独裁的な支配でリビアに君臨してきた、カダフィ大佐。 激しい内戦の末、反政府勢力によって拘束され、その後、殺害されました。 新たな国づくりを担う国民評議会は、リビア全土の解放を宣言。 「胸を張ろう! 我々は自由なリビア人だ!」 「我々は自由なリビア人だ!」 人々は喜びに沸きました。 しかし、あれから2年。 リビアは今、深刻な治安の悪化に苦しんでいます。 内戦で大量に出回った武器が武装勢力の台頭を招き、国外からはイスラム過激派が流入。 活動を活発化させているのです。 去年(2012年)9月には、アメリカの領事館が武装した集団によって襲撃。 大使を含む4人が死亡しました。 今月(10月)には、リビアのゼイダン首相が武装グループに一時連れ去られる事件も発生。 治安の悪化に歯止めがかからなくなっています。 リビアで今、何が起きているのか。 独裁政権崩壊から2年。 混迷が深まる、リビアの現状に迫