こういう議論もある。私とは反対の意見。 税率を10%に引き上げていく段階では「簡素な給付措置」をとる。住民税が非課税の低所得世帯に、毎年、一定額の現金を戻す案が出ている。 その後、本格的な対策に移る。「給付付き税額控除」が候補だ。所得税を納めているものの所得が十分でない層への減税(控除)と、より所得の低い人への現金支給を組み合わせた仕組みだ。個人ごとに収入と負担の状況をつかむ必要があり、共通番号制(マイナンバー)の導入が前提になる。 簡素な給付措置も、バラマキになりかねない危うさがある。政府はまず、対象や金額の具体案を示す必要がある。給付付き税額控除は、就労や子育ての支援策として欧米で実施されている。研究を急ぎたい。 率直にいうとこれはまいる。「給付付き税額控除」は共通番号制が前提になるのだが、それが難しいなら、小ぶりでもいいから最初は見切り発車しちゃえということだ。まあ、財務省あたりの入