ロシア産軽油を積載したタンカー。オランダ・エイマイデン沖の北海で(2022年4月30日撮影、資料写真)。(c)Paul Martens / ANP / AFP 【12月4日 AFP】ロシアは3日、先進7か国(G7)と欧州連合(EU)、オーストラリアがロシア産原油の取引価格を対象に1バレル=60ドルの上限設定で合意したことを非難した。 ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、ロシアの通信社に対し「われわれはこの上限価格を受け入れない」とし、世界第2位の原油輸出国として今回の動きを「分析している」と述べた。 上限価格の設定は5日にも適用され、同時にEUは海上輸送でのロシア産原油の輸入を禁止する。ロシア産原油はEUの原油輸入全体の3分の2を占めており、禁輸措置によって、ウクライナ侵攻を続けるロシアの収入を数十億ユーロ圧縮できる可能