サウジアラビア東部にある石油施設を炎上させ、同国の石油生産の半分(日量570万バレル=世界供給量の5%)を停止させたのは無人の軍事用ドローンによる攻撃だった。その「驚異の攻撃力、驚きの実態」をまとめた。 イエメンの反政府組織「フーシ派」が、14日(2019年9月)の攻撃は10機のドローンによると犯行声明を出した。ヒコーキ型の先端に爆薬とカメラを積んでおり、軍事ジャーナリストの竹内修さんは「低空をゆっくりと飛ぶので、通常の戦闘機やミサイルよりもレーダーで捕捉しにくい」と話す。 「何千億円もかけるイージス・アショアの意味がない」 時速は240キロ、新幹線よりやや遅いぐらいで、ミサイルの4分の1。飛行距離は1500キロ、これまで100~150キロとされていた状態から一気にのびた。推定160万円でできるため「世界的に拡散傾向」(竹内さん)にある。 青木理(ジャーナリスト)「これが一般化すると、何千
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