出版不況といわれるなか、異例の売れ行きを記録し、異業種の参入が相次いでいる出版物がある。新タイプのグルメガイド本「ランチパスポート」(ランパス)がそれだ。ランパスにはエリア限定のランチ情報が70~100店ほど掲載されており、掲載されている店でランチを食べる際に同書を提示すると値引きしてもらえる。 通常700~1000円前後のランチが500円で食べられ、1000円で本を買っても2~3店利用すれば元がとれる。使える期間は発行から3カ月(各店3回まで)だが、仮に週に3回、1000円のランチを500円で食べられたとすると、3カ月で2万円近く得する計算になる。該当エリアの書店やコンビニで発売しているが、発売直後から品薄になることも珍しくないという人気。発売後は掲載店のランチタイムがランパス持参者一色になるという現象も多発している。 ランパスは高知県で2011年4月に初めて発刊されて以降、すでに全国地
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