『百田尚樹『殉愛』の真実』(宝島社)を読む(3) - kojitakenの日記 の続き。今回が最終回。 やしきたかじんといえば、近年では「極右番組(読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」)の司会者」ということで嫌っていたが、それ以前は70年代後半から80年頃「ラジオのパーソナリティー」というイメージに過ぎなかった。ただ私は笑福亭鶴瓶の番組は聴いていたがたかじんの番組は聴いていなかった。しかし鶴瓶が何かにつけてたかじんの名前を出していたという印象だ。私の上京後たかじんは人気を増したらしい。たかじんが右翼であるらしいことを知ったのは、四国に住んでいた2000年代に例の極右番組の評判が増してきたことによってだった。なんや、たかじんは右翼やったんかいな、と思ったが、角岡伸彦の『ゆめいらんかね やしきたかじん伝』(小学館,2014)によると、たかじんは昔は「左がかった文章」を書く新聞記者志望の