【今日の言葉】 心を揺さぶられる逸話である。乞食の正体を見破れる人間はいないのに、もの言わぬ動物は瞬時に見破った。 (西村賀子「ホメロス『オデュッセイア』-<戦争>を後にした英雄の歌」) 法律家に頭は要らない。鼻さえあればよい。大事なのは臭いを嗅ぎ取ることです。どうもクサいな、と。 (木庭顕『[笑うケースメソッド]現代日本民法の基礎を問う』) 【読書日記】 こんにちは。ともです。 今日は、木庭顕『[笑うケースメソッド]現代日本民法の基礎を問う』が刊行されたところで、その新刊の位置づけを考えてみたいと思います。 ■遊戯の規則 このブログでは以前にも試みたことがあるのですが、簡単なゲームをしてみたいと思います。ゲームのルールは単純です。本の定価をページ数で割って、1ページ当たりの単価を出すというものです。まずは、世間の相場を見渡してみたのちに、木庭教授の著書で試みてみたいと思います。すると、わ
教室にエアコンを設置する公立小・中学校が増える中、千葉市議会は6月、エアコン設置を求める保護者らの請願を不採択とした。この決定に市民からは「子供には忍耐力が必要」「熱中症が心配」と賛否の声が上がる。夏休みも後半になり、あと半月で学校が始まるが、教室にエアコンは必要か否か、東京都杉並区長時代に都内23区で唯一設置を認めなかった山田宏衆議院議員と、建築環境工学が専門の松原斎樹・京都府立大教授に聞いた。(川瀬弘至、篠原那美) ◇ ≪山田宏氏≫ --杉並区長だった平成11~22年、どうして区内の小中学校にエアコンを導入しなかったのか 「理由は2つある。そもそも小中学校は、7月下旬から8月末まで夏休みだ。9月も残暑は厳しいが、教室にエアコンが必要なほどの猛暑日は、年間で数えるくらいだろう。わずかな日数のために貴重な税金を優先的に使うべきではないと判断した。もちろん子供たちの健康は大切だ。しかしエアコ
ユースフ・アル=カラダーウィー(アラビア語:يوسف القرضاوي; Yousef Al-Qaradawi, 1926年9月9日 - 2022年9月26日)は、エジプト出身のウラマー。国際ムスリムウラマー連盟(英語版)会長。 プロフィール[編集] エジプトに生まれ、2歳で父を亡くし叔父に育てられる。1953年にカイロのアル=アズハル大学を卒業、ムスリム同胞団に参加したためエジプト政府により何度も投獄され、1963年ついに追放されてカタールへ渡る。 カタールでは衛星放送局アルジャジーラの看板番組のひとつである「シャリーアと人生」のメインゲストを務め、毎回視聴者などから寄せられる社会生活上における問題についての質問に対し豊富なクルアーンの知識を活かして回答する。 イスラム界では最も著名な法学者の一人であり、彼の出すファトワーはアラブ社会のみならず全世界のイスラム教徒に対して絶大な影響力をも
ラマダン(断食月)が始まった。ラマダンとは、日の出から日の入りまでの間、飲食を断つイスラーム暦の月で、貧富、貴賤、老若に係わりなく、空腹はすべからく辛いのだと、神の前に人間皆平等という教えを体現した慣習である。今年のラマダン開始は7月20日、暑いのと昼の時間が長いのとで、イスラーム教徒には殊の外、厳しい季節となっている(イスラーム暦は太陰暦なので、一年で10日ずつ早くなるのだ)。 さぞ過酷な一か月かと思いきや、実はラマダンは多くの庶民が楽しみにする、娯楽の月でもある。日中の断食なので生活が昼夜逆転し、昼はグダグダ、夜は毎晩宴会続き。夜更かし月間なのが、実情だ。 その娯楽ムードに拍車をかけるのが、毎年ラマダン期間限定で放映されるテレビの大河ドラマだ。どの国、どのチャンネルも、企画制作に投入する資金、人員は、某国日曜の大河ドラマの比ではない。番組ごとの競争も激しく、エンタメ業界先進国として覇を
沖縄県の米軍北部訓練場(東村など)司令のティム・カオ海兵隊少佐が、同村高江への米軍ヘリ着陸帯(パッド)建設に反対する住民の座り込みについて「反対運動は共産党からお金をもらっている」と事実無根の中傷を浴びせていたことが13日までにわかりました。 発言は5日、工事の完了しているN4ヘリパッドを監視していた「ヘリパッドいらない住民の会」の田丸正幸さん(45)と、ストックホルム大学(スウェーデン)修士課程2年で、高江の問題を研究するため滞在中のマティアス・カーネルさん(24)に向けられたもの。田丸さんによるとカオ少佐は突然現れ、「反対運動をしている人々は共産党からお金をもらっている」「米軍は基地を返還したいのにヘリパッド建設に反対している住民がそれを妨げている」などと語ったといいます。 高江の座り込みは、多くの希少生物を育む自然環境や住民の生活を脅かすヘリパッド建設に反対して8年前から始まり、住民
日本は人権意識が低いどころか人権は悪だと信じている人のほうが多いくらいなので、女性差別や人種差別の発言が問題になることは少ない。 だが日本は外圧に弱い。それで外国で騒がれることに配慮しないと失敗する。橋下徹の慰安婦と風俗、都議会のセクハラ野次、曽野綾子のアパルトヘイト、国内では一部から顰蹙を買っただけだが、海外にも紹介されて炎上している。 ところで、筒井康隆の小説『大いなる序走』の映画化『文学賞殺人事件』で、堕落した出版界が話題作りのために、聖心女子大の馬鹿っぽいお嬢様が趣味で書いただけの小説を受賞させてしまうけれど、これは曽野綾子をからかっていると昔から指摘されてきた。 しかし現実の曽野綾子は、そんな受賞すらしていない。文学賞には無縁で、受賞したのは「正論大賞」というお粗末。 そして、あの竹田恒泰が祖先は明治天皇とか言ってマスコミで馬鹿なことやるから皇室はさぞ迷惑しているだろうと言われて
<a href="http://archive.today/Kp1Fw"> <img style="width:300px;height:200px;background-color:white" src="https://archive.md/Kp1Fw/a5c221798f0d8036207c34706624f3f44ff25cc3/scr.png"><br> 曽野氏コラムで南ア駐日大使が本紙に抗議 (産経新聞)|dメニュー(NTTドコモ)<br> アーカイブされた 2015年2月14日 09:25:01 UTC </a> {{cite web | title = 曽野氏コラムで南ア駐日大使が本紙に抗議 (産経新聞)|dメニュー(NTTドコモ) | url = http://topics.smt.docomo.ne.jp/redirector?controller=topnews&ac
西川公也(こうや)農水相の政党支部「自民党栃木県第二選挙区支部」が2012年、国の補助金をもらっていた選挙区内の木材加工会社から300万円の献金を受け取っていたことが13日、わかりました。政治資金規正法は、補助金の交付決定を受けた会社が1年間、献金することを禁じており、違法献金の疑いがあります。 献金していたのは、同県鹿沼市の「テクノウッドワークス」(資本金5715万円)。林業振興や森林保護のため、09年5月に創設された林野庁の「森林整備加速化・林業再生事業」で補助金を受けることが12年5月に決まり、同年9月と11月の2回にわたり、計7億円の補助金を交付されました。同社は、工場の設備導入費などに充てました。 4カ月後に 第二選挙区支部の政治資金収支報告書によると、同社は、交付決定4カ月後の同年9月20日、300万円を献金しています。 これとは別に、会社名義ではないため、違法とはならないもの
かつて、筑紫哲也の番組で、オウム真理教へ破防法適応に賛成する元警察官僚の亀井静香議員に対し、元検察官の佐藤道夫議員が、案件にそぐわないこと、効果がないこと、などを具体的に挙げ反対したところ反論に窮した亀井が「なんでオウムの味方をするのか」と繰り返したため、あれはひどいと批判されたのだった。 これと同じことをやっているのが安倍総理だ。人質を殺させたも同然で、誤魔化したうえ利用するつもりだろうと批判されている。その反論に窮したのだろう。 こんな安倍を擁護するために、国会答弁と食い違う記事を、人質を助けるため中東に赴いた総理という大見出しにした読売新聞は、虚報だという指摘と批判をされている。 かつて「91 1事件」の直後にアメリカのやり方とこれに追従する日本政府を批判する意見広告に対し、読売新聞の記者が日テレで「テロリストを野放しにしろ言っているんだ!」と一方的誹謗。 これでも反論のつもりなら結
「イスラム」=テロリストではない。だから信者とその周囲の人たちが怒っている。 また、「赤報隊」も=テロリストではない。朝日新聞社阪神支局襲撃犯が名乗ったことに、ゆかりの土地の人たちは激怒しているし、その映画「赤毛」という時代劇で三船敏郎のふんする隊長が「畜生めー、畜生めー、畜生めー」と言い刀を抜く場面があるが、犯人が捕まらないことに同じ気持ちでいる人が大勢いる。物的証拠はたくさんあるが、時効になった。これは政治的意図からわざとではないかと言われて来た。 さて、最近発行された「美味しんぼ『鼻血問題』に答える」という本には、「福島の信実」のさい凄まじい妨害工作があったことを生々しく書かれている。 「二◯回線の電話に、朝十時の業務開始時間から夜七時、時には十時近くまで抗議の電話が鳴り止まないのです。」 「編集部員は疲れきってしまって、このままでは編集作業ができないから、『スピリッツ』誌を休刊しな
読売新聞 2015年2月12日の朝刊4面に「政(まつりごと)なび ネット選挙 もろ刃の剣」という囲み記事が掲載されました。たけおクラスタ界隈では私も含めて読売新聞は何様ぞ、という反応… 記事の前半は自民党本部が都道府県連に配布した「ネット活用マニュアル」について、選挙活動でのネット利用が本格化してきたという解説。この記事の問題は中盤から。 佐賀県知事選についての考察に入るまえの段落で、ネットのメリット・デメリットに言及。 ただ、ネットは、自分の考えを多くの人とやり取りしやすい反面、匿名による攻撃的な反応も集まりやすく、「もろ刃の剣」の性格も持つ。 ~読売新聞2015/2/12朝刊「政(まつりごと)なび」より~ 記事のサブタイトル「もろ刃の剣」のキーワードを入れて「匿名」「攻撃的」と言ったデメリットを強調する流れに持って行く。 続いて、2015年1月の佐賀県知事選について言及。 1月の佐賀県
裏山で小鳥がピーチクパーチクそうぞうしい。 見ると、葉っぱがひとつも残っていない枝に、真っ赤な渋柿が鈴なりになっていた。 ダンボール箱いっぱいにとってきた。 大きさが感覚でわかるようにDVDソフトを入れた。 ……わかるか? しかし私は酒を飲まないので、渋抜きするための濃いアルコールが手元にない。 皮をむいて干し柿にするのは面倒だ。しかも以前に小鳥が庭先によってきて困った。 ∧_∧ (,,゚Д゚) ζζ 薄く切って焼く方法を試してみたけれど…… / o―r===、 しーJ | ̄ ̄ ̄| ……水分がとんで甘味が濃くなったが、渋味そのものは抜けてない感じがする。 柔らかくなっている赤黒の柿をそのまま食べたほうが、まだ美味しいくらい。 渋味とは何かと考えると、タンニンという成分が問題だ。 それもタンニンそのものの味ではないらしい。 タンニンがタンパク質を固めるため、口の中がカサカサになることが、い
昨日の政府の労働政策審議会で、労働時間規制のエグゼンプション(除外)制度の実現を求める報告書及びそれに基づく法案作成に向けた「建議」が提出されました。この制度については、政府は「高度プロフェッショナル制度」と呼び、反対する労働組合や弁護士は「残業代ゼロ法案」とか、「過労死促進法案」とか呼んでいて、名称の奪い合いのような形になっています。 このような場合に、報道機関がどのような報道姿勢を取るかは非常に重要だと思います。そこで、この件に関する昨日以降の報道のうち、ネット上で確認できるものをチェックするとタイトルは以下のようになっています。 (毎日)労政審:成果賃金導入の報告書 「健康確保」義務付け (NHK)成果で報酬の新たな労働制度創設へ報告書 (産経)「高度プロフェッショナル制」導入へ 厚労省、労働改革の報告書まとまる 28年4月の施行を目指す (朝日)「残業代ゼロ」法案提出へ 厚労省、来
「頑張れ日本」主導の対『朝日新聞』訴訟のニュースに接したのがきっかけで、同じような面々が主導していたNHKへの訴訟のことを改めて調べてみました。 想像するに取材する側には「見世物にされた先住民はさぞ屈辱的な思いをしたに違いない」という思い込み−−それゆえ「人間動物園」への批判的な視点を容易に共有してもらえるだろうという思い込みはあったのでしょう。この推測が当たっていたとすればその点は取材者側の反省すべきところだと思いますが、他方で高裁判決にも疑問が残ります。 確かに、当時の博覧会において、植民地の人たちの暮らしぶりなどを展示することは、珍しいものを見たいという市民たちの好奇心を満たすものであり、一種の「見せ物」であったことは否定できないと思われる。しかしその場合の「見せ物」という言葉の意味合いは、当時の社会では、歌舞伎や曲芸なども含めて、広い意味での娯楽全般を指すものとして用いられており、
池田信夫氏は、“植村氏が1992年1月の記事を書いた”など、取材もせずに勝手に決め付けた上で捏造記者扱いしています。 植村氏が、西岡力氏に続いて櫻井よしこ氏を提訴すると、さすがに池田氏自らが提訴されることに怯えてか、名誉毀損行為に対して言い訳をしています。 彼が事実誤認だと指摘しているのは、1992年1月の「慰安所 軍関与示す資料」の記事を植村氏のものと私が書いた点だが、これは昨年12月22日に発表された朝日新聞の第三者委員会の報告書で次のように事実関係が明らかにされた。 吉見氏は1991年の年末に資料の存在について東京社会部の記者であった辰濃哲郎に連絡をしたと言い、上記朝刊1面記事を中心となって執筆した辰濃は、1991年の年末に吉見氏から連絡を受けて過去の政府答弁などを調べ、当該資料の存在にはニュース性があると判断して記事化を考えた。 これは辰濃氏自身も『朝日新聞 日本型組織の崩壊』で認
「報道の自由」は世界で大きく低下、日本は61位に後退 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News 「報道の自由」は世界で大きく低下、日本は61位に後退 2015年02月12日 17:28 発信地:パリ/フランス 【2月12日 AFP】(一部更新)「報道の自由」は2014年に世界的に大幅に低下し、その一因は「イスラム国(Islamic State、IS)」や「ボコ・ハラム(Boko Haram)」といった過激派組織の活動にあるとする報告書を、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(Reporters Without Borders、RSF)」が12日、発表した。 「世界報道の自由度ランキング(World Press Freedom Index)」2015年版では、調査対象の世界180か国・地域で昨年1年間に確認された報道の自由に対する侵害は3719件で、前年比8%増だったと報告している。
こんなブコメがついてました。 sukemasa_fujiwara 中世から使われてた煙幕を「人を骨まで溶かす超兵器!」とか言ってる人は確かに資料を読まず、読解力がないと思う。 2015/02/13 http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/scopedog/20150212/1423761538 多分、白燐弾のことでしょうけどね。赤猫さんの言ってるように「人を骨まで溶かす超兵器!」とか言った記憶は私にはありませんねぇ。 1971年初版の早乙女勝元「東京大空襲」の記述を引用したことはあります。 東京大空襲―昭和20年3月10日の記録 (岩波新書 青版 775) ほかに、黄燐焼夷弾も多量に使用された。黄燐は火災を一時に拡大する場合は、かなりの効果を上げる。落下と同時に大きな爆音がして、白煙を吹きあげ、無数の燐片を飛散させ、ときには100メートルにもお
Officials: Enemy is using white phosphorus in Afghanistan Stars and Stripes Mideast edition, Thursday, May 21, 2009 当局者:敵はアフガニスタンで白燐を使用している スターズアンドストライプス 中東版、2009年5月21日、木曜日 Enemy fighters used white phosphorus in another attack on coalition personnel in the Gayan district of Paktika province, Afghanistan, officials said. アフガニスタンのパクティカ州ガヤン地区で連合軍要員への別の攻撃において敵戦士が白燐を用いた、と当局者が公表しました。 The attack Tuesday
表向きの美辞麗句と実際に進めようとしていることとが、これほど乖離(かいり)している演説というのも珍しい。いや、乖離どころか正反対と称してもいい。 安倍晋三首相が昨年末の総選挙後、初の施政方針演説を行った。実態と異なる空疎な内容は、不誠実のそしりを免れまい。政権が実行しようとすることに自信があるなら、内容を正確に反映した言葉で説明すべきだ。 野党のふがいなさも指摘されて久しい。実際との極端な乖離に反論できなければ、何のための野党か、存在価値を疑われよう。 非正規拡大政策 現実の政策との乖離が最も目立ったのは「女性が輝く社会」「若者の活躍」を掲げたくだりだ。「全ての女性が生き方に自信と誇りを持ち、輝くことができる社会を」「若者には能力を思う存分発揮してほしい」とうたった。 だが政権は今国会に、昨年の臨時国会で廃案になった労働者派遣法改正案を再提出する。現行3年となっている派遣期間の上限を撤廃し
『経済界』2015年2月24日号が「ポスト団塊・バブル世代の研究」を特集しておりまして、その中にわたくしも顔を出しております。 この面子がなかなかですが・・・、 ポスト団塊・バブル世代の研究 「課長・島耕作」は特殊例 中高年にこそ限定正社員制度を 濱口桂一郎(労働政策研究・研修機構) 日本の未来で働くための、「40歳定年制」 柳川範之(東京大学大学院教授) 「人材流動のネックとなる年功制度は改めるべき」 渡部昭彦(ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス社長) 働かないオジサンを企業はどうするか 楠木 新(『人事部は見ている。』著者) 青春への回帰か、新たな自分発見か 活況呈する〝リターン〟マーケット バブル世代、注目経営者の仕事観と人生観 田岡 敬(JIMOS社長) 歌謡曲を共通項に人が集う「世代遺産」 安東暢昭(スポットライト社長) わたくしのコメントは次の通りですが、他の方
まあパリでもロンドンでも見た人にはわかる通り移民は緩やかであれクラスターを作って集住するのであり、その背景としては彼ら自身の生活の便宜も大きい(彼らを集める社会的圧力の存在を否定するものではない)。母語で会話する相手がいて食料品店があって言葉の通じる専門職がいる方が安心でしょ?
何が言いたいかというと、大学の自治を重視する観点から警察官か確認したり入構目的を問い詰めるというあたりまではいいのだが、有形力の行使に及んでしまうと足をすくわれる危険があるのを心配している。元々のポポロ事件でも学生側の暴行行為が有罪になってる点には要注意。
出版物として許されないルール違反を乱発 工藤夫妻(工藤美代子/加藤康男)が書いた『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』(旧名『関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実』)という本のトリックはすでに見てきたとおりだが、それ以外にも、この本の至るところに細かいトリックが仕掛けられている。そしてその中には、本来、出版物として許されないルール違反を行っているものもある。 最も問題なのは、史料の引用に際して、(略)とも示さずに内容の一部をこっそり省略してしまうということを公然と行っていることだ。朝鮮人暴動実在の証拠という文脈で引用されている史料16本の引用に限っても、そのうち7本で「こっそり省略」を行っている。(略)と示されていないので、どこが省略されているのかは原文と突き合せないと分からなくなってしまっている。 しかもそのことを、なんと凡例で、「(略)と記した箇所以外にも読みやすさや紙幅の関係から省略した
政府の農協改革の骨格が決まった。全国農業協同組合中央会(JA全中)を社団法人化し、地域農協への監査・指導権限を撤廃する。 5月の日米首脳会談前の環太平洋連携協定(TPP)合意へ向け、TPP反対の急先鋒(きゅうせんぽう)であるJA全中の影響力をそぐ。そんな「衣の下の鎧(よろい)」がのぞいている。 農業改革はいつの間にか農協改革にすり替わり、しまいにはJA全中改革に矮小(わいしょう)化された。政府の政策に反対する組織をひたすらつぶすことが目的化した感がある。これのどこが「成長戦略」なのか。 政府は地域農協に自由裁量を与えれば農家の所得増につながると繰り返した。だがどんな筋道で所得増に至るのか、何ら説明はない。説明のなさが没論理性を物語る。「岩盤規制」に穴を開ければ、何か前進であるかのような錯覚がまん延している。形ばかりの改革は「改革の偽装」と呼ぶほかない。 農業者の高齢化や後継者不足、耕作放棄
曽野綾子さん「移民を受け入れ、人種で分けて居住させるべき」産経新聞で主張 曾野綾子がまたおかしなことを口走っているようだ。 人種差別肯定云々はとうに他の人々が言い尽くしている。しかし、この文章のキモは以下の部分にある。 黒人は基本的に大家族主義だ。だから彼らは買ったマンションに、どんどん一族を呼び寄せた。白人やアジア人なら常識として夫婦と子供2人くらいが住むはずの一区画に、20~30人が住み出したのである。 このような「実例」をひくことで誰に何を訴えようとしているのか。 それは、全て「日常」というものを基準にして考える人に、「このようにして『日常』がゆるがされたら、理屈抜きに嫌でしょう?」と共感を求めているのである。 このように、社会的な問題を「日常の感覚」に訴えるというのは、「保守」と呼ばれる人々が好んで使用する詐術である。 現にコメント欄には、その詐術に惑わされた人の発言も見受けられる
「イスラム国」(ISIL)と称する組織の支配地域でジャーナリストなどの拘束、殺害事件が相次いでいる中、危険地域で取材することは許されるかー。朝日新聞は先月末、ISILから奪還されたシリアの街を取材し、長文ルポを次々と掲載したが、外務省の退避勧告に従っていなかったとして批判的に報じるメディアもあった。先週末には、外務省がシリアの取材を計画していたフリーカメラマンに旅券返納命令を出し、渡航の自由や報道の自由をめぐって議論が起きている。メディアは危険地の取材の意義をどう考えているのか。各紙の報道姿勢を検証した。(関連記事=【GoHooレポート】旅券返納命令 「イスラム国支配地域めざす」とミスリード。旅券返納命令については「特集」で検証予定) 朝日新聞がシリア現地ルポを連打 朝日新聞は1月31日付朝刊1面・9面で、ISILから奪還されたばかりのシリア北部アインアルアラブ(クルド名コバニ)の長文のル
ヘイトコメントの常習犯によるブコメ。 gimonfu_usr (朝日新聞に「女子挺身隊」=「慰安女性の集団」という説を流布させた因があるか否か。)2015/02/01 http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/scopedog/20150201/1422727751 今さら、こんなブコメで殊更“疑惑”があるかのように振舞うプロパガンダ手法を使っています。 何度か言及していますが、1965年発行の朴慶植氏の「朝鮮人強制連行の記録」には、以下のような記述があります。 (P168-169) この軍隊への連行と並行して軍関係の労務者―「日本陸海軍要員」すなわち「軍属」として多くの同胞が強制的に動員された。軍属への徴用は一九三九、四〇年からすでにおこなわれているが、より大々的に行なわれるようになったのは一九四一年からである。同胞は好むと好まざるとにかかわら
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