life出産を前にし、いわゆる産休というものを取っている。まだ陣痛も始まっていないので、いわゆる家での「スタンバイ状態」。だからおのずと暇である。会社に行けば、それなりにやることもあるし、人とも会話できるので時間は過ぎていく。そういう生活に慣れていたから、在宅だと手持ち無沙汰になる。私のいない穴を埋めてくれるスタッフも増えて、もはやオフィスにいなくても大丈夫な状況になってしまった。子供が無事に生まれて退院したら、育児という仕事ができるので、今のような手持ち無沙汰が懐かしくなるのだろう。でも予想できるのは、ひとりで子育てをするという、これまでとは異なる自分の状況にきっと戸惑うだろうということ。オフィスで軽やかに仕事ができていた頃のことを恋しく思うのではないだろうか。しかし、失ったものや過去の状況を恋しく思う行為は安易にできてしまうもの。新しい命を授かって、今まさにこの世に迎えようとしている私