distccを使えば、複数のホスト(マシン)による分散コンパイルが可能になる。つまり、ホストAであるプログラムをコンパイルする際、ホストBやホストCにコンパイルを手伝わせることができる。 distccを利用するには、分散コンパイルに参加するすべてのホストでGCCのバージョンを合わせておく必要がある。さらに、全ホストにdistccをインストールする。 # emerge distcc でインストール完了。 次に、distccをインストールしたすべてのホストで、/etc/make.confに以下の設定を追加する。 PORTAGE_TMPDIR=/var/tmp MAKEOPTS="-j3" FEATURES="distcc" DISTCC_DIR="${PORTAGE_TMPDIR}/.distcc" 「MAKEOPTS」の数値は、分散コンパイルに使う「CPU」の数+1。1CPU搭載のホス