10月29日の夕方、ソウル中心部のチョンゲ広場に、「朴槿恵退陣」「チェ・スンシルと朴槿恵、どっちが本当の大統領なのか」「こんな国でいいのか」などと書かれたプラカードを持った市民が集まった。韓国警察は1万2000人を超える人が集会に参加したと発表。ここ数カ月の間にソウル市内で行われた反政府集会の中で最も規模が大きかった。 「韓国ギャラップ」が10月28日に発表した世論調査の結果によると、「朴大統領が国政を上手く運営している」と答えた人は17%にとどまった。9月の調査では33%だったので、1カ月ほどの間に半分近くに減少した。どんな時でも朴大統領を支持する「コンクリート支持層」と呼ばれる地元「慶尚北道」と「60代以上のシニア層」でもそれぞれ27%、36%と50%に満たなかった。 韓国中が大騒ぎになっているのは、朴槿恵大統領が古い友人である民間人のチェ・スンシル氏(現在はチェ・ソウォンに改名)に機