ブックマーク / gendai.media (179)

  • 凶悪犯罪続発!アメリカを蝕む「非モテの過激化」という大問題(八田 真行) @gendai_biz

    アメリカで、「インセル」と呼ばれる一部の「非モテ」が過激化し、テロ事件を起こして社会問題となっている。興味深いのは、そんな彼らのなかにはトランプ支持者が多いということ。彼らのコンプレックスに満ちたメンタルや、「インセル 」という集団の由来を注意深く探っていくと、トランプを生んだアメリカという国の一側面が浮かび上がってくる。 続発する非モテたちの犯罪 今年の4月、カナダ・トロントの路上で、レンタカーが通行人に突っ込み、10名を殺害して多くに重軽傷を負わせるという事件が起こった。死者の多くは女性だった。 この種の攻撃からは、どうしてもイスラム過激派によるテロを想起してしまうわけだが、犯人は25歳のアレック・ミナッシアンという白人男性で、イスラム教との接点はおろか前科すらない人間だった。 しかし驚くべきことに、彼はある種の過激思想によって突き動かされた、まごうことなきテロリストだったのである。問

    凶悪犯罪続発!アメリカを蝕む「非モテの過激化」という大問題(八田 真行) @gendai_biz
  • 和田アキ子はなぜ紅白から落選したか? NHKが嫌がる「ある数字」(さやわか) @gendai_biz

    やっぱり和田アキ子は必要? 2016年の紅白歌合戦は、出演歌手の顔ぶれの変化が話題となった。 中でも大きく報じられたのは、和田アキ子が出場者の選にもれたことだ。一部では、NHK関係者からの伝聞として「色濃くなった世代交代の流れを支持する局内の声が強まり、出場見送りを決定」という理由が報道されている。 ただ、少々ひっかかる。 和田アキ子の最近のCDが売れていないという理由で、彼女のような歌手は、「世代交代」の対象になり得ると考える人もいるだろう。だが紅白歌合戦という番組は、別に旬の歌手ばかりが出場するものではない。他の出演歌手にもヒット曲のない人は、たくさんいる。 ではNHKは、何を根拠に「世代交代の流れ」と言っているのか? たとえば毎年の紅白で、和田アキ子が登場する場面で視聴率が取れていなかったのではないかと疑う人もいるかもしれない。しかし、それは正確でない。 低視聴率の人はいらない 20

    和田アキ子はなぜ紅白から落選したか? NHKが嫌がる「ある数字」(さやわか) @gendai_biz
  • クルーグマンが明かす「安倍首相が極秘会談で語ったこと」〜消費税10%にするのか、しないのか(週刊現代) @gendai_biz

    クルーグマンが明かす「安倍首相が極秘会談で語ったこと」〜消費税10%にするのか、しないのか 独占インタビュー 2014年11月に消費増税の延期という英断が下されたのは、その直前に行われた「安倍-クルーグマン会談」が決め手となった。当時と状況は似てきた。日の中枢の「腹の内」はもう決まっている。 首相官邸の4階で 私はこの3月22日、東京・永田町の首相官邸に出向き、ひとつの重要な会談に出席しました。 出席者は、安倍晋三総理をはじめ、麻生太郎財務大臣、黒田東彦日銀行総裁、石原伸晃経済再生担当相、菅義偉官房長官など、いずれも日の経済政策の責任者たちです。 会談場所は首相官邸4階の大会議室です。 「日はアベノミクスの政策について、忌憚のない御意見をいただきたい」 まず始めに安倍総理が挨拶をしました。 続いて私が自分の意見を10分ほどプレゼンテーションして、それをもとにみなでディスカッションを

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  • 息切れするネットメディア、真の勝者は結局「テレビ」だった!(マイケル・ウルフ) @gendai_biz

    文/マイケル・ウルフ 「いまはテレビの時代なんですよ!」 2015年6月、ルパート・マードックが息子のジェームスを21世紀フォックスの最高経営責任者(CEO)に任命した時に、当然の疑問が生まれた。 つまり、マードックの息子に生まれたということが最大の資質であるような男が、一体どうやってシリコンバレーの実力主義を生き抜くプログラマー起業家に太刀打ちできるのだろうか、という疑問だ。 私は数年前、ジェームスが父親のサテライト放送会社のBSkyBを経営していた時に行った辛辣なインタビューで、この落差を指摘したことがある。すると彼はマードック特有の口調でそれをあっさり切り捨てこう答えた。 「全然分かってないんじゃないかな。よく周りを見回してくださいよ。テレビの時代なんですよ!」 マードック一族は古い時代のメディアの遺物と信じ込んでいた私は、周りを見回してみた。すると確かに、インターネット時代である

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  • 大炎上イラスト集『そうだ難民しよう!』そのシンプルすぎる世界観が覆い隠したものとは?(辻田 真佐憲) @gendai_biz

    文/辻田真佐憲(文筆家、近現代史研究者) 炎上するイラスト集『そうだ難民しよう!』 シリア難民を揶揄するイラストをフェイスブック上に投稿し、世界的に大きな反響を巻き起こした漫画家はすみとしこの作品集が昨年12月に刊行された。『そうだ難民しよう! はすみとしこの世界』(青林堂)である。 表紙には、これ見よがしに、有名になった難民少女のイラストと、「そうだ難民しよう!」の大きな文字。なかを開くと、在日コリアン、韓国人の元慰安婦、シー・シェパード、SEALDs、有田芳生などを批判的に取り上げる21枚のカラーイラストが厚手の紙に印刷されている。 作者自身による詳細な解説が付されているのも特徴的だ。それによると、件の難民のイラストは「より豊かな暮らしを求めて欧州へ移動する『偽装難民』を揶揄した作品」であり、「『難民』の欲求のエスカレート」は「在日韓国人の優遇措置(在日特権)要求のエスカレート」と関連

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  • 待機児童が増えたのは「働く母」が増えたからじゃない! 白熱の質疑応答で暴かれた安倍総理の「ウソ」(古賀 茂明) @gendai_biz

    1月13日の衆議院予算委員会での山尾志桜里議員の質疑は、待機児童の増加原因について、安倍総理と国民の感覚のズレを根から切り崩す重要な指摘だった。果たしてどんなズレがあるのか、その質疑内容を振り返りながら、待機児童についての政府の認識、またマスコミや一般国民の大きな思い違いについてを改めて見直していく。 * * * 久々に聞き応えのある質疑があった。野党がしっかりした質問をすれば、こんなに安倍総理を追い詰めることができるということを見せつけた。 しかも、単なる言葉の問題ではなく、待機児童に関する政府全体としての認識に問題があり、マスコミや一般国民も大きな思い違いをさせられていたということを明らかにするとても面白い質疑だった。 ニュースでも取り上げられたが、ごく一部だけしか伝えられていないので、今回は、少し長めに引用したい。これも、皆さんが、国会中継を見ているつもりで読んでいただけたらと思う

    待機児童が増えたのは「働く母」が増えたからじゃない! 白熱の質疑応答で暴かれた安倍総理の「ウソ」(古賀 茂明) @gendai_biz
  • 日本陸軍の腐ったリンゴ~エリート参謀、辻政信「悪魔の正体」(魚住 昭) @gendai_biz

    ▼日軍に漂っていた「狂気」の正体 ~悪魔のエリート参謀・辻政信が地獄に引きずり込んだ 誰も辻には逆らえない 半藤一利さんが「絶対悪」と評した元陸軍参謀・辻政信の話をつづけたい。私が会った、ある元参謀はこう語っていた。 「辻さんは強いですよ。徹底的に言うから。ちょっとでも消極的なことを誰か言うと、どやし上げるから辻さんの前ではみんなまともにものを言わない。軍司令官だって師団長だってみんな黙ってます。すると(軍の方針が)辻さんの言う通りにだんだんなっていくんですよ」 その典型例を挙げよう。1939年のノモンハン事件(モンゴルと満州の国境で起きた日軍とソ連軍の衝突)である。 このとき辻は関東軍(=満州占領軍)司令部の参謀だった。肩書の上では中堅の少佐にすぎない。が、彼の強気一辺倒の議論は関東軍を引きずり、国境紛争を一気に拡大させた。 事件の最中に関東軍司令部に急行したモスクワ駐在武官の大佐・

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  • 日本軍の「虐殺者」はこうして生まれた〜悪魔のエリート参謀・辻政信と皇族の関係(魚住 昭) @gendai_biz

    辻流の「鍛錬」理論 比類のない残忍さと道義性をあわせもつ辻政信のような「怪物参謀」が、なぜ、昭和の陸軍に生まれたのだろうか。その辻をもう少し追ってみたい。 私の胸には「辻は美しい理念の虜になったからこそ、あれほど残忍になったのでは」という思いがあるのだが、いきなり言うと混乱を招くから、たわ言だと思って聞き流してほしい。 さて、今回は、戦時中の辻と交流のあった皇族に登場してもらおう。 今月、100歳の誕生日を迎えた三笠宮崇仁親王だ。三笠宮は昭和天皇の末弟ながら「戦時中から反ナショナリズムの信念を持ちつづけていた稀有の人」(友人の色川大吉・東経大名誉教授の言葉)である。 満州事変の翌年の1932年、学習院中等科を出て陸軍士官学校予科に入った。当時、三笠宮は日軍の戦争を「聖戦」だと信じて疑わなかった。だが、'43年1月、支那派遣軍参謀として南京に行き、そこで日軍の残虐行為を目の当たりにした。

    日本軍の「虐殺者」はこうして生まれた〜悪魔のエリート参謀・辻政信と皇族の関係(魚住 昭) @gendai_biz
  • 日本軍に漂っていた「狂気」の正体~悪魔のエリート参謀・辻政信が地獄に引きずり込んだ(魚住 昭) @gendai_biz

    軍のなかの腐ったリンゴ このところずっと船戸与一さんの『満州国演義』や辺見庸さんの『1★9★3★7』を読んでいたせいだろうか。先の戦争のことが妙に気にかかる。 前にふれたが、私は20年前、太平洋戦争に至る経緯を調べたことがある。陸軍の元エリート参謀たちに話を聞いて回った。そのとき痛感したのは、軍隊とは、正気と狂気の間をさまよう集団だということだった。 もし彼らが正気を保っていたら、あんなに広大な中国を制圧しようとしたり、圧倒的な国力の米国に戦いを挑んだりしただろうか。狂気が軍隊を覆っていたからこそ、日は無謀な戦争に突き進んだのだろう。 問題は何が軍隊を狂わせたのか、である。それがはなはだ莫としていて、つかみどころがない。日には、ナチスドイツの反ユダヤ主義のような明確な意志もなければ、ヒトラーのような独裁者も見当たらない。 満州事変―日中戦争の勃発―太平洋戦争へと戦線が拡大していく過程の

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  • 「差別」「排斥」はニッポンの娯楽になってしまったのか?(安田 浩一)

    ネトウヨが活動家へ――。差別的な言葉を使って街宣活動を行う、日最大の市民保守団体である「在特会(在日特権を許さない市民の会)」が2007年に設立された。彼らは何に魅せられ、在日コリアンの特権廃止、さらには怨嗟と憎悪のレイシズムに走るのか? 講談社ノンフィクションを受賞した『ネットと愛国』のなかで明らかになった「ヘイトスピーチ」の問題。在特会会員の素顔と音に迫る。(前回の記事はこちら http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46404) ネトウヨの目的とは? 結局、ネトウヨと呼ばれる人たちは何をしたいのでしょうか――。 単行刊行から3年半が経過したいまも、私と同じくマスメディアに属する者たちから、こうした質問を受ける機会は多い。もちろん、できる限り誠実に答えたいとは思っている。 騒ぎたいだけ。目立ちたいだけ。仲間を見つけたいだけ。差別が娯楽になっている。

    「差別」「排斥」はニッポンの娯楽になってしまったのか?(安田 浩一)
  • ごく普通の若者がなぜ「レイシスト」に豹変するのか?(安田 浩一)

    ネトウヨが活動家へ――。差別的な言葉を使って街宣活動を行う、日最大の市民保守団体である「在特会(在日特権を許さない市民の会)」が2007年に設立された。彼らは何に魅せられ、在日コリアンの特権廃止、さらには怨嗟と憎悪のレイシズムに走るのか? 講談社ノンフィクションを受賞した『ネットと愛国』のなかで明らかになった「ヘイトスピーチ」の問題。在特会会員の素顔と音に迫る。 東大院卒のエリート副会長 2011年2月26日。在特会は東京・代々木公園の一角で「朝鮮総連と朝鮮学校の解体」を訴える街頭宣伝をおこなった。同日、公園内では朝鮮総連をはじめとする組織が、学校無償化を訴える集会を開催していた。これに対抗するための、いわゆる"カウンター街宣"である。 このとき私が最も興味を感じたのは、在特会副会長・八木康洋のアジ(アジテーション)演説だった。日の丸の鉢巻きをした八木は、苛立ったような表情を浮かべてマ

    ごく普通の若者がなぜ「レイシスト」に豹変するのか?(安田 浩一)
  • 時給1400円まで「最低賃金」を引き上げるべきだ! それでも雇用は悪化しない(アラン・クルーガー) @gendai_biz

    時給1400円まで「最低賃金」を引き上げるべきだ! それでも雇用は悪化しない 米経済学界の天才が「常識」をひっくり返す 文/アラン・クルーガー(プリンストン大学教授) NY州の最低賃金を時給1800円に! 米連邦が定めた最低賃金は、2009年以来、時給7.5ドルのままだ。こうした状況に対し、議会は行動を起こすことを拒否している。 しかし民主党の政治家たちは、最初は時給10.10ドル、次に12ドル、そして今は15ドルと徐々に目標額を上げ、入札合戦さながらの様相で最低賃金上昇の提案をしている。 調査が示唆するところによると、最低賃金を時給12ドルに設定した場合は、低賃金労働者にとりマイナスよりプラス面が多いが、国としての最低賃金を時給15ドルにすると、それは我々にとって未知の世界となり、望ましくないリスクや意図せぬ結果をもたらしかねない。 米議会が最低賃金の引き上げを遅らせている場合、通常、州

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  • 「ありえない、いらない、ウケない」は大歓迎――星野リゾート、反対を“快感”に変える「独自スタンス」

    「ありえない、いらない、ウケない」は大歓迎――星野リゾート、反対を“快感”に変える「独自スタンス」 Tweet 2015.11.6 FRI 国内外の旅館やリゾートに新しいコンセプトで切り込む星野リゾート。ラグジュアリーホテル「星のや」、上質な温泉旅館「界」、西洋型リゾート「リゾナーレ」など明確なコンセプトや哲学のもとに体験やサービスを提供する企業のあり方は新しいメディアとして捉えることができないかと考えた。 「星野リゾートをメディアという視点で見たことはなかった」 これが星野佳路社長の返答だった。 それでも、あらゆるものがメディアになり、日常に溶け込む時代。星野社長に「メディア化する企業」としての星野リゾートの姿を語ってもらううちに、話はソーシャルメディア活用にまで及んだ。 音、むき出し、わがまま――。そんな世界にいいね!が集まるフェイスブックはとても心地よいのだという。星野さんはいった

    「ありえない、いらない、ウケない」は大歓迎――星野リゾート、反対を“快感”に変える「独自スタンス」
  • ディープラーニングはどのようにして生まれたのか? 低予算で自主的な研究グループによって育まれた世界最先端のAI技術(小林 雅一) @gendai_biz

    ディープラーニングはどのようにして生まれたのか? 低予算で自主的な研究グループによって育まれた世界最先端のAI技術 自動運転車やディープラーニングなど、第3次AIブームが世界的に勢いを増している。これら人工知能はどう実現され、そして世に出てきたのか? 今回のコラムではその開発から商用化へと至る経緯を詳しく紹介したい。 その理由は今後、日でもディープラーニングのように画期的なAI技術を官民あげて自主開発しようとする動きが起きる公算が高く、その際の参考材料として欲しいからだ。 学際的な研究グループの結成 現在、日でもブームを巻き起こしている「ディープラーニング」あるいは「ディープ・ニューラルネット」などと呼ばれる先端技術は、伝統的なAI人工知能)である「ニューラルネット」の最新モデルだ。 1950年代に米国で研究開発が始まったニューラルネットは、「人間の脳の仕組みを(極めて単純化した形で

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    hasetaq
    hasetaq 2015/10/13
    まあ「本物の研究者」とか「真の科学者」やらが事前にわかったら苦労はないですがね
  • 欧州の「全脳シミュレーション計画」が広げた大風呂敷と、その誤算~スパコンによる再現はやはり不可能なのか(小林 雅一) @gendai_biz

    欧州の「全脳シミュレーション計画」が広げた大風呂敷と、その誤算 ~スパコンによる再現はやはり不可能なのか 人間の脳の全容を解明し、それをスパコン上で再現(シミュレート)しようとする欧州の「ヒューマン・ブレイン・プロジェクト」が暗礁に乗り上げている。 ●"Why the Human Brain Project Went Wrong--and How to Fix It" SCIENTIFIC AMERICAN, Sep 15, 2015 この巨大プロジェクトの目的は「認知症」など神経疾患の治療法をはじめ、強力なAI人工知能)や、脳型プロセッサーを搭載した次世代ロボットなど超先端技術を開発することだ。 しかし総額12億ユーロ(約1,800億円)もの巨額予算を受けながら、ヒューマン・ブレイン・プロジェクトは「その開始から2年が経っても、ほとんど何の成果もあげていない」として厳しい批判に晒されて

    欧州の「全脳シミュレーション計画」が広げた大風呂敷と、その誤算~スパコンによる再現はやはり不可能なのか(小林 雅一) @gendai_biz
    hasetaq
    hasetaq 2015/10/10
    また精神分析が勝ってしまったか...
  • アメリカで電子書籍の売上が大失速!やっぱり本は紙で読む?(アレクサンドラ・オルター) @gendai_biz

    文/アレクサンドラ・オルター 電子書籍の売上が急に鈍化した 5年前、紙のの将来が読めないことで出版界全体がパニックに陥った。 読者が新しい電子デバイスに移行するのに伴い電子書籍の売上は急増し、2008年から2010年の間に1,260%も上昇した。それは書店に対し、棚を物色中の客は後でオンラインで購入するを見つけるために店舗を使っているのだとの警告を発することになった。 紙のの売上は落ち、書店は営業を維持するのが困難になった。そして出版社と著者たちは、紙のより安い電子書籍が自分たちのビジネスで共い状態になることを恐れた。 そして、2011年にボーダーズ社が倒産宣言した時、業界が恐れたことは現実となった。 出版業界の動向を追っている非営利調査グループ「書籍業界研究グループ」の元事務局長であるレン・ヴラホスは、「電子書籍は、まっしぐらに空に向かう宇宙船でした。そしてほとんどの人が、我々

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  • ノーベル経済学賞・クルーグマン「統一通貨ユーロの失敗は必然だ!」(ポール・クルーグマン) @gendai_biz

    ノーベル経済学賞・クルーグマン「統一通貨ユーロの失敗は必然だ!」 現実を直視しないヨーロッパの「独善性」を一刀両断 文/ポール・クルーグマン ユーロの危機は前もって予測されていた ヨーロッパからのニュースにはやや落ち着きが見られるものの、基的には相変わらずひどい状況だ。 ギリシャは、大恐慌よりさらに深刻なスランプに陥っており、回復の希望は全く見いだせない。経済がようやく上向きになってきたスペインは、成功談として称賛されているが、失業率は相変わらず22%だ。 さらに、ヨーロッパ大陸北部は、弧を描く形の経済低迷地帯となっている。フィンランドは南ヨーロッパと匹敵するくらい不景気だし、デンマークとオランダの経済も最悪な状態だ。 なぜ、こんな悲惨な状態になってしまったのだろうか――。独善的な政治家たちが計算と歴史の教訓を無視すると、こういうことが起こる、というのがその答えだ。 ギリシャや他の国の左

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  • ノーベル賞経済学者・クルーグマン「中国崩壊と世界同時不況 私はこう見ている」(週刊現代) @gendai_biz

    ノーベル賞経済学者・クルーグマン「中国崩壊と世界同時不況 私はこう見ている」 チャイナ・ショック! 世界経済の「明日」を読む【第1部】 世界第2位の経済大国・中国で、株価が暴落した。その巨大なくしゃみによって、日米欧で同時に株安が進行。「世界不況」への門が、不気味な音を立てて開き始めた。混迷の時代がまた始まるのか。 失速と崩壊はまだこれから 「チャイナ・ショック」以外の何物でもない株の急落だった。昨年末から上昇し始めた上海株式市場の総合指数は、6月、5000ポイントの大台に乗せていたが、8月末、一気に下落。25日には、節目の3000を一時割り込み、ピークから4割超下げた。中国バブルは完全に弾け、崩壊した。 日でも、8月半ばには2万1000円近くまで値を上げていた日経平均が、8月25日、半年ぶりに、1万8000円を割り込んだ。大損を出す投資家が続出。市場は阿鼻叫喚の地獄と化した。 各国で懸

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  • 米軍から見た帝国陸軍末期の姿〜本当に天皇や靖国のために戦っていたのか?(一ノ瀬 俊也)

    「規律は良好」「準備された防御体制下では死ぬまで戦う」「射撃下手」「予想外の事態が起きるとパニックに」……あの戦争の最中、米軍は日兵について詳細な報告書を残していた。”敵”という他者の視点から、日人には見えない問題をえぐった話題の書、一ノ瀬俊也『日軍と日兵 米軍報告書は語る』より「第二章 日兵の精神」を特別公開します(全3回)。 日兵の戦争観 対米戦争についてどう考えたか この章では、米軍のみた日陸軍兵士(捕虜となった者も含む)の精神や意識のかたちについて、士気や死生観、そして性の問題にも注目しつつ考えていきたい。兵士たちはこの対米戦争の行く末をどう考えていたのだろうか。 先にとりあげた元捕虜の米軍軍曹(*)は、IB(**)1945年1月号「日のG.I.」で日兵たちの言動を次のように回想している。 *この軍曹は日軍の捕虜になり、戦争中に解放された。1年以上共に暮らした日

    米軍から見た帝国陸軍末期の姿〜本当に天皇や靖国のために戦っていたのか?(一ノ瀬 俊也)
  • イスラム国「建国」から1年〜非日常が日常化したこの脅威はいつまで続くのか(菅原 出)

    「イスラム国」は今年6月、建国1年を迎えた。「建国1年」で活動を活発化させるISの狙い、そして「敵」と名指しされた日人の自衛策を、危機管理のエキスパートとして中東のイスラム過激派の動向にも詳しく、先日『「イスラム国」と「恐怖の輸出」』を刊行したばかりの管原出氏に訊いた。 「イスラム国」の中心になっているのは誰か? Q:菅原さんの新刊『「イスラム国」と「恐怖の輸出」』が発売される直前の6月末、フランス、チュニジア、クウェートで「イスラム国」、およびそのシンパによるものと思われるテロが相次ぎました。アメリカでも、テロやテロ未遂事件が連日のように報じられています。イスラム国は再び、活動を活発化させているのでしょうか。 菅原 この時期にテロが起きることは、ある程度予想していました。 1年前の6月29日は、「イスラム国」が自らの建国を宣言した日です。1周年のタイミングで、自分たちの存在感を世界に示

    イスラム国「建国」から1年〜非日常が日常化したこの脅威はいつまで続くのか(菅原 出)