74歳にして精力的にツアーをこなし、チャートをいまだに気にするポール・マッカートニー。たぐいまれな60年の音楽人生を振り返ってくれた。 ポール・マッカートニーは若き日のメロディを思い出そうと、ロンドンのオフィスでアコースティックギターをかき鳴らしながら口ずさんでいる。まだリヴァプールでビートルズを始める前に、10代当時の友人ジョン・レノンと一緒に書いた未録音の曲の一つだ。「こんな感じだった」とマッカートニーは言うとギターでロカビリーのリズムを刻み、おなじみの張りのある声で歌う。「ボクらの愛なんてほんのお遊びだって言われた/ボクらの友情が始まった日に/ブルームーンなんて見えない/見えたためしがない/だってボクらの愛なんてほんのお遊びだったから」 「『ほんのお遊び(Just Fun)』さ」。マッカートニーは誇らしげにタイトルを明かす。「学校のノートにこういう歌詞を書き込んでいたんだ。ページの右
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