他人と共有する「共有記憶」については数多くの研究が成されてきたが、その多くが「他の人と記憶を共有する事はマイナスにしかならず、単独で物事を記憶するよりも効率が悪い。」とされてきた。しかし、この多くの研究は「全くの他人」との共有記憶を研究したものばかりで、深い関係にある人物同士の共有記憶を研究したものはなかった。 今回、オーストラリア・マッコーリー大学のセラ・ハリス氏率いる研究チームは深い関係にあるカップルの共有記憶に関しての研究を行った。その結果、付き合いの長い、深い関係にあるカップルは、ともに記憶を共有する事で文章や文字を記憶するといった単純作業の効率・質が上がることが判明した。
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