田坂, 憲二, 1952- || タサカ, ケンジ氏の、 「菊池信義と神奈川近代文学館」『日本古書通信』79(10)=(1023)p.4-6(2014.10) を読んだ。この記事は前半、標記文学館(以下、カナ文とする)で開かれた「装丁=菊池信義とある「著者50人の本」展」の感想なんだけど、2つオモシロいことが書いてあったのでメモ。 古本の保存には北海道がよい? 日本の古本屋を通じて古本を買った際、田坂氏が感じたことには「北海道の古書店はどんな本でも丁寧に保存している」ということと、かつて古本をたくさん見た際に「北海道の古書店から購入したものが圧倒的に保存がよかった」とも。 これは、北海道の気候と外地的性格によるものではなかろうか。 先月の札幌古本行脚にて、たしかにそのやうな感触をもったことである。 装丁家から本を見つけるには 著者や編者からなら、OPACやらで引けるが、装丁者から引ける書誌