食品標準成分表2010が発表という記事を先日書きました。 その中で注目すべき点は、新たに5種類の栄養素の成分値が収載されるようになったことだと思います。とらねこ日誌ではこの新しく収載される栄養素を簡単(難しい事は注釈につめこんでおきます)に紹介してみようと思います。今回はその中からビオチンを採り上げます。 ■ビタミンです ビオチンは水溶性ビタミンの一種で、ビタミンB群に分類されます。ビタミンB7とも呼ばれたりします。ビタミンは自分の体では合成することの出来ない、あるいは十分量をまかなう事ができないので食物から補う事が必要になります。ビオチンも当然、食物からの摂取が必要なのですが、腸内細菌が合成してくれる事と、普通に食事をしていれば十分量*1を確保できる事から滅多に不足することがありません。なので、成分表への記載も後回しになっちゃったのでしょうね。 さて、このビオチンはアミノ酸の代謝や脂肪酸