『らんまん』で、万太郎がロシアの植物学者に植物標本を送り、田邊教授の「戸隠草(とがくしそう)」がメギ科の新属に、マルバマンネングサが新種と認められました。 しかしなぜ高知の植物が海外で名付けられたのか、なぜ“発見者”と“命名者”がいるのか。 「学名」をつけるルールや意義、それにまつわる牧野博士たちの悲喜こもごものエピソードを高知県立牧野植物園の専門家に聞きました。 (高知放送局 アナウンサー 千野秀和) 植物に「学名」がつく意味 ドラマの中で、新種として「学名」がついたマルバマンネングサ。もともとの「マルバマンネングサ」という名前は、日本国内で習慣的に呼ばれてきた「和名」で、今回万太郎の活躍で学名がついたことにより、植物分類学の世界でも“佐川のぷにぷにした多肉植物”の存在が認められた、というわけです。 マルバマンネングサ 学名をつけるには、それまでに命名されたどの種とも違う植物と証明する必
滋賀県の神社に伝わってきた洋剣がある。フェンシングで使われるような細身の剣に華麗な装飾が施された、「レイピア」と呼ばれる剣だ。およそ400年前にヨーロッパから伝わった伝来品だと考えられてきたが、科学的調査で意外な結果が明らかに。日本で確認されている唯一のレイピア。いったい誰が何のために作ったのだろうか。 (大津放送局記者 川上寛尚) まっすぐに伸びた1メートル近い剣身。つかの周りには立体的な装飾が施され、つばには双頭の鷲(わし)の文様がある。 形も装飾も、どう見ても日本のものとは思えないこの剣は、およそ400年前にヨーロッパからもたらされた伝来品だと考えられてきた。 レイピアは、16世紀から17世紀のヨーロッパで用いられていた武器だ。騎士道精神の象徴とされ、当時の上流階級のポートレートには必ずといっていいほど腰につけた姿が描かれている。 そんな剣が伝わってきたのは、滋賀県甲賀市の小さな神社
NHKの大河ドラマ『真田丸』が好調だ。だが、それだけじゃない。もう一つ、地上波のチャンネルで観られる時代劇枠で1月から放送されている木曜時代劇『ちかえもん』(毎週木曜 後8:00、全8回)も面白いことになっている。 【写真】その他の写真を見る 時は元禄16年(1703年)、戦国の世から100年。第5代将軍・徳川綱吉の治世も末期。元禄文化は陰りを見せ、経済は右肩下がり、現代にも通じる格差広がるご時世に、浄瑠璃作家・近松門左衛門(1653‐1725年)が空前の大ヒット作「曽根崎心中」を生み出すまでの物語を大胆に創作したオリジナル作品。近松を演じるのは、「大人計画」を率いる劇作家で俳優の松尾スズキだ。 松尾芭蕉(1644‐94年)、井原西鶴(1642‐93年)とともに、元禄時代(1688‐1704年)の三大文豪として名を残し、教科書にも載っている近松だが、その生涯は謎に満ちている。存命中や没後す
ドラマトピックス ★こちらのページは2022年2月で更新を終了いたしました。 新しいドラマ情報はこちらをご覧ください。
木曜時代劇「ちかえもん」 撮影中です! 木曜時代劇「ちかえもん」試写会を開催 木曜時代劇「ちかえもん」 綱吉役は音楽・宮川彬良さんでした! (↑こちらの記事もご覧下さい) 来年1月14日スタート・木曜時代劇『ちかえもん』(全8回)の制作を発表しました! 人気劇団率いる劇作家・鬼才 松尾スズキ演じる 「冴えない中年スランプ作家の近松門左衛門」が 神出鬼没の渡世人・万吉×青木崇高と元禄大坂を駆け抜ける 新感覚!痛快娯楽時代劇! (青木崇高) (松尾スズキ) “朝ドラ”「ちりとてちん」の藤本有紀さんが、 「曾根崎心中」誕生秘話を大胆に創作し、 “人間近松”を描き出すオリジナル人情喜劇です。 <あらすじ> 近松門左衛門が描き、空前の大ヒット作となった人形浄瑠璃『曾根崎心中』の誕生は、歴史的な事件だった!!けれど傑作誕生から遡ること半年前、元禄16(1703)年1月。近松は、定番の“歴史
ムービーカメラの発明からおよそ100年。「映像」は人類が蓄積した膨大な「記憶」でもあります。「映像の世紀」から20年、新たに発掘した映像を最新のデジタル技術によって修復し、新シリーズとして薄れゆく人類の記憶をよみがえらせました。
JR東京駅の北側の地下に、長さ50メートルの巨大な空洞が残されているのが確認されました。およそ50年前に計画された地下トンネルの一部とみられますが、これまで使われたことはなく、どこにあるのかが分からなくなっていました。 この付近の地下を管理している東京メトロによりますと、昭和40年ごろに、当時計画のあった地下自動車道路の一部として掘られたとみられますが、一度も使われたことはなく詳しい資料も残されていないということです。 空洞にはもともと出入り口が作られておらず、長い間、誰も実際に中を確認できませんでしたが、東京メトロによりますと、平成13年に穴を開けて安全性などを調査したという記録が残っているということです。しかし、その際にどこに穴を開けたかは記録されておらず、再び中に入れない状態となっていました。 東京の地下の開発に詳しい東京メトロの丸山茂さんは「ずっと入り口が分からなくなっていたので、
13日(日)、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」でついに「本能寺の変」が放送。 今回の大河ドラマで最も盛り上がる回に、Twitterでも「本能寺の変」に関連するTwitterが多数投稿された。 [blackbirdpie url=”https://twitter.com/enishi55/status/488282270675906560″] その中でも、大河ドラマで何度も再現されている「本能寺の変」についてのツッコミなど、大喜利的な内容のツイートが話題になっている。 [blackbirdpie url=”https://twitter.com/magarisan/status/488285806172184576″] [blackbirdpie url=”https://twitter.com/kinoakito/status/488299954213892096″] [blackbirdp
日本を代表するオーケストラ・NHK交響楽団の貴重な過去録音を、“配信”というかたちで提供する「N響アーカイブシリーズ」が、注目を集めている。 この音源は、(株)NHKエンタープライズの協力のもと、NHKに保管されている多数の演奏録音テープの中からセレクトされた貴重な録音を、(株)音響ハウスが編集・マスタリングしたもので、ナクソス・ジャパン(株)が商品化とディストリビューションを手掛ける。若き日のカラヤンやストラヴィンスキーとの共演、日本のオーケストラとして初の海外演奏旅行での演奏など、日本のクラシック音楽史を語る上で欠かせない歴史的名演を楽しむことができる。 なかにはこれまでレコードやCDで一度も発売されたことのない録音も含まれており、歴史的価値のあるアーカイブとしての意味も持つ、大変貴重な音源と言えるだろう。 配信は、定額制ストリーミング配信サイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー(
井上 「世代を超えた、あのヒーローについてです。」 大越 「ほぼ半世紀前に登場した、ウルトラマン。 今回、当時の貴重な未公開フィルムが発見されました。 このフィルム、撮影の時にうまくいかなくて放送には使われなかった、いわば“NG集”だということです。 今日(23日)は、ゲストをお呼びしました。 光の国から僕らのために、わざわざお出でいただきました。 よろしくお願いします。」 地球を守り続けて47年 ウルトラマンさん 「シュワッ!」 井上 「今回、未公開映像が見つかったということなんですけれども、やはり、最初のころは苦労が絶えなかったんでしょうか?」 地球を守り続けて47年 ウルトラマンさん 「シュワッ!」 井上 「そのようですね。」 大越 「この未公開映像からは、どんなことが分かるんでしょうか?」 地球を守り続けて47年 ウルトラマンさん 「シュワッ! シュワッ!」 大越
ブラジルの沖合にある大西洋の海底に、かつて大陸のような大きな陸地があった痕跡が見つかったと、現地調査を行った海洋研究開発機構が発表しました。 太古の昔、海に沈んだとされる伝説の大陸「アトランティス」との関連が注目されています。 海洋研究開発機構は先月、ブラジルの研究機関などと共同で、潜水調査船「しんかい6500」を使い、リオデジャネイロから南東におよそ1500キロ沖合の海底にある台地を調べました。 その結果、深さ900メートル余りの海底で岩の崖を発見し、映像を分析したところ、岩は、陸上でしかできない花こう岩だったことが分かったということです。 また、この崖の周辺からは、海の中ではできない石英と呼ばれる種類の砂も大量に見つかったということです。 海底の台地の幅は、広いところではおよそ1000キロあるため、海洋研究開発機構は、「大陸のような大きな陸地があった痕跡とみられる」としています。 調査
A:1年間にわたって放送されたNHK大河ドラマ「平清盛」が無事終了しました。音楽制作の裏話については、「音楽制作メモ 」「音楽全仕事」で紹介してきましたが、終わった今だから話せる…というお話もあるかと思いますので、新春架空座談会(?)と題して気楽にお話しいただきたいと思います。 吉松:お手柔らかに(笑)。 A:大河ドラマ50周年記念と言うことで鳴り物入りで始まりましたが、視聴率が低いということばかり報道されるという残念な側面もありました。 吉松:いきなりそれですか(笑) K:平均視聴率は12%ほどとふるわなかったんですけど、一方でTwitterなどでは凄い盛り上がりようで、トレンド・ランキング1位になるなどコアなファンは多かったようですね。 吉松:低いと言っても12%ということは毎週一千万人以上見ていた計算ですからね。クラシック系ビンボー作曲家からすれば、もう天文学的数字ですよ(笑) K:
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。 ついにクライマックスを迎えるNHK大河ドラマ『平清盛』。「大河ドラマ史上最低の視聴率」などと批判され苦しんでいるが、一方でその骨太なクオリティで一部のドラマファンからは熱烈な支持を集めている。 長編連続ドラマの魅力は「積み重ね」である。その積み重ねてきた人物造形や関係性が昇華した時や、逆に崩壊した瞬間のカタルシスが醍醐味だ。しかし、それが濃密であればあるほど、視聴者に集中力が要求される。だから、長編ドラマとは思えないような、誰も“成長”も“変化”もしないで同じことを繰り返す薄っぺらな作品が高視聴率を獲ってもてはやされたり、逆に濃密で骨太なドラマが最初の数回のつまずきで低視聴率に苦しむことがしばしばある。 確かに、開始当初の『平清盛』は汚くてうるさい作品だった。主人
2012年8月26日 講師:髙橋昌明氏(神戸大学名誉教授/大河ドラマ「平清盛」時代考証) ※注意※ 私はセミナー内容にも講演者の著作権があると思うので、内容の掲載ではなく、あくまでも講演を聴いた私の感想として書きます。 ■おおーっ、ついに岡山でもセミナー開催。しかもゲストは、プロデューサーでも役者さんでも演出とかのスタッフでもなく、時代考証の先生。なんだか手堅い~。私もさっそく往復はがきをだして申し込みました。 で、当日。駅前のNHKが入ってるビルの前に行くと、でっかいナナミちゃん人形のあたりに、なんか黄色いシャツの集団が。「募金おねがいしまーす」とか「奥のホールにお越し下さい~」とやってます、24時間TVです。コラボしてるのか!?と思ったのですが、別にそういうわけでもなく、奥のホールへの呼び込みをする黄色いシャツ集団が、だんだん前にせり出してきてNHKの入り口前に陣取ってる格好になって
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