飯田泰之さんが、ぼくの新著『使える!経済学の考え方』ちくま新書の書評を以下のように書いてくださった。 2009-10-24 ぼくの経済本のベストだというお褒めは、とても嬉しく、照れてしまう。飯田さんは、今をときめく経済学者で、次期の経済論壇を担うであろう人なので、そういう人に拙著を理解してもらえたのは光栄だ。 でも、後半に宣戦布告のようなことがちらっと書いてあって、警戒心が芽生える。シノドスのレクチャーでは、飯田さんは単なる司会者のはずだけど、ひょっとするとそうではなく、司会者仮面をかぶった「リフレ・虎の穴」からの刺客なのかもしれないぞ、と身震いがした。飯田さんのプロレスタイツの前のほうがもっこりしてるのは、アレのせいではなく、栓抜きを隠し持ってるのかもしれない。だとすればぼくも、投げつけるための椅子をリングの下に隠しておかねばならないだろう。これは、リフレ抜け人のぼく(いつからそうなった
ジョン・テイラーが直近の10/16ブログエントリで、クルーグマンの用いているテイラールールを誤用だとして批判している。 テイラーの言う“本家”テイラールールは以下の通り(テイラーの8/25付けブルームバーグコラムの日本語訳より)。 政策金利 = 1.5×インフレ率 + 0.5×国内総生産(GDP)ギャップ + 1 テイラーは、これにインフレ率=2%、GDPギャップ=-8%という数字を当てはめて、目標とすべき政策金利=0%という数字を弾き出している。これは現在の実際の政策金利にほぼ等しく、今に比べてGDPギャップが縮小するかインフレ率が上昇すると、政策金利を上げる必要があることを示している。テイラーはその時期を来年初めと予想している。 一方、クルーグマンは、10/10ブログエントリで、サンフランシスコ地区連銀のシニア・バイスプレジデント兼調査担当アソシエートディレクターであるグレン・ルードブ
一昨日、2つのテイラールールの話を紹介したが、手すさびに、そのうちの一つを日本のデータに当てはめてみた。 使った式は、本家ではなくルードブッシュの方。ただし、クルーグマンが10/11のエントリで導入した係数をさらに丸めたバージョンを使用した。 政策金利 = 1.5×インフレ率 − 2×(失業率−NAIRU) + 2 インフレ率は民間最終消費支出デフレータの前年同期比、失業率は季節調整済みの各四半期の期末値を用いた。NAIRUはkuma_assetさんの推計を借用し(かつ丸めて)3.5%とした。 それらを上式に当てはめ、オーバーナイト金利と並べて描画したのが下図である。 (オーバーナイト金利は日本銀行時系列統計データ検索サイトで「各種マーケット関連統計(ST)」から「無担レート・O/N 月平均/金利(コード=ST'STRACLUCON)」を期種変換=平均で四半期ベースで取得した。ただし198
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