捜査1課性犯罪捜査室長だった当時、部下の女性職員にセクハラをしたとして、愛知県警は1日、知多署の前副署長で刑事部付の吉村義喜警視(55)を戒告の懲戒処分とした。 監察官室によると、吉村警視は、性犯罪捜査室長だった昨年1月から12月、部下の30代の女性警察官に不適切な内容のメールを数十回送った。 今年3月に知多署副署長に異動したが、セクハラ行為の疑いが発覚し4月に更迭された。県警の調査に「セクハラと言われれば仕方ない」と話しているという。 県警は、当時の上司で機動捜査隊長の警視(50)も監督責任を問い、本部長注意とした。 中村正孝首席監察官は「幹部職員としてあるまじき行為。職員に対する指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。