大相撲の十両以上の関取で構成する力士会が24日、東京・両国国技館で会合を開き、日本相撲協会巡業部へ待遇改善を求める「提案書」を提出した。力士会会長を務める横綱白鵬(30)が尾車巡業部長(元大関琴風)に6項目の要望を文書で渡した。休養日の増加、金銭的な改善を含めるなど、要求は強気で波紋を呼びそうだ。 力士側から協会へ改善を申し出るのは極めて異例。過密日程などで低調になりがちな巡業の稽古の質の向上が主な目的。移動時間の短縮や、稽古を番付の東西交代制にして休養を取りやすくすること、巡業手当の増額や稽古を怠った者への手当て減額などが記されている。専属トレーナーの増員も希望した。 平成25年から3年間、相撲人気の向上とともに春、夏、秋、冬巡業の開催数も26、37、64と飛躍的に増加。6時半以上もかかる過酷な移動もあったことから、白鵬は「こちらは土、日も巡業で頑張っている。協会は土、日は休みでしょ
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