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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (14)

  • 日本の伝統的子育てが息づいていた時代の若干の実例: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    さて、昨年10月31日付けでブログで紹介したネタですが、1950年代、三丁目の夕日がまだ明るかった頃の、日社会の実相を、当時の政府資料から改めて確認してみるのも、一興ではありますまいか、ということで、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-97de.html(年少者の不当雇用慣行実態調査報告@婦人少年局) 旧労働省の婦人少年局というところは、むかしは非常に熱心に女性や子どもたちの労働実態の調査をやっていたのです。とりわけ、今ではほとんど忘れ去られているでしょうが、年少者の不当雇用慣行について、1950年代の半ばごろにその実態を暴いた報告書は、東北地方、九州地方、近畿地方、関東甲信越地方の4分冊として、刊行されています。 おそらく今では役所の中でも誰も知らないであろうこの報告書を、ちょっと紹介してみましょう。今ではみ

    日本の伝統的子育てが息づいていた時代の若干の実例: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 『日本の雇用終了』のご紹介 by 野川忍先生 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    例によって、ついーとで『日の雇用終了』の重要なメッセージをご紹介いただいています。 http://twitter.com/#!/theophil21/status/189168136602398720 (1)濱口桂一郎先生の「日の雇用終了」が発刊された(JILPT編)。これは、都道府県労働局における個別労働紛争あっせん事案の膨大な事例を分析した労作であり、解雇退職に関する観念的・抽象的な俗論を排して、冷静で合理的な議論を促す非常に有益な文献である。 http://twitter.com/#!/theophil21/status/189169013916565504 (2)このを読むと、「解雇規制が日の雇用をゆがめている」などという見解がいかに根拠薄弱なイデオロギー的主張であるかが諒解される。解雇された労働者が裁判所に訴えて勝訴するというのは、全体の解雇事例の「珍種」であって、解雇

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  • 解雇するスキル・・・なんかなくてもスパスパ解雇してますけど - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    現実の世の中のことが当はよく分かっていないくせに分かっているような顔をしていろいろ語るたぐいの人々が後を絶ちませんが、現実の世の中のことを理解するには、現実に紛争として起こってきている物事を観察するのが一番です。 たとえば、労働問題で言えば、こういうのを読むとかね。 http://www.jil.go.jp/institute/reports/2010/0123.htm(労働政策研究報告書 No.123 個別労働関係紛争処理事案の内容分析) わたくしが執筆した雇用終了のところから片っ端から羅列すると、 ・10185(非女):有休や時間外手当がないので監督署に申告して普通解雇(使は業務対応の悪さを主張)(25 万円で解決) ・10220(正男):有休を申し出たら「うちには有休はない」その後普通解雇(使は「業務態度不良」)(不参加) ・20017(正男):残業代の支払いを求めたらパワハラ・い

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  • あごら起業塾に走る前に・・・『<起業>という幻想』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    谷口功一さんより、その訳書、スコット・A・シェーン『〈起業〉という幻想 アメリカン・ドリームの現実』をお送りいただきました。ありがとうございます。 http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=08164 さて、書は題名どおり、今や日でも鉦や太鼓で持て囃されている「起業」(アントレプレナーシップ)の神話を完膚無きまでに叩きのめしているです。しかも、その手法が徹底的に実証主義。かつ、これは人によって趣味が分かれるかも知れませんが、翻訳の文体が、あの山形浩生訳クルーグマン風の、ちょいとかっこいい口調であるのも、内容にマッチしています。 >会社を辞めて「起業」に走る前に マイクロソフトのビル・ゲイツ、アップルを立ち上げたスティーブ・ジョブズ、オラクル創業者のラリー・エリソン。こうした人物に象徴されるように、身ひとつでたたき上げた「起

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  • 海老原嗣生『学歴の耐えられない軽さ』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    いろんな意味で面白いです。 http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=11068 >「若者は昔から3年でやめていた」「成果主義で給料は変わっていない」――。マスコミや専門家たちが唱えてきた定説を?人事・雇用?のカリスマがデータをもとに一刀両断。厳しい雇用情勢の下、知っておきたい驚きの真実がわかる。 朝日新聞出版のHPには立ち読みできる部分もあって、 http://publications.asahi.com/ecs/tool/browse_image/?image=11068.jpg 冒頭の今時の若者の知識レベルの悲惨さを描いたところが読めますが、これは、受験科目を減らすことで偏差値を名目上つり上げてきた大学の戦略の帰結という話です。 その「第1章 学歴のインフレーション」の最後に「大学を補習の府に-再建のための秘策」という節があ

    海老原嗣生『学歴の耐えられない軽さ』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    hamasta
    hamasta 2009/12/31
     個人的に視点により勝ち逃げシリーズの記事に認定 わかっている人たちは批判を無視してそれをやる
  • 本田由紀『教育の職業的意義』(ちくま新書) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    職業レリバンス派の女王(?)田由紀先生が、そのものを標題にした新書を出されました。 現在、日学術会議の「大学と職業との接続検討分科会」でご一緒させていただいているわたしには、毎回お聴きして耳になじんでいるお話しですし、もちろんそれ以前から田先生があちこちで力説してこられたことの総まとめですので、全体に特に新しい議論を展開されているわけではありませんが、一般向けの新書で「レリバンス」(という言葉はほとんど出てこず、もっぱら「意義」とされていますが)論を普及させる上では意義深いと思います。 特に、普通は最後に来るようなレリバンス論への否定的な意見に対する反論を序章で一気にぶつけているのは、読者へのショック療法という意味ではなかなか興味深いやり方です。具体的には、 ①「教育に職業的意義は不必要だ」 ②「職業的意義のある教育は不可能だ」 ③「職業的意義のある教育は不自然だ」 ④「職業的意義の

    本田由紀『教育の職業的意義』(ちくま新書) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    hamasta
    hamasta 2009/12/10
     大学がいくら職業教育を敵視しても、世のこ中に必要なものを提供できないと食べていかれないことに変わりはない。そして汎用スキルというのは確かに存在する。例えば英語と日本語、世界基準でどちらが汎用?
  • 労働法は契約ではなく実態で判断するのが原則 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    小さなNPO法人をやっている「lessorの日記」さんのところに、気になる記事があったので、 http://d.hatena.ne.jp/lessor/20091027/1256665695([障害者支援]これって何かおかしくない? ) >>■生産ライン請け負いで成果 一方で、福祉ベンチャーパートナーズ代表取締役の大塚由紀子さんは「売り上げを伸ばしても工賃の上げ幅は小幅にとどまるが、工賃を一気に増やす方法がある」という。 作業所では物作りを行い、できた品々を外で販売するケースが主流だが、そうではなく、作業所の外に出ることだという。高収益を出している企業はあり、生産ラインを丸ごと請け負えば時給を数百円アップできるという。 三重県伊賀市の作業所「びいはいぶ」では、地元の美容室向けにヘアケア用品を作るメーカーの製造ラインの一部を請け負っている。作業はシール張りや検品などだ。 施設長の奥西利江さん

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  • 公務員の労働協約の法的性質 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    さて、仙谷大臣の所管は「行政刷新」のほかにも、規制改革や公務員制度改革などがありますが、その公務員制度改革の動きがどうなっているかを見ると、内閣におかれた国家公務員制度改革推進部労使関係制度検討委員会の資料と議事録が http://www.gyoukaku.go.jp/koumuin/kentou/kaisai.html ワーキンググループの資料と議事録が http://www.gyoukaku.go.jp/koumuin/kentou/working/index.html に載っています。 ここでは、総選挙後の9月7日の委員会に提出されたワーキンググループの検討状況報告を見てみます。 http://www.gyoukaku.go.jp/koumuin/kentou/dai12/siryou5.pdf(制度骨格に係る論点について) いろいろな論点が上がっていますが、わたしが気になったのは

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  • またしても池田信夫氏の捏造 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    こういう指摘をすると、池田信夫氏がどういう反応をするかはいままでの経験から重々判っています。中身には一切言及せず、もっぱらわたしが労働省なる三流官庁の役人上がりの分際で、修士号もないくせに大学院で教えているとは笑止千万、俺様は博士(政策・メディア)だぞ・・・という悪罵がイナゴの大群とともに怒濤のごとくやってくるのは目に見えています。 とはいえ、これはいかにも捏造というべきでしょう。 http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/8c0f4f37800d4ba31f00651ee1d40693 >鳩山由紀夫氏によれば、「市場原理主義」が文化や伝統を破壊して、信頼にもとづく社会の秩序を危うくしているそうだが、それは当だろうか。Francois et al.によれば、規制改革によって労働市場が競争的になると、労働者の信頼は高まるという。 そのフランソワさんたちが実際にど

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    hamasta
    hamasta 2009/08/30
    nobuoにはよくあること
  • 自営業主にとって最賃引き上げは望ましい件 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    和歌山で珈琲店を営んでおられる江川さんが、そのブログで最低賃金の引き上げを歓迎しています。 http://blog.goo.ne.jp/ekawa1024/e/5f680f42086e86f0663fe3f709e90523(最低賃金1000円) >理論的には、失業は、労働という商品の需要と供給の問題ですから、最低賃金を1000円にしたりして、賃金の伸縮性を奪ってしまえば、失業が増大するということなのですが、この考え方には、どうしても同意できません。 経済が停滞しているので失業が発生しているのなら、内需を拡大させるなどして雇用を確保するのが、政府・行政の仕事だと考えるわけです。 最低賃金で一生懸命に働くよりも、生活保護で生活する方が生活が楽になるという矛盾を解決するのが、政府・行政の仕事だと考えるわけです。 >自己雇用者(個人の自営業者)の場合、普通の労働者の2倍~3倍働くことで、人並みか

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  • 労働者を気分次第で簡単に解雇するような経営者はいる - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    下のWEDGE大竹論文の問題点とまったく同じ視点から、小倉秀夫弁護士が標題のようなエントリを書かれています。 http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2009/01/post-ba7f.html >このあたりが,解雇規制撤廃派の浮世離れぶりを示しているように思われます。現実には,法的に解雇が制限されている現在ですら,不当な理由で労働者を解雇した例が溢れており,法律実務家等が介入しているというのが実情です。 とりあえず,池田先生やbobbyさん,木村剛さんが推奨するような「解雇規制のない社会」が実現した暁には,女子労働者については,①容姿が衰えたから解雇,②経営者(の子息)の求愛を拒んだから解雇,③結婚したから解雇,④出産したから解雇,という事例が頻発し,労働者が泣きを見ることになりそうな気がします。また,男性労働者を含めても,①平日に病欠をとっ

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    hamasta
    hamasta 2009/01/23
     まあ、当たり前だよね、という話。
  • 日本教職員組合の憲法的基礎 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    世間は中山発言で騒いでいるようですが、私は、これに対する日教組の声明に唖然としました。 http://www.jtu-net.or.jp/viewnews2/1/08/09/29n1.html >中山前国土交通大臣は、「失言3連発」で批判を浴びたにも関わらず、問題発言に対する謝罪をするどころか、「日教組をぶっ壊す」「日教育のガン」など、日教組に対する暴言を繰り返した。憲法で保障された「集会・結社・表現の自由」に抵触し、日教組に対する誤った偏見に基づく誹謗・中傷発言は、断じて容認できない。 私は、日教職員組合とは、学校教育に従事する教育労働者が主体となって自主的に労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的として組織した団体であって、その憲法上の根拠は にあるとばかり思ってきたのですが、そうではないのでしょうか。 会社の営繕部長が自分の所管ではないとはいえ、研修部の職

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    hamasta
    hamasta 2008/10/01
  • 移民受入れ案自民議連が合意 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    朝日の記事ですが、まだHPにアップされていないようです。 中川秀直氏と云えば、最近政局業界では、 >〈与謝野命、中川秀直対抗――〉 「ポスト福田」をめぐる自民党の権力闘争は、通常国会終盤、いよいよ番が始まろうとしている。 http://diamond.jp/series/uesugi/10028/?page=3 と、次期総理とまで目される人のようなのですが、そして、ネオリベ軍団別働隊日的リフレ小隊の方々からは、熱烈な支持を受けている人のようなのですが、(そして、「リフレ汁!」とかいっているだけなら、それ自体は結構なことなので、あれこれ批判がましいことなど云う必要のないことなのですが)、実は自民党における外国人労働力導入論の急先鋒という面もある方のようなのです。 >自民党の国会議員約80人で作る外国人材交流推進議員連盟(会長:中川秀直元幹事長)は15日、会合を開き、海外からの移民の受入

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  • 教師の時間外手当に関する判決 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先週末に書いた教員エグゼンプションのエントリーのいい参考資料が出ました。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_8d42.html http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20071016111341.pdf これは、公立学校の教育職員であった控訴人らが,時間外勤務及び休日勤務を行ったとして,時間外勤務等手当及び休日勤務手当の支払いを求めたが,公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置条例3条3項の規定が適用されることを理由にその請求が棄却された事例ですが、理屈はもうその通りで何も言うことはないのですが、最後のところで裁判官がまさに傍論として付言している一節が実に心に沁みます。いや、文部科学省の皆さんにこそ心に沁みて貰いたい一節でありますよ。 >なお,事案にかんがみ付言するに

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    hamasta
    hamasta 2007/10/18
    支配者は時間を奪うことによって支配する あとで書くかも
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