『制服の処女』(1931) という、ヒジョ~に古い映画があります。タイトルだけ聞くとギョギョっとしますよね。レンタルビデオ屋さんで、カーテンに仕切られた奥のコーナーに置いているヤツじゃないかと。しかし違うのです。真面目な映画でございます。この作品を初めて見たのはかなり昔。その時は「ふーん」くらいにしか思わなかったのです。ところが先日の字幕翻訳セミナーでこの作品についてのお話を伺い、俄然興味がわいてきてしまいました。林文三郎さんとおっしゃる方が1930年代初頭、「嘆きの天使」とともにベルリンで字幕をつけたとのこと。当時もドイツ語から直接日本語訳をしていたんですね。ビックリです。(なぜ驚いたかといいますと、ドイツ映画界は当初から海外輸出を念頭に置き、必ず英語版を製作していたからです。当然、「制服の処女」も英語版から字幕がつけられたのだと思っていたものですから…) その字幕がどうしても見たくて、
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