古文書に基づき日本における元禄12年の津波の高さを3通りに推定 北米西海岸における沿岸・海底の地殻変動を6つのモデルで計算 太平洋を横断する津波を計算し、18通りの組み合わせについて比較 これらに基づき、西暦1700年北米西海岸の巨大地震の規模をM9クラスと推定 米国地質調査所、カナダ地質調査所との国際共同研究の成果 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)活断層研究センター【センター長 佃 栄吉】は、カナダ地質調査所【代表Irwin Itzkovitch】、米国地質調査所【所長Charles G. Groat】と共同で、約300年前に北米西海岸で発生した巨大地震の規模がM9クラスであることを推定した。日本各地での元禄12年の記録に基づき、さまざまな要因を考慮して日本の太平洋沿岸における津波の高さを3通りに推定した。一方、カスケード沈み込み帯における6