僕「教授、僕らの連載記事の第6巻が発売されました!」 教授「そうか、おめでとう」 僕「反応薄いですね」 教授「涙を流すほど感激して喜んで欲しかったか?」 僕「いえ、そのままで結構です」 教授「この連載も久しぶりだし、書籍化も久しぶりだよな。俺らの会話を文章化しただけの連載なんて読んでる奴はもういないんじゃないのか」 僕「大丈夫です。僕はときどき昔の連載記事を読み返して教授の教えを復習していますし、編集部の方も毎回きちんと読んでくれています」 教授「・・・そうか。君がそれで満足なら別にいいよ」 僕「ええ、僕は教授とお話しできる機会があるだけで大満足です」 教授「で、今回の記事はどうするんだ?もう読者からの相談なんて来てないだろう」 僕「いえ、それがですね。つい先日、久しぶりに相談メールがきたんです」 教授「どんな?」 僕「教授にもそのメールを送ったはずですが、読んではいないですよね」 教授「