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ブックマーク / medt00lz.s59.xrea.com (13)

  • 出会いの効用 - レジデント初期研修用資料

    何かを探すのと、出会うのと、そこに到達する手段が異なると、自身が受ける影響もまた異なってくる。 偶然の出会いを期待するのに比べれば、探すやりかたは圧倒的に効率がいいけれど、ランダムな何かを摂取することは、効率以上に重要であることも多い。 屋さんの平積みは面白い インターネットでは、自分に興味のある何かを検索して、ほしい情報に到達する機会が多い。ネットを通じて何かを探索していると、好ましいもの、自分の文脈から見て違和感のないものはいくらでも手に入るのだけれど、これを繰り返していると、初めて読むのに「読む」というよりも「思い出す」ような印象を持つ文章ばかりが目に入るようになってしまう。 はてなブックマークや Tumblr は、自分の興味によらない、ランダムな読み物に行き当たる機会を提供してくれるけれど、文章は短くて、誰かの嗜好に合わせた情報が選りすぐられて提示されるから、やはりこう、効率がよ

    harupong
    harupong 2011/06/16
    "情報には、探索要素と出会い要素とがあって、本屋さんや図書館、あるいは近所を散歩することなどを通じたランダムさの摂取を怠ると、どこかで興味の幅を狭めてしまうような気がする。" 出会いの効用 - レジデント初期
  • いい道具のこと - レジデント初期研修用資料

    何かやりたいことがあって、それにふさわしい道具を探すのが正統なのだろうけれど、何か面白い道具を手に入れて、それを使ってみたいがために、何かをはじめるケースというのもけっこうあって、いい道具というものは、そうした人を動かす何かを持っているのだと思う。最近試しているものについて。 蛍光ペンを買った ステッドラーのテキストサーファーゲルという固体インク蛍光ペンを買った。感触が面白くて、線を引きたくて、積んでいた専門書を何冊か消化できた。 蛍光ペンはページの裏写りが好きになれなくて、昔はずっと、蛍光色鉛筆を使っていた。LYRA のFLUOLINER 99 という蛍光色鉛筆の使い勝手が気に入っていて、昔は東京に出るたびに伊藤屋でまとめ買いしていたんだのだけれど、生産が中止になったとかで、もう手に入らない。残っていた在庫を全部買ったから、まだ手元には10ぐらい残っているんだけれど、もうもったいなくて

    harupong
    harupong 2011/06/03
    使いやすいペンと書き心地のよいノートのおかげでメモ取るのが習慣になりつつある今日この頃。道具きっかけってありだと思う。 / いい道具のこと - レジデント初期研修用資料
  • 西原理恵子の言葉 - レジデント初期研修用資料

    西原理恵子の新刊 「この世で一番大事なカネの話」からの抜き書き。 努力のしかた 順位に目がくらんで、戦う相手を間違えちゃあ、いけない 目標は「トップになること」じゃない。これだけは譲れない、大切な目標を実現すること 肝心なのは、トップと自分の順位を比べて卑屈になることじゃない。最下位でも出来ることを探すこと。自分の得意なものと、限界点を知ること。やりたいこと、やれることの着地点を探すこと。最下位の人間には、最下位の戦いかたがある 「どうしたら夢が叶うか」って考えると、全部あきらめてしまいそうになる。「どうしたらそれで稼げるか」って考えれば、必ず、次の一手が見えてくる 「カネ」を失うことで見えてくるもの 銀玉親方に教わったのは、まず「負けてもちゃんと笑っていること」。これはギャンブルのマナーの、基中の基 ギャンブルでした失敗を、もし、どうにも笑えなくなったなら、それはもう、その人が受け止

    harupong
    harupong 2008/12/25
    『「カネ」が外の世界へ..』は勝間和代的な雰囲気ですね。『人が人であること』は読んでみたい。21世紀型子育ての形の一つなのかもしれない。自分の子どもにも、お金の話はきちっとしたいと思うし。
  • 道具としての読書 - レジデント初期研修用資料

    電子化された文章というのはやっぱりどこか読みずらい。 ちょっと調べるだけならともかく、何かを読んで自分の文章を書くだとか、 まとまった、記述された知識を吸収して、それを自分の仕事に生かすだとか、 得た情報を、道具として利用しようと思ったら、やっぱり製されたが欠かせない。 電子時代の読書のありかたと、抜き書きの効果について。 読書というコミュニケーション 手で持てること。書き込めること。ページを折れること。 パソコンには、製されたが持っている、こうした感覚要素がまだ足りない。 ディスプレイに映し出された文字を追っかけるだけの電子媒体と、を読むという 体験それ自体がイベントになる読書と、パソコンという道具が持つ「帯域」は、 昔ながらのに比べて、まだまだ狭い。 恐らくは人ととの間には、視覚を含めたいろんな感覚が動員される、一種のコミュニケーションが成立している。 は人に情報をもた

    harupong
    harupong 2008/10/21
    確かに、読後に残したいのが感想文なのか要約なのかで、本の読み方も大きく変わってくる気がする。要約したければ全文通し読みが必要だけど、感想文なら部分読み・拾い読みでも十分だもんな。
  • 戦争の心理学 - レジデント初期研修用資料

    戦争の心理学というの抜き書き。 書の目的は「裁くことでも非難することでもなく、ただ理解すること」。 「パンツを汚す」兵士は珍しくない 警察官や消防士として負傷者の救出に当たっている人は、負傷者の大小便失禁が珍しくないことを知っている 戦闘中の人間にも、大小便失禁は珍しくない。みんな面子にこだわるので、そうしたことは公然と認められず、失禁した兵士は、 自分がどこかおかしいのではないかと思ってしまう 激しい戦闘を体験した兵士のおよそ半分が尿を漏らしたと認め、四分の一近くが大便を漏らしたと認めている にもかかわらず、「パンツを汚した」兵士が出てくる戦争映画は、かつて作られたためしがない。典型的な兵士の姿は、だから嘘に基づいている スターリングラードの戦いから生還したロシアの兵士は、当時の平均年齢70歳に対して、皆40歳前後で死亡したのだという 「気のゆるみ」は正常な反応 ナポレオンは「もっと

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    harupong 2008/08/10
    『ミサイルや航空へ威力といった、長距離からの大火力は、相手に恐怖を与えることができない』核の抑止力と言われてもピンとこないのはそれの心理的効果が低いからかも
  • きれいの弊害 洗練の誤謬 - レジデント初期研修用資料

    医療みたいな不確定要素を相手にする業界は、「模範的な医師」を想定してはいけないのだと思う。 症例検討会のこと 研修医が患者さんを受け持って、必然と、偶然と、病棟でいろんなことが重なって手術になる。 珍しい病気だったり、病理学的に「きれいな」症例であったりしたら、そうした経過は症例検討会で 発表される。 主治医は患者さんの症状や経過、何を考え、どんな検査を行ったのかを報告して、外科医は手術所見を述べ、 病理の先生がたは、取り出された病巣を顕微鏡で検討して、そこに集まったみんなで、貴重な経験を分かちあう。 症例検討会には、「きれいにされた」経過が供覧される。 どこの病院も、現場はたいてい、混乱に次ぐ混乱。患者さんが入院したところで、 実際にその人に会えたのは当日の夜中だったり、後から考えれば最初にやっておくべきだった検査は、 それに気がついたときには、もう患者さんは手術室だったり。 自分たちだ

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    harupong 2008/07/29
    他人(医師本人ではない)とは言え、命がかかっている現場。ドロドロをドロドロとして教科書化しないのは、上の見栄か「若い世代が集まらなくなる」という思いからか。
  • 「大丈夫」の排出権取引をやらせてほしい - レジデント初期研修用資料

    今の時代、「大丈夫」という言葉は、腕を磨いて到達するものではなくて、「ここ」という領域を 切り取ってくるものになっている。 テレビに出てくる病院 TBS の医療番組をときどき見る。今時珍しい、医師を褒めちぎるスタンスの番組。 特集されるのは、たいていは個人の病院。あんまり聞いたことがない、主流と外れた治療を売りにしている。 誰でも聞いたことがあるような大きな病院で仕事をしていて、「普通の仕事を無難にこなしています」なんて 医師は、出てこない。 前半部分は医師の紹介。患者さんのためを思って、 要約の思いでこの治療に到達しただとか、休日は趣味に打ち込んで、患者さんのために自らリフレッシュする姿だとか。 休日に受け持ち患者さんトラブって、夜中呼ばれてそのまま泊まったり、「わざわざ東京から出てきました」なんて 遠縁の親戚がやってきて、「説明を求めます」なんて、日曜の夕方に、居丈高な身内の人を前に怖

  • 後期高齢者医療制度がよく分からない - レジデント初期研修用資料

    外来で使えるお金が、月に6000円までに制限されること。 患者さんを何もしないで看取った場合、国から2000円の「ご褒美」がもらえること。 入院した患者さんの扱いは、よく分からない。 後期高齢者医療制度が始まって1ヶ月が経ったけれど、現場の理解だって、まだこの程度。 これから起きる問題を見極めようにも、それ以前の混乱が大きすぎて、まだ外来には何も伝わらない。 現状 「75歳になった人は見殺しに」なんてメッセージが力強く伝わるこの制度は、 だから全然普及していない。 今はまだ移行期間だからなのか、患者さんは旧制度と新制度、どちらか一方を選択できて、 地元医師会も「もう少し様子を見ましょう」なんて、外来主治医制度に名乗りを上げていない。 ソフトウェアのアップグレードに似ている。「人柱」になる人達がまず試して、 その制度が「いい」ものなのかそうでないものなのか、見極めがつくまでは、 普通の人は怖

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    harupong 2008/05/01
    これを推進した自民党の一番の支持基盤は高齢者だと思ってた
  • 技術の未来互換性 - レジデント初期研修用資料

    今年発表されたマルチスライスCT は、一度に320枚の画像が切れるらしい。 1 回転 0.3秒。0.5mm スライスで320枚。 一度に得られる情報量をここまで多くできると、冠動脈をほとんど末梢に近いところまで、 かなり正確に撮影することができる。まだパンフレットの画像しか見たことがないけれど、 そろそろ当に「心カテの要らない」世界が見えてきた気がする。 10年前の夢 心臓は常に動いていて、冠動脈は太いところでも3mmぐらいしかない細い血管。 だからCT スキャンみたいなやりかたで冠動脈を撮影するのは難しくて、 当時の技術では夢のまた夢。CT が回転する間にも心臓はどんどん動いて、 「手ぶれ」を起こしたような、不鮮明な画像。 狭心症みたいな病変の診断は、「コンマミリ」を拡大して論じる世界だから、 解像度も全然足りなかった。 要求される技術水準が高すぎて、自分たちカテ屋は、放射線科医の夢を

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    harupong 2008/04/08
    未来互換性とイノベーションのジレンマの狭間にある最適解?時間軸で変わるからなぁ。ゲーム機にしても、一年前はWiiが圧倒的優位だったけど、BDの件もあって、最近はPS3もかなり盛り返してる印象。
  • 夢は描いた瞬間から陳腐化する - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります ニュース番組で、岐阜大学の救急医療情報共有支援システム「GEMSIS」が特集されていた。 「サンダーバード」に発想を得たプロジェクトで、数年がかりで取り組んでいて、 これが完成した暁には、救急医療の問題解決に役立つらしい。 開発するのに数千万円かかってて、完成にこぎつけるまであと5000万円、 数年後の普及を目指してて、各病院に設備を入れるのに、30億円かかるんだという。 報道されてたのと同じことやればいいなら、今すぐにでも無料でできるなと思った。 報道されてた機能 GEMSIS のネット情報は少なくて、全容はどうなっているのか分からない。 単なる情報共有のシステムなのか、それとも救急医のモチベーションを維持するための、 政治タームのお話まで

    harupong
    harupong 2008/03/21
    でも、描かない夢は具現化しない、というジレンマ。夢を持つ人、夢を書く人、夢を具現化する人が同一だとワークするのかも。プログラマはこれに当てはまる場合があるかもしれない。
  • 疲労する自意識がたどり着くところ - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります コミュニケーションが可視化する強度の話。 コンテンツ購入に付属する「自閉するコミュニケーション」の販売。 疲労した人たちに「多様な平等視点」を提供するサービスについて。来年はやりそうなものの続き。 コミュニケーションは強度をあらわにする 「プロフェッショナル仕事の流儀」をよく見てる。 司会者である茂木健一郎が、相当残念。 昔は、茂木のことを神だと思ってた。 もろくに読んでなかったけれど、言葉一つで新しい世界を切り開いた凄い人。 もじゃもじゃ髪のアイコンと、すばらしい経歴と。 「きっとこの人の言葉はありがたいんだ」。信仰してた。 テレビ番組での露出が増えるほどに、神様の「普通の人」っぷりが際立って、 最近はなんだか無残な気分。テレビメディアで

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    harupong 2008/01/04
    善悪、良し悪し関係なく、「強度」の強さが優位性の元となる、かぁ。出る杭が打たれない世の中になって、色んな方向へのとんがり(強度)が伸びていくとか。
  • 文章の空力特性 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 強度の高い文章発信に必要なダウンフォースの話。 空を飛ぶ小説のお話。 文章発信の力学とデザイン、あとは「かっこよさ」の感覚について。 「離陸」との戦い 「強度」を持たない文章は届かない。ところが配慮なしに強度ばっかり増した文章には、 必ずといっていいほど「上から目線」の匂いがついて、読者の共感を失ってしまう。 「強度」と「共感」とは、しばしばトレードオフの関係にある。 「上から目線」は、言葉に強度を持たせたときの宿命みたいなもので、 みんなたぶん、言葉の強度を高めながら、何とかして言葉が「離陸」しないよう、 文章構成とか言い回しとか、必死になって考える。 「離陸」との戦い。自動車競技で古くからある考えかた。 速度を競う自動車競技は、それが

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    harupong 2007/12/26
    独自空力パーツのダウンフォースで自分の文章が離陸しない(読者目線と乖離しない)ようにする、かぁ。自分の場合は、まずはダウンフォースが必要なくらい、スピードを出せるようになりたい。
  • 見えなかったものと見えてきたもの - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります サイトをはじめたのは2000年ごろ。Windows98 の時代。 動機は不純。 下級生にかわいい女の子がいたからだとか、同級生に対する自己顕示欲だとか。 はっきり「これ」というきっかけはなかったけれど、 少なくとも「みんなを啓蒙したい」だとか、「社会に何かを訴えたい」とか、 そんな高尚なものじゃなかった。 反響なんて全然来なくて、アクセスカウンターが回っていくのだけが楽しみだった始まりの頃。 アプリケーションはプラットフォームになる 2 ちゃんねる閉鎖騒動の頃、UNIX 板の人たちが大活躍して、プログラマの人たちが とてもかっこよく見えた。プログラムなんて全然分からなかったけれど、 プログラマの人たちが使う言葉とか、彼らが集う掲示板の雰囲気と

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    harupong 2007/12/11
    『プログラマの人達の会話とか、考えかたが面白くて、せめて彼らの振る舞いだけでも真似したかったから。』同じように感じて、非プログラマだけどViに悪戦苦闘中。コミュに属せば何か見えてくるかな。
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