沖合17キロの北海で風力発電する風車。高さ187メートルと巨大だが、海に浮かせる「浮体式」だ=2021年4月26日、英北部スコットランド沖合の北海、金成隆一撮影 「いま北海を進んでいます。こっちにもあっちにも油田やガス田が広がっていますよ」 英北部スコットランドの都市アバディーン。港を出たばかりの船の甲板で、英国の再エネ開発ベンチャー「フローテーションエナジー社」(Flotation Energy)の創業者の一人、アラン・マカスキル最高経営責任者(CEO)が指を指す。 アバディーンは、英国経済を支えてきた油田とガス田の拠点だ。ところが今、化石燃料産業で知られてきたこの街が再生可能エネルギーでも注目されている。 それが洋上風力だ。海岸線を車で走ると、いくつもの風車が浅瀬で回っているのが見える。いずれも海底に打ち付けられた「着床式」の風車だ。 だが、船が向かっていたのは、これら着床式の風車では
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