ブックマーク / kamiyakenkyujo.hatenablog.com (113)

  • 学校における「国葬」半旗の掲揚と「表現の自由」 - 紙屋研究所

    前にも書いたとおり、ぼくは自分の娘が通う中学校と、市教育委員会に対して安倍元首相の「国葬」にあたって半旗の掲揚など弔意の事実上の強制をしないように請願を出した。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com そうして「国葬」の日は、半旗の掲揚をはじめ、弔意の強制にあたることは行われなかった。これは福岡市教育委員会にも、「国葬」後に市議会議員(教育こども委員会である山口湧人・共産)を通じて確認してもらったのだが、福岡市教育委員会は通知などの形で市内の各学校への「要請」「周知」は行わなかった。娘にも確認したが、そういうことはなかった。(福岡市の髙島市長は市役所・区役所などには半旗掲揚を強要する通知を出したが、安倍殺害直後のとき福岡市教委は市長部局の通知を「周知」させる形で各学校に事実上の「要請」を行ったのである。) 請願を出したことは小さなことだったが、やってよかったと思っている

    学校における「国葬」半旗の掲揚と「表現の自由」 - 紙屋研究所
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2022/11/07
    "学校で子どもたちが「国葬」という政治の話題をめちゃくちゃ自由にやってほしいから、子どもにとって「権威」である学校が「弔意を示せ」と命じる側にいてはいけない、だから中立を保て、という理屈" →大変に重要
  • 「暴力革命」宣伝のスジの悪さ - 紙屋研究所

    “日共産党は現在も暴力革命を方針とする政党である”という宣伝は、現代では珍しいほどかけらも真実がない純然たるデマである。なんの根も葉もない。大昔は共産党はどうだったとか、何があったとか、そういうことを百歩譲って認めるとしても、今現在共産党がそんななんのメリットもない意味不明の方針を1グラムもとっていないことはあまりにも明瞭だからである。 もし当に暴力革命をやるつもりでいるなら「最近どこかで武装訓練をしているのをみた」とか「あそこに大量の武器が隠してある」とか、そんな情報が、全国で100や200あっても良さそうなものだが、まるで聞こえてこない。当たり前である。そんな方針も活動も何もないからである。 だから公安調査庁が60年もかかって日共産党を「調べて」いるのに、いまだに破防法を適用できない。何も出てこないからである。3年成果が出なければ情け容赦なく事業が終了する世知辛いこの公務渡世で、

    「暴力革命」宣伝のスジの悪さ - 紙屋研究所
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2021/09/20
    "だから、不破哲三は、ウィキペディアで引用されている部分に続いて、実はこう述べている。ウィキペディアの引用はわざとそこを落としているのだ。紹介する。" →これが噂の切り取りというやつだな。
  • 「ブラック校則」の「合理的理由」をしつこく問い詰める - 紙屋研究所

    福岡市の中学校の人権侵害の校則、いわゆる「ブラック校則」が話題になっている。 news.livedoor.com 「学校まかせ」では人権侵害がいつまでも解決しない ぼくは市内の中学校に娘を通わせる一人の親として強い関心を持ってきた。 ぼくがずっと感じている不満は、「校則は学校ごとの問題。学校ごとに決めればいい」という扱いをされることだ。結果的にいつまでたっても問題が解決しないのである。 学校という単位になると、一人の保護者が言えることは実に限られている。担任や校長に話したこともある。それで変わるかどうかはわからない。というか、悪意にとらえれば、「3年間、のらりくらりとかわしていれば、このモンペは子どもが卒業してしまうのでおさらばだ」と思われているのだろう。 PTAを通じた改革の可能性と難しさ PTAはどうか。福岡市でもPTAを通じて改革したケースはある。 news.yahoo.co.jp

    「ブラック校則」の「合理的理由」をしつこく問い詰める - 紙屋研究所
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    haruhiwai18 2021/04/06
    "「学校ごとに決めろ」という口上"" 他のあらゆる問題は中央政府の意向を忖度しまくって教育委員会の号令で各学校を従わせるくせに、都合の悪いことは「学校ごとに」と言って逃げてしまうのである" →責任転嫁術
  • 藤森毅「少人数学級の根拠の在り処」 - 紙屋研究所

    福岡市の高島宗一郎市長が、11月末の時点で福岡市をGoToトラベル事業から対象除外すべきかどうかを問われて、その必要はないと答えた。その後そのことを議会で問われ、次のように答弁している(2020年12月10日)。 11月末時点において他都市で第3波と言われます感染者数の急増が見られる中、福岡では大きな増加は見られず、特に重要となる重症者の病床稼働率も低い水準で推移しておりました。こうした感染者数の推移と宿泊者数の動向から考えると福岡市においてはGoToトラベルと感染者数に相関関係は見られなかったものと考えます。 GoToトラベルと感染者数の関係について議論がなされている中、福岡市においては第三次産業が9割を占めており、市民の生活にも大きな影響を与えることから、エビデンスに基づく冷静な分析が必要であり、感染者数の推移と宿泊者の動向についてデータに基づく事実関係をお伝えしたものであります。 「

    藤森毅「少人数学級の根拠の在り処」 - 紙屋研究所
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2020/12/26
    "政策は基本的人権の保障としてあるという見地が欠落すれば、「なぜ貧困対策の予算がこんなに少ないのか」「そもそもなぜ貧困が広がっているのか」という根本的な問い…がでてきません。" →根本問題
  • 「自助・共助・公助」論について2つ言いたい - 紙屋研究所

    菅義偉の「自助・共助・公助」論が議論になっている。 www.huffingtonpost.jp agora-web.jp これらの記事にあるように、「自助・共助・公助」論は菅個人の主張ではない。自民党政治の根幹に座る太い考え方である。つまり菅個人の「思いつき」ではなく、イデオロギー的に強固であり、ある程度体系化されているものなのだ。 特に自治体行政の現場での町内会統制はこれを理論的な屋台骨にしている。各種の条例、計画はこの文言のオンパレードである。当に検索すれば掃いて捨てるほどあるが、一例として、宮崎県日向市の「協働のまちづくり指針」をあげておこう。 https://www.hyugacity.jp/tempimg/20140319165056.pdf ビジネスならビジネスのシーンで支配的なイデオロギーというものがあり、経営者だけでなく労働者も少なからずそれに絡め取られている。*1 地域

    「自助・共助・公助」論について2つ言いたい - 紙屋研究所
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2020/09/14
    "政府の役人、保守政党や一部の自治体は国保のようなものでさえも「共助」の一環にしてしまおうとする""「自助」や「共助」も入っているけど、これは公が責任を持つ制度、すなわち社会保障であり公助" →大事。
  • 文学は国語にとってどう役立つのか - 紙屋研究所

    議論になっているこれだが。 ozean-schloss.hatenadiary.org 論の前に一つ。 そもそもこのブログが批判している元記事「『が読めない人』を育てる日2022年度から始まる衝撃の国語教育」は一体誰が書いた記事なのか? diamond.jp 署名が「榎博明」なので、常識的に考えて「榎博明」が書いたものであろうが、リード文ではなく文で「榎氏も」とか「榎氏は」になっている。 文章の終わりに行ってもなお「榎氏は」という叙述になっており(2020年8月18日現在)、特に署名もない。インタビューなのかと思いきやそういうわけでもない。 記事末にある訂正は榎ではなく編集部名義になっている。 一番考えられそうなのは、「榎氏の著書の紹介記事として編集部が書きはじめたが、編集部の文責を示す署名を忘れた」というものであろう。だからそもそもこれを榎執筆の記事として扱って

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    haruhiwai18 2020/09/14
    "「データ」や「エビデンス」や「ロジック」は大事だが、それだけが幅を利かせ、国語が形式論理だけの読解に限られると、このような想像力が貧困になっていく。飛躍という弁証法の否定" →外山滋比古はさすがだ
  • あいちトリエンナーレの話はどこが問題なのか - 紙屋研究所

    あいちトリエンナーレで「表現の不自由展、その後」の展示が中止になった事件について、いろいろ対立や分断もあるようなので、整理するために、いまぼくが理解している範囲で以下書いてみる。 構図1:脅迫者―作家 この事件のもとになっている構造は、図1である。 テロ予告や脅迫、嫌がらせ電話などをする人たち(A)が、作品展示をした作家(B)たちの表現の自由を妨害したのである。*1 構図2:脅迫者―展示実行委員会・作家 しかし、ぼくはよく知らなかったのだが、作家たちの展示を束ねている人たちの存在を報道で知った。企画展「表現の不自由展・その後」の実行委員会(C)である。 たぶん、作家たちを束ねて、展示企画を代表するような人たちなのであろう(図2)。 この人たちが、抗議声明を出した。 www.asahi.com この人たちがどういう意向を持っていて、誰に抗議しているのか、が大事である。 「私たちは、あくまで

    あいちトリエンナーレの話はどこが問題なのか - 紙屋研究所
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    haruhiwai18 2019/08/07
    "「文化芸術の振興を図るためには」という前提がつけられている。つまり、ネット上でよく言われているように、「補助金を出しているんだから表現の自由などない」というのは明らかな間違い"  →これが当然だよな
  • えっ、「野党5党派で政権交代を目指す」!? - 紙屋研究所

    これホントに言ったの? 立憲民主党の枝野幸男代表は21日夜、野党共闘について「3年前に(参院選で)初めてこういった形を取った時よりは、いろいろな意味で連携が深まっていると思っている」と評価した。そのうえで「この連携をさらに強化して、次の総選挙ではしっかりと政権選択を迫れるような状況を作っていきたい」と述べ、立憲民主、国民民主、共産、社民、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の野党5党派で政権交代を目指す考えを示した。 https://www.asahi.com/articles/ASM7Q00R4M7PUTFK016.html っていうか、直接それを示す文章がないけど、「野党5党派で政権交代を目指す考えを示した」っていう含意で解釈していいの? いや、批判しているわけじゃなくて、これはなかなかスゴいことだと思う。 共産党が加わっての政権協議が始まれば、それは歴史的なことだ。 今回の選挙は改

    えっ、「野党5党派で政権交代を目指す」!? - 紙屋研究所
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    haruhiwai18 2019/07/30
    "もともと共産党候補であったが、野党統一候補となって、合意によって無所属となった候補である。それが今回40%得票を""「共産党出身」でも、統一候補としてここまでやれるんだと" →つくづくすごい(本題と無関係)
  • 「人権=思いやり」という洪水のような「教育」 - 紙屋研究所

    人権は道徳ではない、っていう、あの話だけどね。 fairs-fair.org 特にこの記事のこの部分。 谷口さんは「人権は道徳ではありません」と話す。 「人権啓発として『みんなで仲良くしましょう』というキャンペーンをよく見ます。これは裏返すと『仲良くできないのは市民の責任だぞ』と、政府は責任転嫁をしていると言えます。政府には人権を守る責務があり、そのための大前提として差別を禁止し、差別を受けたら救済をして、差別を未然に防止することが必要です」 マジでそう思うわ。 つうか、学校と自治体の人権教育が「人権=道徳=みんなで仲良くしましょう」で覆い尽くされていて当にヤバいと思う。その量・規模たるや洪水のようだ。 小学校の「人権学習参観」に行ってみればこれがベースでガンガン教えられているし、子どもたちに書かせる「人権標語」で最優秀に選ばれる作品はこのトーンばかりである。「広げよう えがお・やさしさ

    「人権=思いやり」という洪水のような「教育」 - 紙屋研究所
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    haruhiwai18 2019/05/06
    "今の社会・政治を無前提に受け入れて心のありようのみを問題にするのではなく、社会制度…他者との関わりを対話によって開かれた形で組み替えたり反省したりして模索しようという態度" →まさしく
  • 永井義男『江戸の糞尿学』 - 紙屋研究所

    なぜか連休中に、自分の娘の参加する少年団のキャンプで、江戸時代について話すことになった。 子どもたちが観た劇に江戸時代の屑屋が出てくるので、江戸時代がどんな時代で、どんなリサイクル社会だったかを子どもたちに伝えたいというのが団の意向なのである。ぼくは専門家でも何でもないのだが、「何かモノを書いている人間」ということが選挙に出てまわりに知られたために、こうしたやや無茶振りの小さな注文も増えた。個人的には、できる範囲のものであれば楽しんで受けている。 で、そのような話は実は劇団の人が劇のプレ企画のような時間ですでに話してしまった。ただ、そこで「江戸はリサイクル社会」ということが過剰に強調されていたように思うので、少し修正し、そこに理屈を入れたいと思っている。 江戸時代がリサイクル社会であった、というのは半分当たっているが、半分は怪しい議論でもある。例えば永井義男は『当はブラックな江戸時代』(

    永井義男『江戸の糞尿学』 - 紙屋研究所
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    haruhiwai18 2019/05/06
    "排泄したばかりのものは有害でむしろ植物を枯らせてしまうこと、発酵させる必要があること""2つの肥桶…中身と桶と合わせて60キロに及ぶ。しかも江戸時代のそれはフタがない" →諸々ためになる
  • 前田正子『無子高齢化 出生数ゼロの恐怖』 - 紙屋研究所

    少子化は社会を維持できなくなる大変な問題だ、という前提さえ共有するなら、あとはどう対策(解決策)を考えるか、という話になる。 書・前田正子『無子高齢化 出生数ゼロの恐怖』(岩波書店)にはタイトルの通り現状を告発する部分がかなりあるが、では解決策をどうするかという問題にしぼって評してみる。 無子高齢化 出生数ゼロの恐怖 作者: 前田正子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2018/11/28 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 「少子化対策」と聞いてまず「保育所整備」が頭に浮かぶ人も多かろう。 そうした政策認識について著者(前田正子)は次のように批判する。 〔2000年前後の政策は――引用者注〕どれも保育整備に重点が置かれ、そのほかは各省の既存政策を並べたもので、包括的な子育て支援策が整合的・戦略的に講じられることはなかった。(書p.73) もちろん、保

    前田正子『無子高齢化 出生数ゼロの恐怖』 - 紙屋研究所
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    haruhiwai18 2019/03/15
    "1992年の旧労働省職業安定局による『外国人労働者受入れの現状と社会的費用』""外国人労働者を単なる「労働力」ではなく「人間」として扱えば相応のコストがかかるということだ。当たり前である" →そりゃそうだ。
  • 増本康平『老いと記憶 加齢で得るもの、失うもの』 - 紙屋研究所

    ぼくのような一般人には「歳をとる→記憶が衰える→物忘れが激しくなる→頭を使わなくなる→認知症になる」というような図式と不安がある。 それにこうするために脳トレだ、という風潮もある。 書はそのような図式に対する批判であり、一般人への啓蒙だといっても良い。 老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの (中公新書) 作者: 増康平 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2018/12/19 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 書の前半を読んで、ぼくの拙い理解はこうだ。 歳をとっても衰える記憶の機能と衰えない機能がある。 記憶の保存の機能というのは、あんまり衰えない。 脳のワーキングメモリ、つまり作業台は小さくなるようなので、若い頃はマルチタスクでやれていたような処理ができなくなり、そのために例えばメガネをふと置いた場所などを意識づけて覚えられなくなってしまう。保存の力はあるけど、

    増本康平『老いと記憶 加齢で得るもの、失うもの』 - 紙屋研究所
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    haruhiwai18 2019/01/31
    "左翼活動って、組織で会議したり、人をオルグしたり、ビラ配りに階段を駆け登ったり、…認知症予防にバッチリ""「認知症予防に、あなたもコミュニストになりませんか?」ってオルグしてえ" →なるほど(こなみ
  • 石原俊『硫黄島 国策に翻弄された130年』 - 紙屋研究所

    ぼくが選挙に出た際に自分の戸籍を眺めていたら自分の出生場所に違和感(というほど大げさなものではなく「あれ?」程度のものだが)があったので、親に尋ねたら、高須克弥が現理事長を務める病院で自分が生まれたことを知った。 その高須克弥であるが、ぼくは「スペリオール」を毎号読んでいて、西原理恵子「ダーリン」シリーズには必ず目を通す。 同誌2019年1月25日号での西原「ダーリンは74歳」は、高須・西原カップルが硫黄島を訪ねる回だった。 この回もいつものサイバラ節で、どのコマでも大はしゃぎするカップルが描かれるが、摺鉢山で合掌する「かつや」は、他のコマとトーンがちがって神妙に描かれている(下図、前掲誌p.377)。そこにこの作品の感情の特別性が現れている。 そしてそこを管理支配している自衛隊への感謝と賛美が繰り返されている。 つまり高須克弥において硫黄島とは「地上戦」であり「自衛隊」なのである。 ……

    石原俊『硫黄島 国策に翻弄された130年』 - 紙屋研究所
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    haruhiwai18 2019/01/30
    "まず島民が納得できるまで徹底して議論し、もし帰島できるという結論が出ればそこはもともと住居地なのだから自衛隊は利用を制約されるか、撤退するべきであろう。" →諸々良書の予感(こなみかん
  • コミケでの中核派参加問題、「韓国人・中国人お断り」張り紙問題 - 紙屋研究所

    コミケでの中核派参加問題、「韓国人・中国人お断り」張り紙問題について思うことを書いてみる。*1 togetter.com togetter.com コミケは自主的な団体である。そういう団体がどのような結社方針を持とうがそれは結社の自由である。だから、「中核派お断り」という方針を持つことは、非難されるかどうか別にして、法律では規制されない自由である。もちろん「共産党お断り」「自民党お断り」という方針を持つことも自由である。 しかし、自主的な団体として結社の自由を行使できたとしても、その結社の自由を制約される場合がある。結社の自由は広く認められないといけないのだけども、どうしても緊急避難的に結社の自由という人権を制約・調整してでも保護すべき他の人権があるからだ。 例えば、「障害者お断り」。これは障害者差別解消法の「不当な差別的取り扱い禁止」に違反する。 同じように、「韓国人・中国人お断り」。こ

    コミケでの中核派参加問題、「韓国人・中国人お断り」張り紙問題 - 紙屋研究所
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    haruhiwai18 2019/01/04
    "中核派の参加を禁じる自主的団体を作ることはできる(したほうがいいという意味ではない)""「韓国人・中国人お断り」をするのは違法""(施設使用の禁止にまで至るかどうかは微妙)" →表現の自由の真価が、問われる
  • 宮崎賢太郎『潜伏キリシタンは何を信じていたのか』 - 紙屋研究所

    潜伏キリシタンは、潜伏しているうちにその教義の質がわからなくなって、民間信仰などと融合してしまったのではないか、というのが書の趣旨である。というかそもそもキリスト教への改宗自体が領主の方針変更であったに過ぎず、住民はよくわかっていなかったというところが出発点だったとさえ主張している。 潜伏キリシタンは何を信じていたのか 作者: 宮崎賢太郎 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/02/22 メディア: 単行 この商品を含むブログ (4件) を見る ニューロック木綿子『そのとき風がふいた ド・ロ神父となかまたちの冒険』(オリエンス宗教研究所)には、江戸末期に開国後にやってきたキリスト教の神父(プティジャン)が鎖国前から伝えられてきた『どちりなきりしたん』というキリスト教の平易な教理書が正確であることにおどろくシーンがある。 そのとき風がふいた―ド・ロ神父となかまたちの

    宮崎賢太郎『潜伏キリシタンは何を信じていたのか』 - 紙屋研究所
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    haruhiwai18 2018/12/05
    "うちの実家のように現場の宗教感覚なんてそんなものだろうから、もともとの教義・教理にまでさかのぼって「そんなのはキリスト教じゃない!」とまで否定するのはどうなの" →それをいっちゃおしめえよぉ(こなみ
  • アパートの家賃値上げに応じないと立ち退きか - 紙屋研究所

    アパートの家賃値上げに応じないと立ち退きか――こういうタイトルの電話相談と回答が今日(2018年10月10日)付の「しんぶん赤旗」に出ていた。 前、この話は聞いたことがある気がする。 だけど、忘れていた。 実は、今借りている家の老朽部分をまとめて改善を要求しようと思っているんだが、もし「じゃあ家賃を値上げする。嫌なら出ていけ」みたいに言われたらどうするんだっけ? と疑問に思って調べた記憶があるのだが、忘れてしまった。 あと、1年前に契約の更新があって、その時も「家賃を上げたい」と言われたらどうするのかと思って調べたような気がした。でも忘れてしまった。 今日の電話相談は、忘備録的に大事だと思うので、書いておく。 アパートに35年すみ、大家からの書状には次の更新時に20%引き上げると書いてある。パートで暮らしていて払えないのでどうすればいいかという相談だ。 回答しているのは平井哲史弁護士。 居

    アパートの家賃値上げに応じないと立ち退きか - 紙屋研究所
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    haruhiwai18 2018/10/11
    "更新時でない場合の「正当な事由」というものがどうなるのか""大家側から「近隣の相場と比べて低すぎる」などの証拠を示して裁判所などに調停を申し立て、協議しないといけないようなのだ。" →交渉問題
  • 『はだしのゲン』は核均衡論の味方か - 紙屋研究所

    マンガ評論家である呉智英氏が「週刊ポスト」(2018年8月14・27日号)のインタビューでぼくの近著『マンガの「超」リアリズム』(花伝社)にふれ、ぼくについて言及してくれています。 ……実は核アレルギーに代表される感情的反核論の世界的広がりこそが核均衡論の基礎に必要なのである。『ゲン』がその重要な一翼を担っている。 そう書いたのだが、共産党系のマンガ評論家紙屋高雪は、四月に出た『マンガの「超」リアリズム』で、「『ゲン』を高く評価するはずの呉は、驚くべきことに」「核均衡論を肯定的に紹介」と批判する。この批判の初出誌は民主教育研究所の「人間と教育」である。 いや、まあ、なんと言おうか。この人たちは、ねぇ。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180806-00000020-pseven-soci&p=2 これだけ読んでも分かりにくいかもしれません

    『はだしのゲン』は核均衡論の味方か - 紙屋研究所
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2018/09/20
    "因果関係がどれくらいあるかは別にして、歴史的に起きている流れは逆ですよね。『ゲン』が国際的に広まっていない間は、核均衡論が強く、『ゲン』の国際的受容とともに廃絶論が勢いを増した" →呉のポジトク。
  • 田村一夫『公務員が議会対応で困ったら読む本』 - 紙屋研究所

    誰が読むんだこんな…。 といいつつ、買って読んで面白がっているのはぼくである。 地方議会で答弁するのは、首長(知事とか市長)だけじゃないの? と思う人もいるかもしれない。「いや市長だけじゃなくて担当の役人が答弁しているのをなんか見たことあるよ」と答えた人は、地方議会を何度か傍聴したり、テレビで関心をもってみている人であろう。「会議では部長答弁、委員会では課長答弁」と答えたあなたは、ただのマニアである。*1 書は東京・多摩市で副市長までつとめた著者が、こうした部長・課長クラスはもとより、その答弁準備をする部下たちのために書いた、実にニッチなである。類書もあるのだが、実名でこの種のノウハウを書けるというのは珍しい。 「ご飯論法」が少し話題になったけど、安倍政権の答弁や話法のひどさは別格として、「昔からある役人の答弁術」というレベルの話でいえば、そのレトリックはどうなっているのかを学べ

    田村一夫『公務員が議会対応で困ったら読む本』 - 紙屋研究所
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2018/09/20
    "野党的な立場の議員に対しては…聞かれたことだけに答えることに徹し、議会で相手の思惑に使われてしまいそうな心配がある情報についてはできるだけ出さないように工夫しよう。(p.76)" →国会でもよくみる(小波
  • 「安倍を支持する3割」についての想像 - 紙屋研究所 *1 『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』のp.285-289。「僕はオリンピックの後に大きな問題が出てくるんじゃないかなと思います」(松尾)「一番怖いのは東京オリンピックのあとだ」(ブレイディ)「このままでは五輪後地獄だぞ」(北田)。

    「安倍さんを支持する人ってどういう部分が良いと思ってるの?」というはてな匿名ダイアリーの記事があった。 安倍さんを支持する人ってどういう部分が良いと思ってるの? - はてな匿名ダイアリー 安倍政権の支持率は、どんな不祥事が出てきても3割くらいから下がらない(まあ「7割くらいは支持していない」とも言えるが)。 この3割ってどんな層なのだろうか。 勝手に想像してみる。 一つは「経済」(経済政策) この間、福岡市で印刷会社に勤めている、娘の保育園時代のパパ友・Aさんと酒を飲む機会があったんだけど、彼の感覚では「不動産、建設がホントに景気いいですよね〜」。 これは景気動向調査のようなデータとも一致するが、細かい数ヶ月単位の数字データというより、ざっくりとした景気の感覚。例えば年間の展望について建設は「首都圏再開発事業などで好況が続く見通し」、不動産は「首都圏を中心としたオフィスの大量供給が見込まれ

    「安倍を支持する3割」についての想像 - 紙屋研究所 *1 『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』のp.285-289。「僕はオリンピックの後に大きな問題が出てくるんじゃないかなと思います」(松尾)「一番怖いのは東京オリンピックのあとだ」(ブレイディ)「このままでは五輪後地獄だぞ」(北田)。
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    haruhiwai18 2018/05/28
    "景気回復を実感し、経済政策がいいと思っている人がだいたい2割いるってこと。保守色がいいというので5~10%。あとは「うっすら支持」が増えたり減ったり。こんな感じ" →「我が亡き後に洪水よ来たれ」
  • 「ご飯論法」は安倍政権に共通する感覚では - 紙屋研究所

    上西充子・法政大学キャリアデザイン学部教授*1が高度プロフェッショナル制度(いわゆる「高プロ」「残業代ゼロ法案」)をめぐる加藤厚労大臣の答弁の不誠実さを「ご飯論法」として批判し、辞任を求めている。 高プロの「異次元の危険性」を指摘した小池晃議員に、「#ご飯論法」で否定してみせた加藤大臣は、辞任を(上西充子) - 個人 - Yahoo!ニュース 記事の中でぼくのことも触れてくれていますけど、上西先生、当に律儀な人ですね…。*2 「ご飯論法」とは上西が特徴づけた言い逃れ答弁の論法で、「朝ごはんをべましたか?」という質問に「(朝、パンはべたけど、ごはん=米飯は)べていない」と答えるようなやり方である。 共産党の小池晃参院議員が“この制度が通ったら4日間休ませれば、あとはずっと働かせることが、104日間を除けばずうっと働かせることができることになる。そういうことを法律上排除するしくみがある

    「ご飯論法」は安倍政権に共通する感覚では - 紙屋研究所
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2018/05/21
    "「確認」は個別…ではなく、一般的なルールの確認ということになっている。こんなことが許されたら、言葉の意味を一つひとつ吟味しないと、とんでもない言い抜けをされていることになる" →中世国家の最前線