軽自動車本来の「方向性」はベーシックカーである。豪華路線を歩めば利益は追求出来るかもしれないが、やがて「なんのために軽自動車は普通車より安い税金に抑えているのか?」という批判にさらされることになるだろう。結果的に軽自動車の将来に悪い影響を与えると思う。 アルトのような軽自動車なら誰もが「公共交通機関の無い地域の重要な交通手段」と認識し、異論を挟まないだろう。……と、前置きはこのあたりにして試乗と行きましょう。まず売れ筋になるCVT仕様から。Dレンジをセレクトし、アクセル踏むと「ややや!」。期待通り軽快である。 なにしろ車重650kgと驚くほど軽い! ダイハツの最新軽自動車であるムーヴの場合、売れ筋グレードは820kg程度。人間の体重をイメージしていただきたい。アルトの65kgに対し、ムーヴ82kgということ。搭載されているエンジンは660ccでほぼ同等。何と17kgも太ったようなものです。
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