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新しい小規模出版のかたち ── 現在日本では、特に学生の間で人文的教養を求める風潮が減退して、文化・芸術・思想を扱う出版事業がたいへん困難な状況に直面しています。そもそも「文章とイメージを流通させる」という機能は、もはや出版物というパッケージの輪郭を必要とせず、ウェブ上で随時生成するあり方へと不可逆的に置き換えられつつあるようにも思われます。しかし一方では、電子出版の一般化や出版技術のパーソナル化を背景に、少人数による機動力を発揮した意欲的な出版事業者が出現するといった新たな動きも見られます。以上のような状況をめぐって、出版の最前線で活躍される皆様のご意見を伺えれば幸いです。まずは自己紹介をお願いします。 木村:アルテスパブリッシングの木村です。私は音楽之友社という音楽の専門出版社に19年間おりまして、同僚の鈴木茂と2007年にアルテスパブリッシングを立ち上げました。そこから丸8年になりま
ビジネスとアートは同じもの? 「違います」と答えるのは簡単だが、ちょっと立ち止まり考えてみよう。舞い降りたインスピレーションからビジョンを練り、「やらずにはいられない」想いを人々に届けるその道筋は、どちらの世界にも大切なもの。さらに時代は今、両者をかつてない形で接近させている? そこで、スープストックトーキョーなどを生み出した起業家でありながら、アーティストとしての個展歴もある遠山正道(スマイルズ)、初音ミク主演のオペラ公演『THE END』プロデュースなどで知られる東市篤憲(A4A)の両氏を迎え、このテーマについて語り合ってもらった。 ちなみに二人は、exonemo、川村真司(PARTY)+magma、西島大介、秋山具義など、ジャンルを超えた18組のクリエイターが「青リンゴ」をテーマに作品制作、展示するKIRIN Hard Cidre(キリン ハードシードル)『Green Apple M
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