行ビジネスといってもまだ夢の夢にすぎないが、ホリエモンが真っ先に参入している。その気度が推し量れる書は「宇宙論」という壮大な表題にまったく似合わない、みごとに「しょぼい」話である。彼がめざすビジネスは、電源があってカメラと通信機能が使える携帯電

    goldhead
    goldhead 2011/05/23
    "しょぼい経済性追求の「宇宙論」からも心をくすぐるロマンが伝わってくる"
  • 【レビュー・書評】〈私のコミック履歴書〉お笑い芸人 鳥居みゆきさん - コミック・ブレーク - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    〈私のコミック履歴書〉お笑い芸人 鳥居みゆきさん[掲載]2011年2月23日朝刊鳥居みゆきさん臨死!! 江古田ちゃん [作]瀧波ユカリ■あまり演じてません〈インタビュー全文〉 ――小さい頃はどんなマンガを読んでいましたか。 鳥居 中3までの記憶がほとんどないんです。過去を振り返らない性格なので……。小学生のとき、テレカが欲しくて「りぼん」を買っていたことがありました。でも、そのためにすごく切手を使って、結局損したような気もするんですけど。あとは「漫画ローレンス」を読んでいました。『みこすり半劇場』も好きですね。 ――なるほど……。特に好きなマンガ家というと? 鳥居 丸尾末広さんが大好きで、画集も持ってますし、同じ作品でもジャケットが違うやつは全部集めてます! 楳図かずおさんのもいっぱい持っています。『まことちゃん』『洗礼』『14歳』……。『14歳』に出てくる「チキン・ジョージ」って「吉祥

    goldhead
    goldhead 2011/02/23
    "あとは「漫画ローレンス」を読んでいました。『みこすり半劇場』も好きですね"
  • asahi.com(朝日新聞社):ノンフィクション作家・佐野眞一さん(3) 「事実」を丹念に掘り起こす - on reading 本を開けば - BOOK

    ノンフィクション作家・佐野眞一さん(3) 「事実」を丹念に掘り起こす[掲載]2011年2月20日書店に足を運んだときは、丁寧に書棚を見てまわる=東京・霞が関の「書原」、郭允撮影著者:森 達也  出版社:集英社インターナショナル 価格:¥ 1,995 私たちは夥(おびただ)しい情報に囲まれて暮らしている。それは新聞、テレビ、インターネットから日々押し寄せてくるので、その情報をつい周知の事実だと思ってしまう。だが、それは当に信ずるに足る事実なのだろうか。 ノンフィクションを一言で定義すれば、こうした“事実”を丹念に掘り返し、実は何も知らなかったということを読者に気づかせる文芸だといえる。 森達也の『A3』は、日中を震撼(しんかん)させたオウム真理教教祖の麻原彰晃を取り上げ、あなたは当にオウムを知っているのですか、もっとあからさまに言えば、死刑判決が出た麻原を“吊(つる)して”終わりにして

    goldhead
    goldhead 2011/02/23
    本屋みたいな書庫だ!……と思ったら本屋の写真だった。
  • asahi.com(朝日新聞社):「衣笠監督」なぜないの? 作家の堀さんが新著で分析 - ひと・流行・話題 - BOOK

    「衣笠監督」なぜないの? 作家の堀さんが新著で分析2011年1月23日著者:堀治喜  出版社:文工舎 価格:¥ 819 「衣笠祥雄は、なぜ監督になれないのか?」。広島カープファンの作家、堀治喜(はるき)さん(57)=広島市安佐北区=が昨年末、こんな題名の新著を刊行した。カープ一筋で国民栄誉賞まで受けた衣笠さんがコーチにも招かれないことへの疑問を切り口に、13季連続Bクラスという低迷から抜け出せない球団の体質を厳しい視点で考察している。 ■「カープ低迷の原因かも」 「プロ野球の至宝ともいえる人材が監督になれなかったことと、カープが長い低迷期にはまってしまった原因は、オーバーラップしているかもしれない」。堀さんはプロローグをこう書き起こした。 を書こうとしたのは、2007年秋に新井貴浩選手がFA宣言をして阪神に移籍したのがきっかけだった。広島出身の生え抜きで、カープへの愛着を公言していた新井

    goldhead
    goldhead 2011/02/04
    "チームの何よりの魅力は「強さ」だと信じる。それだけに終章「広島東洋カープはだれのものなのか?」では、低迷を続ける現状に危機感を持たず、根本的な改革をしようとしない球団フロントへの憤りをぶちまける"
  • asahi.com(朝日新聞社):日本語 語感の辞典 中村明さん - 著者に会いたい - BOOK

    goldhead
    goldhead 2010/12/17
    "この辞典作りは、危険で、使命感を伴い、ドンキホーテの冒険のようだったという。語感の説明は主観的に踏み込まざるを得ないうえに、時代が移れば変わる「水物」でもあるからだ"
  • 【レビュー・書評】絆(きずな)と権力―ガルシア=マルケスとカストロ [著]アンヘル・エステバン、ステファニー・パニチェリ - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    絆(きずな)と権力―ガルシア=マルケスとカストロ [著]アンヘル・エステバン、ステファニー・パニチェリ[掲載]2010年6月20日[評者]柄谷行人(評論家)■文学と革命の「友情」 意味があった80年代 1982年ノーベル文学賞を受賞したガルシア=マルケスの名声は、スペイン語圏はいうまでもなく、世界中に広がった。“マジック・リアリズム”と呼ばれたその作風が、近代文学(リアリズム)の界域を一気に超えたのである。日でも、80年代にあった文学の活気は、マルケスによって付与されたといっても過言ではない。たとえば、大江健三郎が『同時代ゲーム』を書き、中上健次も『千年の愉楽』を書いた。しかし、当時日でほとんど知られていなかったのは、マルケスがキューバ革命とカストロの独裁を支持し続けたことである。書が探究するのは、その謎である。 カストロはもともと共産党とは関係がなかったが、米国による経済的制裁のた

    goldhead
    goldhead 2010/06/22
    カストロとマルケスってメキシコ代表の守備陣の話か?
  • asahi.com(朝日新聞社):名も無き兵描く「戦史オタク」 古処誠二さん、初の短編集 - ひと・流行・話題 - BOOK

    名も無き兵描く「戦史オタク」 古処誠二さん、初の短編集2009年9月30日 第2次世界大戦下の日兵の姿を一貫して描き続けている古処(こどころ)誠二さん(39)が、初の短編集『線』(角川書店)を刊行した。料の運搬に携わる兵隊や前線から下がる負傷兵など、名も無き兵士の姿からニューギニア島での戦いを立体的に描き出している。敗戦後四半世紀たって生まれた作家が、千点近い資料を読み込んで生まれた戦史小説だ。 古処さんは、1970年生まれ。02年にフィリピン戦を扱った『ルール』を発表して以来、敗戦直前の沖縄などを題材にし続けてきた。「警察小説を書く人になぜ警察を描くのかと聞いても無意味なように、ただ戦争を題材にした小説を書いているだけです。思想的、政治的なねらいはまったくありません。あくまで物語であり、物語の意味は読んだ人が決めればいい」 さまざまに誤解を招きやすい題材だから、これまでは取材もほとん

  • asahi.com(朝日新聞社):『海軍反省会』を刊行 - 出版ニュース - BOOK